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ひのま

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沓澤 萌奈美 Kutsuzawa Monami 究極のひとりえっち

第1話

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「だからここは、こうなって…」

 ああ、高宮先生…
 今日もかっこいいな…

「ふぅ、あっついなあ、今日は」

 腕まくりをして、唇に手を添える。
 長い指が、唇から離れて、額の汗を拭う。
 そして、その長い指は…


『なあ、ここ、いれていい?』
『先生、だめっ』
『だめじゃないだろ?ほら、濡れてる』
『やっ』
『何にもする前からここ、こんなに濡らして。
 だらしないおまんこだな?』
『あっ、あっ!!』
『まだ軽くいじっただけなのに、もうイっちゃいそうな顔してる』
『き、きもちよくて、わたし、もう、あっ!!!』


 びくんっ

 自分の体が小刻みに震える。
 また、イってしまった。
 授業中なのに、ひとりで、して。
 先生をおかずにして、イっちゃった。
 私は沓澤萌奈美(くつざわもなみ)。
 先生のことが好きです。
 というか厳密に言うと、イケメンでメガネでスーツを着てる人が好き。
 だから、先生は私の直球ストライク。
 見た目が私のタイプなら、それだけでイケる。
 私はいつからかこんな体質になってしまっていた。
 ひとりえっちをし始めた頃から、自分が得た感覚を妄想で膨らませてイクことができた。
 それが今ではこんなことになってしまっている。
 自分でもおかしいと思う。わかっている。
 だけど、イケメンでメガネでスーツを着ているだけで興奮してしまう。
 そして、その人にイかせられる妄想で、本当にイってしまう。
 要は手を使わずに、妄想で授業中に果てちゃうってこと。
 はあ、またパンツ替えなくちゃ…
 いつもこうなるとわかっているから、高宮先生の授業の時は替えのパンツを持ってくることにしていた。



「萌奈美!聞いた?」
「何を?」
「次の時間、イケメンの教育実習生らしいよ?」
「え、まじで?」

 お昼休み中、友人の福島舞音(ふくしままきね)と話す。もちろん、舞音は私が授業中にこんなことをしているだなんて知らない。

「萌奈美のタイプかーもよ?」
「えー、舞音のタイプかもしんないじゃん」

 舞音のタイプ、それは童顔で背は低めな人。
 私とあまり合うときはない、けど……

 今回は違った。


 ガラララ

「今日から1ヶ月、お世話になります、柳沼秀(やぎぬましゅう)です。よろしくお願いします」

 童顔で少し背は低め、だけどイケメンだし、メガネだし、スーツ。
 なんだか新しいジャンルの人だ。
 私は思わず、ごく、と唾を飲んだ。
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