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1話 魔法薬との出会い
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「ねえアン、『恋する魔法のジュース』って知ってる?」
友人が周りを見回しながら声を潜めて私に尋ねる。
「何それ?どういう商品なの?」
「ふふーん。なんでも、その魔法薬を意中の相手に飲ませると恋が叶うという、惚れ薬的な代物なのさ。」
友人が誇らしげに噂の内容を語り、カバンの中から「ジャジャーン!」とピンク色の液体が入った小瓶を取り出した。
「……それ違法薬品じゃない?友達が使用して被害に遭うところなんて見たくないんですけど。そもそもどこで入手したの。」
どう見ても危険そうな色合いに思わず身体を逸らす。
「でしょー?どう見てもヤバいよね。私も友達からお裾分けして貰ったから出所は知らないんだよねー。てな訳で、はい!」
彼女は手に持っていた小瓶を私の掌に乗せる。
「えっなんで?」
「アンが務める魔法薬学研究所で成分を分析してくれないかなー……なんて。どうかな?」
「……まさかこれを誰かに使う予定が?」
恐る恐る尋ねると「そうだよ」とすかさず返ってきた。そのまま勢いを殺さず、
「アンが個人的に使う分もあげるから!研究所に依頼する時の正式な報酬も払うし!友人のよしみで依頼を秘密裏に引き受けてください!!」と悲壮感漂う表情で頼み込んでくる。
「さては好きな人に告白する勇気がないから薬に頼りたいってところだね?でも一時的な幻想って虚しくない?」
「薬を起点にして告白できるかもしれないし……。それに、街中では超高評価なんだよ!?皆恋人になれたとか、恋人とより親密になれたって話してるから望みありそうじゃん!本当お願い!」
「……分かった、良いよ。でも違法品だったらそのまま回収するからね。」
あまりに必死な形相に、思わず頷いてしまった。
「本当!?ありがとう友よ!!」
歓喜の涙を浮かべながら全力で抱きつく友人を宥めながら、手元の粘着性のある液体がチャポンと揺れ動く様子を眺める。
ーーこれが合法的な物だったら、私も彼に使ってみようかな。
冬の訪れを知らせる軽い雪が舞う中、長い茶髪の女性が茶色の袋を大切そうに抱きかかえながら、軽やかな足取りでレンガ造りの三階以上ある古めかしい建物に入る。年配の女性職員に「雪の日に走ったら危ないよ」と忠告を受けつつ、目的地に向かって廊下を駆け抜けていく。
バーン!と音が響く程の勢いで、自身が配属されている研究室の扉を開く。大層な物音に中で黙々と作業していた金髪の青年が肩を大きく揺らして、恐る恐る扉の方へ振り向く。
「アンドレア只今戻りましたー! ーーって寒っ! ちょっとリック、暖房入れてないでしょー!?」
「うわっ!?……ってなんだアンか、おかえり。まだ暖房を入れる程の寒さじゃないから付けてない。」
「外と気温が対して変わらない時点で十分寒いよ!?」
冷え切った身体を温めるためにいそいそと室内の暖房を付ける。ーー室温11℃。どんだけ作業に没頭していたのか知らないが、室内で吐いた息が白いのはどうかと思う。
「お昼ごはんまだだよね?今日から下町で聖夜祭が始まってるから出店のキッシュ買ってきたんだけど、一緒にどう?」
「おう、ありがとな。……そういやもう聖夜祭の時期か。最近違法な魔法薬物関係の仕事が増えすぎてて、時間間隔が完全に消えてた。」
「分かるー」と相槌を打ちながら2つあったキッシュの袋の片方を渡し、自分の座席に戻って買い足した物品の整理を行う。調達した物は薬品や調合に必要な材料が多いから分類を間違えないように収納しなければならない。
所長や先輩に頼まれた物を彼らに渡そうと室内を見渡すが、どうやら席を外しているようだ。
「所長達ならさっき自警団の人達に連れてかれたぞ。」
私がキョロキョロする理由をを察したのか、リックが手元の資料を片付けながら教えてくれた。
「また現場検証?魔法薬は自身が使えない魔法属性を補うためのサポートアイテムなのに、犯罪に使う人が多すぎるよ……。」
「薬品一個で一つの魔法を安定したクオリティで出力できる代物だぞ。ヤバい魔法を使える人を探すより楽だし、作ったら簡単に買い手が付く。」
「そんなに需要があるなら魔法薬学の研究者がもっと増えればいいのに。」
「街の自警団や騎士団と比べたら花がないからな。俺としては属性の限られる魔法より魔法薬の方が好きだけど。」
「私もー。」
