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第45話
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予鈴が鳴り響き、散り散りだった子供達がそれぞれ席に着くとほぼ同時に、教室に青く長いふわふわな髪と白いワンピースを靡かせた一人の女性が入ってくる。
背はクローディアより低く、今の仁あまり変わらないくらいだろう。童顔で垂れ目の優し気な顔立ちの割に、スタイルは良く胸元もしっかり主張している。
「皆さんおはようございます。時間までに席に着いてくれている様で安心しました。私はサーシャ、これから皆さんの担任を務める事になります」
よろしくお願いしますと頭を下げると小柄なせいで教壇に隠れてしまう程度の身長に、童顔のせいで十八歳くらいに見えるが一応担任の先生らしい。
挨拶を終えるとサーシャは黒板に今日の予定を書き始めるが、背伸びしても黒板の上の方には手が届いていない。
「担任って言うには可愛い嬢ちゃんが出て来たな」
席順は適当に決まってそうなのに、どう言う因果か右隣の席に座ってる仁がコソコソと耳打ちしてくる。
「確かに、失礼だけどイメージとはちょっと違うね」
冒険者について学ぶ学科なんだから、もっと厳ついおっさんとかが出てくるもんだと思ってた。
「ハイ、これが今日の日程になります。しっかり覚えておいて下さいね」
黒板に日程を書き終えたサーシャがこちらに向き直ると、無理に背伸びして書いてたせいか胸元に若干チョークの跡が付いているのが分かる。
黒板には入学式やオリエンテーリング等この後の予定と時間が書き込まれており、それによれば次は自己紹介らしい。
「先生、入学式って体育館であるんですか?」
「そうですよ、体育館までちょっと遠いですけど我慢して下さいね」
そんな一人の生徒の質問で教室にどことなく嫌な雰囲気が充満する。そうだよね、誰だって無駄に歩きたくは無いよね。
「それじゃ、早速自己紹介を始めましょうか。まずは私から」
そう言うと今度は黒板の空いてる所に名前を書き始める。
「先ほども名乗りましたが私はサーシャ・ロックボルトと申します。元一級冒険者ですが、教師としては皆さんと同じ一年生になりますので拙い所もあると思いますがよろしくお願いしますね」
サーシャが名乗ると教室が俄かに騒がしくなる。一級冒険者ってそんなに凄いのかな?それとも冒険者としては有名な人とか?
「それでは次は皆さんに自己紹介をしてもらいます。順番はクラスの左端、スミスさんから始めてもらいますね」
どうぞと教壇を開け渡されると、スミスと呼ばれたさっきペロが紹介しようとしていたツインテールの少女が教壇へ向かい、そのまま教壇に立つと顔が見えないからと横に立って自己紹介を始める。
「ワシはカンナ・スミス、見ての通りドワーフじゃ。手先の器用さには自信があるが、動きの機敏さには自信が無い。文字通り足を引っ張る事もあるかもしれんが何卒よろしく頼むぞ」
やっぱり全体的に肉付きが良く、背は僕より低いくらいのずんぐりむっくりした子だが、話し方はお爺さんのようだ。ドワーフと言っていたし背丈や肉付きの良さは種族特徴みたいな物だろうけど、話し方もそうなのだろうか?
その後、次々と自己紹介が進んでいく。多くは普通の人間だったが、たまに耳が横にピンと張ったエルフや半人半竜の様な鱗と翼が生えたドラケンの子なんかもいる。
ボルドーから街で見かける多種多様な種族は共存関係にあるとは聞いていたが色んな種族がいるもんだ。
そして僕の前の子が自己紹介を終え席に着いたので、今度は僕が自己紹介をする番が回ってきた。第一印象って大事だし、自己紹介で目立たないようにしっかりしなきゃ。
そう意気込み教壇へと向かうと、今まで感じたこと無い値踏みする様なギラついた目で見られている気がする。
なんと言うか恥ずかしいと言うか少し居心地が悪い。
「僕の名前はアスカ・ロッカード、剣技と料理が得意で、苦手なのは魔法を使う事です。至らない点も多いと思いますがよろしくお願いします」
そんな視線の中で普通の自己紹介を終えると、今度は優しい拍手に歓迎されながら席へと戻る。一体あの目はなんだったんだろう。
席に戻りそんなことを考えていると、数名の自己紹介の後すぐに仁の番が来て教壇に向かう。
「俺はジン・ロッカード。さっきのアスカとは幼馴染で同じ育ての親に拾われたから性も同じだ。特技は魔法を使うこと、苦手なのは肉体労働。これからよろしく頼む」
言い終わると今までの人と同じように拍手で迎えられながら席に戻ってくるのでちょっと聞いてみる。
「ねぇねぇ、周りからの目線変じゃなかった?」
「目線?いや気にならなかったが」
どうやら仁は気にならなかったらしい。僕の気のせいなのかな?
