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第一部
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「あっ、ちょっ、まっ、落ち着いて、成瀬さん」
席を立ち上がろうとする唯香を宇野沢が必死に制止した。
「確かに、今回の事件と成瀬さんは無関係なんだけれども……ぶっちゃけ、成瀬さんに退職されちゃうと、うちの部署仕事が回らなくなっちゃうの。だから、成瀬さんが不在中に何が起こったのかを知ってもらったうえで、どうか、第一営業課のために退職を考え直してほしいわけなんです」
こんな時ばかり調子がいいなと思いつつも、とりあえず、話くらいは聞くべきだろうと判断した唯香は、浮いた腰を元に戻した。
「これは、先週の水曜日に社内全員宛てに一斉送信されたメールなのですが、成瀬さん、お目通しいただけますか?」
中井課長から手渡されたノートパソコンを使って指示されたメールを見た唯香はぎょっとした。
席を立ち上がろうとする唯香を宇野沢が必死に制止した。
「確かに、今回の事件と成瀬さんは無関係なんだけれども……ぶっちゃけ、成瀬さんに退職されちゃうと、うちの部署仕事が回らなくなっちゃうの。だから、成瀬さんが不在中に何が起こったのかを知ってもらったうえで、どうか、第一営業課のために退職を考え直してほしいわけなんです」
こんな時ばかり調子がいいなと思いつつも、とりあえず、話くらいは聞くべきだろうと判断した唯香は、浮いた腰を元に戻した。
「これは、先週の水曜日に社内全員宛てに一斉送信されたメールなのですが、成瀬さん、お目通しいただけますか?」
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