ここ10年の間で、生活者のサポートアイテムであった魔法薬は犯罪組織に目を付けられたことにより、悪用方法が一気に目立つようになった。本来は例えば水属性しか使えない人が火起こしをする為に飲む程度の物だったが、近年禁忌魔法を瓶に詰め込んだ魔法薬が多く作られるようになってしまった。恐らく通常の薬品を作るよりリスクが高い分儲かると気付いた人々が量産しているのだろう。
雑談をしながら昼食を取るための支度を終え、研究室の隅にある休憩用のソファに隣り合って座る。
リック・ウィリアムズと私、アンドレア・ホフマンは王立ラスティアード魔法学園付属の王立魔法薬学研究所で働く同僚だ。7歳で学園に入学してから何度もクラスメイトになり、言わば初等部からの幼馴染なのだ。
ラスティアード魔法学園は貴族や裕福な商家の子女、優秀な庶民の為に作られた難関教育機関である。しかし、高等教育の場であるにも関わらず、勉学に没頭する女子学生は少数派だ。女子生徒は人脈作りや将来有望な男子生徒を探す為に通学していると言っても過言ではない。それもそのはず、女子生徒の大多数は学園卒業後に嫁ぐか、格上の貴族の元でメイドとして花嫁修行を積むのが通例で、一般教養さえあれば十分なのだ。
初等部2年目くらいだっただろうか。私は魔法属性の適性が問われる魔法と違って、工夫次第でなんでもできてしまう魔法薬に一目惚れした。
周りが貴族女性に必要な教養を養っていく中、私は学園内の研究棟で男子集団に紛れて研究する日々を過ごした。
我がホフマン家は侯爵家だが、兄が家を継ぐことが決定していたので、両親は私の奇怪な行動に苦言を呈すことはなかった。家の重要な取引先や、関係を強化したい家には姉達が婚約者として尽力しているため、そもそも私に果たすべき責務はない。私を嫁がせる予定だった家が没落したとかなんとかで、学生の頃から現在に至るまでずっとフリーの身だ。
つまり、誰にも迷惑をかける心配がない。むしろ研究で成果を出すことでホフマン家の名前を魔法薬学の分野に広めることができるので、人脈確保にも繋がる。社交界に求められる話術センスが皆無な私にとって、こちらの方が親孝行なのである。
そんな私は変わり者として注目を浴びる中、常識知らずの女子生徒としてではなく、1人の研究者として接してくれた同級生はリックだけだった。中等部3年のある日、私の隣でレポートを書いていたリックが、
「アンドレアが周りになんて言われようが、俺にとっては大事な薬学好きの仲間だ。周りの評価を気にせず、好きな事に熱中できるお前に嫉妬している連中の声なんて聞かなくていい。」とムスッとした表情で伝えてくれたことがある。
初等部の時点で立派な薬学オタク化していた彼としては、研究そっちのけで人間関係のいざこざを起こす人々が鬱陶しかっただけだと思う。それでも、私はこの言葉に救われたのだ。
薬学好きの仲間として対等に接してくれたリックと親友になるまで時間はかからず、気付けば同性の友達よりも気の知れた幼馴染となっていた。高等部に進学してから、2人して希望者の少ない魔法薬学科を専攻し、そのまま学園付属の魔法薬学研究所に就職したのは当然の結果だと思う。
ーーーーーーー
「そうだ、キッシュと一緒に聖夜祭限定ブレンドの紅茶を入手したんだった。午後の休憩時に飲まない?」
サイドテーブルの上に出したキッシュをフォークで突きながら、先程の買い物内容を思い出す。
「早速祭りを満喫してるな。今回はアンが自分で淹れろよ。」
「えー。私が淹れるよりリックが淹れた方が味が正確で美味しいんだよ。自分で淹れるより好きだなー。」
ね、お願いと手を合わせて言うと、リックは呆れるように笑いながら碧眼を私に向ける。
「……仕方ないなー。代わりに今日の書類整理手伝えよ。」
「そりゃ勿論!やったー!!」
お互いに遠慮のない関係になれたのはいいけど、そろそろ幼馴染以上の関係に進展したい……。そう考えていた時、昨日タイミングよく友達から下町で噂されている「恋する魔法のジュース」を貰ってしまった。
人の感情を無断で制御する魔法薬は法律違反であり、当然そのジュースも違法品の疑いがある。自警団によって回収された物を我々魔法薬学研究所が分析するのだが、件のジュースは未だに販売元が割れていない。
今回貰った魔法薬も出所が掴めておらず、実物すら昨日まで見たことなかった。
魔法薬をを家に保管する訳にもいかず、研究室に持ち込んでいる。そして今日は所長が不在で魔法薬の存在がバレる心配がない。〆切の近い業務もない。分析完了後すぐリックに飲ませることもできる……。絶好のチャンスではないかーー?
いくら危険そうな物品とはいえ、私も研究者の1人。湧き上がってくる好奇心が抑えられない。
横から挙動を観察されていることに気付かないまま、午後のスケジュールをワクワクしながら練っていく……。
友人が周りを見回しながら声を潜めて私に尋ねる。
「何それ?どういう商品なの?」
「ふふーん。なんでも、その魔法薬を意中の相手に飲ませると恋が叶うという、惚れ薬的な代物なのさ。」
友人が誇らしげに噂の内容を語り、カバンの中から「ジャジャーン!」とピンク色の液体が入った小瓶を取り出した。
「……それ違法薬品じゃない?友達が使用して被害に遭うところなんて見たくないんですけど。そもそもどこで入手したの。」
どう見ても危険そうな色合いに思わず身体を逸らす。
「でしょー?どう見てもヤバいよね。私も友達からお裾分けして貰ったから出所は知らないんだよねー。てな訳で、はい!」
彼女は手に持っていた小瓶を私の掌に乗せる。
「えっなんで?」
「アンが務める魔法薬学研究所で成分を分析してくれないかなー……なんて。どうかな?」
「……まさかこれを誰かに使う予定が?」
恐る恐る尋ねると「そうだよ」とすかさず返ってきた。そのまま勢いを殺さず、
「アンが個人的に使う分もあげるから!研究所に依頼する時の正式な報酬も払うし!友人のよしみで依頼を秘密裏に引き受けてください!!」と悲壮感漂う表情で頼み込んでくる。
「さては好きな人に告白する勇気がないから薬に頼りたいってところだね?でも一時的な幻想って虚しくない?」
「薬を起点にして告白できるかもしれないし……。それに、街中では超高評価なんだよ!?皆恋人になれたとか、恋人とより親密になれたって話してるから望みありそうじゃん!本当お願い!」
「……分かった、良いよ。でも違法品だったらそのまま回収するからね。」
あまりに必死な形相に、思わず頷いてしまった。
「本当!?ありがとう友よ!!」
歓喜の涙を浮かべながら全力で抱きつく友人を宥めながら、手元の粘着性のある液体がチャポンと揺れ動く様子を眺める。
ーーこれが合法的な物だったら、私も彼に使ってみようかな。
冬の訪れを知らせる軽い雪が舞う中、長い茶髪の女性が茶色の袋を大切そうに抱きかかえながら、軽やかな足取りでレンガ造りの三階以上ある古めかしい建物に入る。年配の女性職員に「雪の日に走ったら危ないよ」と忠告を受けつつ、目的地に向かって廊下を駆け抜けていく。
バーン!と音が響く程の勢いで、自身が配属されている研究室の扉を開く。大層な物音に中で黙々と作業していた金髪の青年が肩を大きく揺らして、恐る恐る扉の方へ振り向く。
「アンドレア只今戻りましたー! ーーって寒っ! ちょっとリック、暖房入れてないでしょー!?」
「うわっ!?……ってなんだアンか、おかえり。まだ暖房を入れる程の寒さじゃないから付けてない。」
「外と気温が対して変わらない時点で十分寒いよ!?」
冷え切った身体を温めるためにいそいそと室内の暖房を付ける。ーー室温11℃。どんだけ作業に没頭していたのか知らないが、室内で吐いた息が白いのはどうかと思う。
「お昼ごはんまだだよね?今日から下町で聖夜祭が始まってるから出店のキッシュ買ってきたんだけど、一緒にどう?」
「おう、ありがとな。……そういやもう聖夜祭の時期か。最近違法な魔法薬物関係の仕事が増えすぎてて、時間間隔が完全に消えてた。」
「分かるー」と相槌を打ちながら2つあったキッシュの袋の片方を渡し、自分の座席に戻って買い足した物品の整理を行う。調達した物は薬品や調合に必要な材料が多いから分類を間違えないように収納しなければならない。
所長や先輩に頼まれた物を彼らに渡そうと室内を見渡すが、どうやら席を外しているようだ。
「所長達ならさっき自警団の人達に連れてかれたぞ。」
私がキョロキョロする理由をを察したのか、リックが手元の資料を片付けながら教えてくれた。
「また現場検証?魔法薬は自身が使えない魔法属性を補うためのサポートアイテムなのに、犯罪に使う人が多すぎるよ……。」
「薬品一個で一つの魔法を安定したクオリティで出力できる代物だぞ。ヤバい魔法を使える人を探すより楽だし、作ったら簡単に買い手が付く。」
「そんなに需要があるなら魔法薬学の研究者がもっと増えればいいのに。」
「街の自警団や騎士団と比べたら花がないからな。俺としては属性の限られる魔法より魔法薬の方が好きだけど。」
「私もー。」
ここ10年の間で、生活者のサポートアイテムであった魔法薬は犯罪組織に目を付けられたことにより、悪用方法が一気に目立つようになった。本来は例えば水属性しか使えない人が火起こしをする為に飲む程度の物だったが、近年禁忌魔法を瓶に詰め込んだ魔法薬が多く作られるようになってしまった。恐らく通常の薬品を作るよりリスクが高い分儲かると気付いた人々が量産しているのだろう。
雑談をしながら昼食を取るための支度を終え、研究室の隅にある休憩用のソファに隣り合って座る。
リック・ウィリアムズと私、アンドレア・ホフマンは王立ラスティアード魔法学園付属の王立魔法薬学研究所で働く同僚だ。7歳で学園に入学してから何度もクラスメイトになり、言わば初等部からの幼馴染なのだ。
ラスティアード魔法学園は貴族や裕福な商家の子女、優秀な庶民の為に作られた難関教育機関である。しかし、高等教育の場であるにも関わらず、勉学に没頭する女子学生は少数派だ。女子生徒は人脈作りや将来有望な男子生徒を探す為に通学していると言っても過言ではない。それもそのはず、女子生徒の大多数は学園卒業後に嫁ぐか、格上の貴族の元でメイドとして花嫁修行を積むのが通例で、一般教養さえあれば十分なのだ。
初等部2年目くらいだっただろうか。私は魔法属性の適性が問われる魔法と違って、工夫次第でなんでもできてしまう魔法薬に一目惚れした。
周りが貴族女性に必要な教養を養っていく中、私は学園内の研究棟で男子集団に紛れて研究する日々を過ごした。
我がホフマン家は侯爵家だが、兄が家を継ぐことが決定していたので、両親は私の奇怪な行動に苦言を呈すことはなかった。家の重要な取引先や、関係を強化したい家には姉達が婚約者として尽力しているため、そもそも私に果たすべき責務はない。私を嫁がせる予定だった家が没落したとかなんとかで、学生の頃から現在に至るまでずっとフリーの身だ。
つまり、誰にも迷惑をかける心配がない。むしろ研究で成果を出すことでホフマン家の名前を魔法薬学の分野に広めることができるので、人脈確保にも繋がる。社交界に求められる話術センスが皆無な私にとって、こちらの方が親孝行なのである。
そんな私は変わり者として注目を浴びる中、常識知らずの女子生徒としてではなく、1人の研究者として接してくれた同級生はリックだけだった。中等部3年のある日、私の隣でレポートを書いていたリックが、
「アンドレアが周りになんて言われようが、俺にとっては大事な薬学好きの仲間だ。周りの評価を気にせず、好きな事に熱中できるお前に嫉妬している連中の声なんて聞かなくていい。」とムスッとした表情で伝えてくれたことがある。
初等部の時点で立派な薬学オタク化していた彼としては、研究そっちのけで人間関係のいざこざを起こす人々が鬱陶しかっただけだと思う。それでも、私はこの言葉に救われたのだ。
薬学好きの仲間として対等に接してくれたリックと親友になるまで時間はかからず、気付けば同性の友達よりも気の知れた幼馴染となっていた。高等部に進学してから、2人して希望者の少ない魔法薬学科を専攻し、そのまま学園付属の魔法薬学研究所に就職したのは当然の結果だと思う。
ーーーーーーー
「そうだ、キッシュと一緒に聖夜祭限定ブレンドの紅茶を入手したんだった。午後の休憩時に飲まない?」
サイドテーブルの上に出したキッシュをフォークで突きながら、先程の買い物内容を思い出す。
「早速祭りを満喫してるな。今回はアンが自分で淹れろよ。」
「えー。私が淹れるよりリックが淹れた方が味が正確で美味しいんだよ。自分で淹れるより好きだなー。」
ね、お願いと手を合わせて言うと、リックは呆れるように笑いながら碧眼を私に向ける。
「……仕方ないなー。代わりに今日の書類整理手伝えよ。」
「そりゃ勿論!やったー!!」
お互いに遠慮のない関係になれたのはいいけど、そろそろ幼馴染以上の関係に進展したい……。そう考えていた時、昨日タイミングよく友達から下町で噂されている「恋する魔法のジュース」を貰ってしまった。
人の感情を無断で制御する魔法薬は法律違反であり、当然そのジュースも違法品の疑いがある。自警団によって回収された物を我々魔法薬学研究所が分析するのだが、件のジュースは未だに販売元が割れていない。
今回貰った魔法薬も出所が掴めておらず、実物すら昨日まで見たことなかった。
魔法薬をを家に保管する訳にもいかず、研究室に持ち込んでいる。そして今日は所長が不在で魔法薬の存在がバレる心配がない。〆切の近い業務もない。分析完了後すぐリックに飲ませることもできる……。絶好のチャンスではないかーー?
いくら危険そうな物品とはいえ、私も研究者の1人。湧き上がってくる好奇心が抑えられない。
横から挙動を観察されていることに気付かないまま、午後のスケジュールをワクワクしながら練っていく……。
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