そのまま自己紹介は進んで行きペロやクローディアも自己紹介をする。自己紹介で分かったがやはりクラスに女子は七人、男子が三十三人のようだ。
「皆さん自己紹介は終わりましたね。これから皆さんは冒険者と言う同じ道を志す同志となります。時に競い合い、時に励まし合いながら三年間一人も欠けることが無いように頑張りましょう」
そう言ってサーシャが自己紹介を締め、次の入学式のために体育館へと移動するよう指示される。
次は長くて面倒だろう入学式の開始だ。
背はクローディアより低く、今の仁あまり変わらないくらいだろう。童顔で垂れ目の優し気な顔立ちの割に、スタイルは良く胸元もしっかり主張している。
「皆さんおはようございます。時間までに席に着いてくれている様で安心しました。私はサーシャ、これから皆さんの担任を務める事になります」
よろしくお願いしますと頭を下げると小柄なせいで教壇に隠れてしまう程度の身長に、童顔のせいで十八歳くらいに見えるが一応担任の先生らしい。
挨拶を終えるとサーシャは黒板に今日の予定を書き始めるが、背伸びしても黒板の上の方には手が届いていない。
「担任って言うには可愛い嬢ちゃんが出て来たな」
席順は適当に決まってそうなのに、どう言う因果か右隣の席に座ってる仁がコソコソと耳打ちしてくる。
「確かに、失礼だけどイメージとはちょっと違うね」
冒険者について学ぶ学科なんだから、もっと厳ついおっさんとかが出てくるもんだと思ってた。
「ハイ、これが今日の日程になります。しっかり覚えておいて下さいね」
黒板に日程を書き終えたサーシャがこちらに向き直ると、無理に背伸びして書いてたせいか胸元に若干チョークの跡が付いているのが分かる。
黒板には入学式やオリエンテーリング等この後の予定と時間が書き込まれており、それによれば次は自己紹介らしい。
「先生、入学式って体育館であるんですか?」
「そうですよ、体育館までちょっと遠いですけど我慢して下さいね」
そんな一人の生徒の質問で教室にどことなく嫌な雰囲気が充満する。そうだよね、誰だって無駄に歩きたくは無いよね。
「それじゃ、早速自己紹介を始めましょうか。まずは私から」
そう言うと今度は黒板の空いてる所に名前を書き始める。
「先ほども名乗りましたが私はサーシャ・ロックボルトと申します。元一級冒険者ですが、教師としては皆さんと同じ一年生になりますので拙い所もあると思いますがよろしくお願いしますね」
サーシャが名乗ると教室が俄かに騒がしくなる。一級冒険者ってそんなに凄いのかな?それとも冒険者としては有名な人とか?
「それでは次は皆さんに自己紹介をしてもらいます。順番はクラスの左端、スミスさんから始めてもらいますね」
どうぞと教壇を開け渡されると、スミスと呼ばれたさっきペロが紹介しようとしていたツインテールの少女が教壇へ向かい、そのまま教壇に立つと顔が見えないからと横に立って自己紹介を始める。
「ワシはカンナ・スミス、見ての通りドワーフじゃ。手先の器用さには自信があるが、動きの機敏さには自信が無い。文字通り足を引っ張る事もあるかもしれんが何卒よろしく頼むぞ」
やっぱり全体的に肉付きが良く、背は僕より低いくらいのずんぐりむっくりした子だが、話し方はお爺さんのようだ。ドワーフと言っていたし背丈や肉付きの良さは種族特徴みたいな物だろうけど、話し方もそうなのだろうか?
その後、次々と自己紹介が進んでいく。多くは普通の人間だったが、たまに耳が横にピンと張ったエルフや半人半竜の様な鱗と翼が生えたドラケンの子なんかもいる。
ボルドーから街で見かける多種多様な種族は共存関係にあるとは聞いていたが色んな種族がいるもんだ。
そして僕の前の子が自己紹介を終え席に着いたので、今度は僕が自己紹介をする番が回ってきた。第一印象って大事だし、自己紹介で目立たないようにしっかりしなきゃ。
そう意気込み教壇へと向かうと、今まで感じたこと無い値踏みする様なギラついた目で見られている気がする。
なんと言うか恥ずかしいと言うか少し居心地が悪い。
「僕の名前はアスカ・ロッカード、剣技と料理が得意で、苦手なのは魔法を使う事です。至らない点も多いと思いますがよろしくお願いします」
そんな視線の中で普通の自己紹介を終えると、今度は優しい拍手に歓迎されながら席へと戻る。一体あの目はなんだったんだろう。
席に戻りそんなことを考えていると、数名の自己紹介の後すぐに仁の番が来て教壇に向かう。
「俺はジン・ロッカード。さっきのアスカとは幼馴染で同じ育ての親に拾われたから性も同じだ。特技は魔法を使うこと、苦手なのは肉体労働。これからよろしく頼む」
言い終わると今までの人と同じように拍手で迎えられながら席に戻ってくるのでちょっと聞いてみる。
「ねぇねぇ、周りからの目線変じゃなかった?」
「目線?いや気にならなかったが」
どうやら仁は気にならなかったらしい。僕の気のせいなのかな?
そのまま自己紹介は進んで行きペロやクローディアも自己紹介をする。自己紹介で分かったがやはりクラスに女子は七人、男子が三十三人のようだ。
「皆さん自己紹介は終わりましたね。これから皆さんは冒険者と言う同じ道を志す同志となります。時に競い合い、時に励まし合いながら三年間一人も欠けることが無いように頑張りましょう」
そう言ってサーシャが自己紹介を締め、次の入学式のために体育館へと移動するよう指示される。
次は長くて面倒だろう入学式の開始だ。
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