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成田 ひびき Narita Hibiki 武士道極め隊一号
第1話
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「めぇーーーーん!」
「こてめぇーーーーーーん!!」
ピピーー
「はぁ、きっつー・・・」
「何だらけてんだよ、ひびき」
「だらけてない!」
私は成田ひびき。高校2年生。剣道三段。まあ一応最短コースで取得した。
この横にいるのは大学2年の幼馴染、上村昴(うえむらすばる)。剣道四段。
私は絶対に昴くんと同じ大学に入って、試合したいと思っている。
ここは地域の剣道場。でも人があまり入らなくて、近々柔道場になっちゃうらしい。小さな時からずっとここで頑張ってきたのに・・・。
剣道を始めたきっかけは昴くんが始めたから。私はさみしくて、すぐに追っかけた。
最初のうちはあまり差はなくて、ずっと勝負できてたけど、だんだん昴くんが大きくなるにつれて、私は練習相手として釣り合うような存在から遠くなっていった。
「昴くん、強すぎー」
「ひびきが弱すぎるだけだって!」
そういって頭をぽん、と軽く叩かれる。
「今日はおしまい、だな」
「うん、そうだね」
「いつの間にか2人だけになっちゃったな」
「うん・・・」
いつもがらんとしている道場が、2人だとより一層さみしくて、悲しい。
「なんか今日は帰りたくないなあ」
「ひびき、そういうことは簡単に言うもんじゃないよ」
「え、なんで??」
「~~っ、あーも、とにかく、帰るぞ」
私は帰りたくなくて、竹刀を手に取った。
「ちょっとだけ!」
「はあ・・・じゃあ素振りだけなら付き合ってやるよ」
なんだかんだ言っていっつも昴くんは付き合ってくれるんだよね。
「ありがとう!」
2人で並んで竹刀を振る。
「いち、に、さん、しっ」
「腕伸ばせ!」
「はいっ!」
「こてめぇーーーーーーん!!」
ピピーー
「はぁ、きっつー・・・」
「何だらけてんだよ、ひびき」
「だらけてない!」
私は成田ひびき。高校2年生。剣道三段。まあ一応最短コースで取得した。
この横にいるのは大学2年の幼馴染、上村昴(うえむらすばる)。剣道四段。
私は絶対に昴くんと同じ大学に入って、試合したいと思っている。
ここは地域の剣道場。でも人があまり入らなくて、近々柔道場になっちゃうらしい。小さな時からずっとここで頑張ってきたのに・・・。
剣道を始めたきっかけは昴くんが始めたから。私はさみしくて、すぐに追っかけた。
最初のうちはあまり差はなくて、ずっと勝負できてたけど、だんだん昴くんが大きくなるにつれて、私は練習相手として釣り合うような存在から遠くなっていった。
「昴くん、強すぎー」
「ひびきが弱すぎるだけだって!」
そういって頭をぽん、と軽く叩かれる。
「今日はおしまい、だな」
「うん、そうだね」
「いつの間にか2人だけになっちゃったな」
「うん・・・」
いつもがらんとしている道場が、2人だとより一層さみしくて、悲しい。
「なんか今日は帰りたくないなあ」
「ひびき、そういうことは簡単に言うもんじゃないよ」
「え、なんで??」
「~~っ、あーも、とにかく、帰るぞ」
私は帰りたくなくて、竹刀を手に取った。
「ちょっとだけ!」
「はあ・・・じゃあ素振りだけなら付き合ってやるよ」
なんだかんだ言っていっつも昴くんは付き合ってくれるんだよね。
「ありがとう!」
2人で並んで竹刀を振る。
「いち、に、さん、しっ」
「腕伸ばせ!」
「はいっ!」
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