20 / 102
斎藤 みわ Saito Miwa 進路相談
第1話
しおりを挟む
私の名前は斎藤みわ。
私はある先生に恋をしています。
高宮恭輔先生です。
私は文系なのに国語が苦手ということで、国語の先生、高宮先生に進路の相談をしていくうちに好きになってしまったんです。
そして、私、なんと、昨日、
『先生、好き』
『僕も好きだよ?』
『違いますっ、そういう好きじゃないっ』
『斎藤?』
『私、先生のことが、恋愛対象として、好きなんです』
って、いっちゃったーーーーっ!!
どうしよう!私のバカっ!
これから進路相談しにくくなっちゃうじゃないっ!
はあ、どうしよう、添削の課題出さなきゃいけないのに。
「高宮先生っ!真由華ね、単語テストで満点だったのっ」
わっ!あの声は湊真由華ちゃん。ぶりっ子で有名な子。
高宮先生イケメンだからよくからまれてるんだよね・・・。
「そうかそうか、よくやったな」
「ありがとうございますっ」
「あの、高宮先生?」
「お、どうした、福島?」
「課題、忘れてきちゃいました」
真由華ちゃんのラブラブ攻撃を凛花ちゃんが止めてくれる。福島凛花ちゃんは私のお友達で、私の恋を応援してくれている唯一の人。
「珍しいなぁ、明日まで見逃してやるから」
「やった!!」
そしてすぐに私の元に駆け寄ってくれる。
「みわちゃん、大丈夫?」
「大丈夫!凛花ちゃんが割り込んでくれたから」
「もー!なんなんだろう、真由華ちゃん」
そんな凛花ちゃんにもまだ、告白してしまったことは言えていない。
「みわちゃんものんびりしてると真由華ちゃんに取られちゃうぞっ!」
「うっ、うー」
私だって、頑張ってるもんっ!
そうこう凛花ちゃんと話していると高宮先生がこちらへ来た。
すれ違いざまに紙切れを渡される。
凛花ちゃんは、気づいてないのかな?
『今日の放課後、課題を持って資料室』
わざわざこんな風にしてくるなんて珍しいなぁ。
やっぱり私が昨日、好きって言っちゃったから話しにくいのかな。
「凛花ちゃん、今日も先帰ってもらっても、いい?」
「もちのろん!私はてっちゃんとあっくんと帰るから!」
てっちゃんとあっくんというのは凛花ちゃんの幼馴染。
最近私が放課後、高宮先生のところに行くことが多いので、凛花ちゃんはその2人と帰っているみたい。
2人がいてくれるおかげで、私も遠慮せずに遅くまで残ることができる。
「先生と、うまくやりなよっ?」
本当、凛花ちゃんは優しいなあ。
私はある先生に恋をしています。
高宮恭輔先生です。
私は文系なのに国語が苦手ということで、国語の先生、高宮先生に進路の相談をしていくうちに好きになってしまったんです。
そして、私、なんと、昨日、
『先生、好き』
『僕も好きだよ?』
『違いますっ、そういう好きじゃないっ』
『斎藤?』
『私、先生のことが、恋愛対象として、好きなんです』
って、いっちゃったーーーーっ!!
どうしよう!私のバカっ!
これから進路相談しにくくなっちゃうじゃないっ!
はあ、どうしよう、添削の課題出さなきゃいけないのに。
「高宮先生っ!真由華ね、単語テストで満点だったのっ」
わっ!あの声は湊真由華ちゃん。ぶりっ子で有名な子。
高宮先生イケメンだからよくからまれてるんだよね・・・。
「そうかそうか、よくやったな」
「ありがとうございますっ」
「あの、高宮先生?」
「お、どうした、福島?」
「課題、忘れてきちゃいました」
真由華ちゃんのラブラブ攻撃を凛花ちゃんが止めてくれる。福島凛花ちゃんは私のお友達で、私の恋を応援してくれている唯一の人。
「珍しいなぁ、明日まで見逃してやるから」
「やった!!」
そしてすぐに私の元に駆け寄ってくれる。
「みわちゃん、大丈夫?」
「大丈夫!凛花ちゃんが割り込んでくれたから」
「もー!なんなんだろう、真由華ちゃん」
そんな凛花ちゃんにもまだ、告白してしまったことは言えていない。
「みわちゃんものんびりしてると真由華ちゃんに取られちゃうぞっ!」
「うっ、うー」
私だって、頑張ってるもんっ!
そうこう凛花ちゃんと話していると高宮先生がこちらへ来た。
すれ違いざまに紙切れを渡される。
凛花ちゃんは、気づいてないのかな?
『今日の放課後、課題を持って資料室』
わざわざこんな風にしてくるなんて珍しいなぁ。
やっぱり私が昨日、好きって言っちゃったから話しにくいのかな。
「凛花ちゃん、今日も先帰ってもらっても、いい?」
「もちのろん!私はてっちゃんとあっくんと帰るから!」
てっちゃんとあっくんというのは凛花ちゃんの幼馴染。
最近私が放課後、高宮先生のところに行くことが多いので、凛花ちゃんはその2人と帰っているみたい。
2人がいてくれるおかげで、私も遠慮せずに遅くまで残ることができる。
「先生と、うまくやりなよっ?」
本当、凛花ちゃんは優しいなあ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる