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第二章
垣間見える恋心
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美奈子達が帰った後、貰ったお菓子を抱えて部屋の中にいた諒太と智也に声をかける。
「一人じゃ食べきれないから一緒に食べよ」
自分のベッドの上に貰ったお菓子を広げる。
チョコレート、ポテチ、グミ、ガムなどいろんなものがたくさん入っていた。
その中でひと際異彩を放っていたのは・・・。
「なんだこれ」
そう言いながら智也がスティック状のものをつまみ上げる。
粉末こぶ茶だ。
「美奈子ちゃんこぶ茶好きだから多分持って来てたんだろうね。飲む?」
いらないという答えはなんとなくわかっていたが一応聞く。
「いや俺はいらない」
「俺も大丈夫だ」
やっぱり。
「あっそ」
そう言って俺は部屋に用意されていた湯飲みとポットを使い、こぶ茶を作った。
湯気が立つこぶ茶をゆっくりとすする。
・・・結構いけるかもしれない。
すると、コンコンとノックが聞こえ、ドアが開いた。
潤だ。
寝具の申請が終わったらしい。
「おかえり。どうだった?」
潤に聞く。
「無事終わったよ。・・・加藤くん、三宅くん、申し訳ないけどお願いしてもいいかな?」
そう言いながら申し訳なさそうに2人に頼んでいる。
「わかった」
「任せとけ」
2人はそう言いながら立ち上がり、部屋を出て行った。
潤は少し元気がなさそうに見えた。
「顔色悪そうだけど大丈夫?」
潤に声をかけるが返事がない。
ずっとドアの方を見たままで俺の声が届いてないようだ。
「潤?」
肩を揺さぶる。
「・・・あっ、ごめん。ぼーっとしてた」
そう言っていつもの笑顔に戻る潤。
俺の考えすぎだろうか。
「ねえ、このお菓子どうしたの?」
ベッドの上に広げていたそれを見つけた潤。
「さっきのカレーのお礼にって美奈子ちゃん達がくれたんだ。潤もよかったら食べなよ」
「いいの?ありがとう!」
2人でベッドに腰かけて開封したポテチを食べる。
「龍ちゃんほんとに料理上手なんだね。僕あんな美味しいカレー食べたことなかったよ!」
潤が笑顔でそう言ってくれる。
「褒めすぎだよ。カレーなんか覚えれば誰だって簡単に作れるよ」
「そんなことないよ!」
そう言った後、
「加藤くんだって美味しいって言ってたよ」
少し小さな声でそう言った。
「そう言えば智也から聞いたことあるけど、試合の応援にいつも行ってるんだって?」
ふと智也から聞いたことを思い出し、なんとなく潤に聞いてみる。
「そうだよ!加藤くん、野球してる時もほんとにかっこいいんだよ!」
急にはつらつとして、本当に楽しそうに言う潤。
「そっか。きっと智也も潤が応援に来てくれて嬉しいと思ってるよ。智也のことだから『あいつにいいとこ見せてやる』って思ってるはずだ」
「そう・・・だといいんだけどね」
そう言って俯く潤。
もしかして潤は───。
思い返してみれば潤はいつも智也を目で追っているような気がするし、智也といるときは本当に楽しそうにしていた。
「・・・龍ちゃん、僕ね───」
間をあけて潤が何かを言いかけたとき。
勢いよくドアが開き雄大が入って来た。
「ふーーー。龍、後片付け終わったぜ」
ドサッとベッドに倒れ込む諒太。
「ありがとう。助かったよ」
倒れ込んだままの諒太に俺は声をかけた。
「なに言ってんだよ。俺らの方こそうまいカレー食わせてくれてありがとう」
顔をこちらに向け、白い歯を見せて笑いながら諒太は言う。
その笑顔の裏にある悲痛な願いを知ってしまった俺は少しいたたまれなくなった。
「早く温泉行って脚伸ばしたいぜ。・・・智也と諒太は?」
「寝具の調達に行ってくれたよ」
雄大の問いかけに潤が答える。
「まじかー。早く帰ってこねぇかな」
「俺らだけで先に行く?あいつらには連絡入れておけばいいだろ」
「・・・でもあいつらは」
