海賊鮫船長と公爵令嬢

漆黒虎師

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Episode8

ナターシャの悩み

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ザァーザァーザブーン!
窓の外から、波の潮の風から部屋まで聴こえてくる。






ナターシャはゆっくり起き上がり、隣に寝ていたジャックを眺める。
「本当に私はここに居ても良いのかな?」だが昨日の件でブルーノの言葉を思い出す。



(俺は、お前の事花嫁として認めてない)
ブルーノの言葉で、認めない言葉が引っ掛かる、するとようやくジャックが目を覚ます。



「ふぁ~んぅ?おはよう、ナターシャ」彼女の方振り向いて、挨拶する。
だが、本人はおはようとしか挨拶だけ終わる。



ジャックは彼女の様子が可笑しいのを心配するが「ナターシャどうした、元気ないけど何かあったのか?」
ナターシャは答えようとしなかった。

そのまま部屋に出る。
部屋に出た後彼の事考える「あの人本当に、私の事花嫁として受け入れてくれるのかしら?」それしか考えていないが、しばらくは彼の様子を伺うことにする事にした。




そして、ジャックはナターシャを連れて目の前に海賊の仲間達に紹介をする。
「お前ら、今日から彼女は俺様の花嫁として迎えることにした。」海賊の子分達は嬉しくジャックの事おめでとう!と大きな声で拍手をする。


「それと彼女の事、色々知る為に先ずは自己紹介だ」ジャックは小声でナターシャを呼ぶ。
深呼吸してからゆっくりとジャックの隣に行く。
「ナ..ナターシャです、よ..よろしくお願いします!」深くお辞儀をする。


子分達は優しく迎えてくれた。
ナターシャはひとまず、安心した「よし!自己紹介は以上だ、いいかお前ら今日の島について作戦を行う」ジャックの彼らを仕切って行動を始める。




ジャックって本当に仲間想いな人なんだ、てっきり怖い人かと思ったわ。



すると、誰か見ている視線を感じる振り向くと子分の後ろにいたのは副船長のブルーノだったナターシャはブルーノを逸らす。



作戦会議を終え、子分達は別の小船を用意する為に準備している途中だ。
そこに、ジャックがナターシャを声掛けてきた。
「ナターシャ、その服どうだお前に似合っている服があっていい感じだろう」
確かにこの服はナターシャに似合っているようだ。



布生地があって、動きやすいけど胸の方はスースーするけどジャックが選んだ服だから本人にとっては気に入ってくれたそうだ。



すると「船長~準備出来ましたぜ」子分達がジャックを呼んできた。
「あぁすぐに行くナターシャ留守の間待っててくれよ、終わったらたっぷり可愛がってやるからよ」
ジャックの甘い言葉はナターシャにとって弱い。



ジャックは子分達の方に向かうが、再びナターシャの方に戻ってくる。
「どうしたの?」ナターシャは不思議そうにジャックを声を掛けるが、ジャックは「その服とっても似合っているぞ」一言だけそのまま小船に行った。




そして、ジャック達が乗っている小船を見送り島が着くまで小船が離れて行く。
ジャックが船に離れてから、ナターシャは一人になっていた。




見た目と顔は鮫な姿になって怖いけど、でも夜の2人の時間になると案外悪くない感じがする。
けど本当にいいのかしら?



ナターシャは海の方をただ眺めていると、少し気持ちの不安が残っているようだ。



もし、ジャックが他の鮫の女性を見つけたとしたら私が居ても必要なくなるだけ。
やっぱりブルーノが言ってた通り正しいかも知れない、私にとってはここに居ない方が良いんだわ。






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