潤がいることを思い出した雄大は口をつぐんだ。
「一人じゃ食べきれないから一緒に食べよ」
自分のベッドの上に貰ったお菓子を広げる。
チョコレート、ポテチ、グミ、ガムなどいろんなものがたくさん入っていた。
その中でひと際異彩を放っていたのは・・・。
「なんだこれ」
そう言いながら智也がスティック状のものをつまみ上げる。
粉末こぶ茶だ。
「美奈子ちゃんこぶ茶好きだから多分持って来てたんだろうね。飲む?」
いらないという答えはなんとなくわかっていたが一応聞く。
「いや俺はいらない」
「俺も大丈夫だ」
やっぱり。
「あっそ」
そう言って俺は部屋に用意されていた湯飲みとポットを使い、こぶ茶を作った。
湯気が立つこぶ茶をゆっくりとすする。
・・・結構いけるかもしれない。
すると、コンコンとノックが聞こえ、ドアが開いた。
潤だ。
寝具の申請が終わったらしい。
「おかえり。どうだった?」
潤に聞く。
「無事終わったよ。・・・加藤くん、三宅くん、申し訳ないけどお願いしてもいいかな?」
そう言いながら申し訳なさそうに2人に頼んでいる。
「わかった」
「任せとけ」
2人はそう言いながら立ち上がり、部屋を出て行った。
潤は少し元気がなさそうに見えた。
「顔色悪そうだけど大丈夫?」
潤に声をかけるが返事がない。
ずっとドアの方を見たままで俺の声が届いてないようだ。
「潤?」
肩を揺さぶる。
「・・・あっ、ごめん。ぼーっとしてた」
そう言っていつもの笑顔に戻る潤。
俺の考えすぎだろうか。
「ねえ、このお菓子どうしたの?」
ベッドの上に広げていたそれを見つけた潤。
「さっきのカレーのお礼にって美奈子ちゃん達がくれたんだ。潤もよかったら食べなよ」
「いいの?ありがとう!」
2人でベッドに腰かけて開封したポテチを食べる。
「龍ちゃんほんとに料理上手なんだね。僕あんな美味しいカレー食べたことなかったよ!」
潤が笑顔でそう言ってくれる。
「褒めすぎだよ。カレーなんか覚えれば誰だって簡単に作れるよ」
「そんなことないよ!」
そう言った後、
「加藤くんだって美味しいって言ってたよ」
少し小さな声でそう言った。
「そう言えば智也から聞いたことあるけど、試合の応援にいつも行ってるんだって?」
ふと智也から聞いたことを思い出し、なんとなく潤に聞いてみる。
「そうだよ!加藤くん、野球してる時もほんとにかっこいいんだよ!」
急にはつらつとして、本当に楽しそうに言う潤。
「そっか。きっと智也も潤が応援に来てくれて嬉しいと思ってるよ。智也のことだから『あいつにいいとこ見せてやる』って思ってるはずだ」
「そう・・・だといいんだけどね」
そう言って俯く潤。
もしかして潤は───。
思い返してみれば潤はいつも智也を目で追っているような気がするし、智也といるときは本当に楽しそうにしていた。
「・・・龍ちゃん、僕ね───」
間をあけて潤が何かを言いかけたとき。
勢いよくドアが開き雄大が入って来た。
「ふーーー。龍、後片付け終わったぜ」
ドサッとベッドに倒れ込む諒太。
「ありがとう。助かったよ」
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「なに言ってんだよ。俺らの方こそうまいカレー食わせてくれてありがとう」
顔をこちらに向け、白い歯を見せて笑いながら諒太は言う。
その笑顔の裏にある悲痛な願いを知ってしまった俺は少しいたたまれなくなった。
「早く温泉行って脚伸ばしたいぜ。・・・智也と諒太は?」
「寝具の調達に行ってくれたよ」
雄大の問いかけに潤が答える。
「まじかー。早く帰ってこねぇかな」
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「・・・でもあいつらは」
潤がいることを思い出した雄大は口をつぐんだ。
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