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冷めない夜※
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しばらくして、シリウスから離れるとアステルの首に痣や嚙まれた痕があることに気付き、顔を歪める。
「酷いことをされたようだな……もっと早く助けに来てやれなくて、すまなかった」
「あっ……だ、大丈夫」
シリウスが首に触れるとびくんっと体が震えてしまう。まだ薬の効果が残っており、身体が敏感になって変な声が出てしまった。恥ずかしさでアステルは真っ赤になるとシリウスは心配そうな表情を浮かべていた。
「……嫌なことを思い出したか?」
「そうじゃないの……薬で……体がおかしいだけ……我慢できなくなっちゃうから触らないで」
アステルはシリウスから離れようとしてベッドから立ち上がろうとするが、力が入らずに倒れそうになったところをシリウスに支えられた。
「アステル……苦しいのか?」
「お願い……離れて」
シリウスはアステルの腰に手を回すと引き寄せ、唇を重ねた。突然のことにアステルは驚くが抵抗できない。彼の舌が口腔内に侵入してきて絡みつくとアステルの熱を持った体が小さく痙攣した。
「んぅ、んっ……」
シリウスはアステルの反応を見て、さらに深く口づけをする。何度も角度を変えては貪るようなキスをすると、アステルは無意識のうちにシリウスにしがみついて自ら求めていく。
「あ……ふぅ……」
アステルはシリウスに体を預けるように寄りかかると、ベッドに押し倒された。シリウスはアステルの上に覆いかぶさると再び深い口付けをしてくる。お互いの唾液が混じり合い、飲み込めない分が口から零れた。
「もう……だめ……苦しい……」
甘い声で訴えるとシリウスはアステルの服に手をかけて脱がせようとするが、彼女は慌てて止めた。
「……ダメ……これ以上はダメよ……避妊、できない……」
「大丈夫だ。入れたりはしない」
避妊薬の無い今、最後までしてしまうのは危険だ。なのであくまでも楽にするための前戯だけだと伝えるとアステルは大人しく従い、服を脱がせてもらった。
一糸まとわぬ姿になったアステルは昔と変わらずとても美しく、月明かりが白い肌を照らしており、シリウスはゴクリと唾を飲み込んだ。
「綺麗だ。アステル……愛している」
シリウスはアステルに優しく口付けると柔らかい胸に触れた。大きな手が包み込み、揉みしだいてくる。
「はぁ……あん……」
手の動きに合わせて形を変える胸にアステルは久しぶりに羞恥心を感じながらも興奮していく。
「ここが好きだったろう?」
「う、うん……っ」
シリウスはアステルの乳首を摘むとくりゅっと捻った。その刺激でアステルは小さく悲鳴を上げるとシリウスはもう片方の手でアステルの下腹部に触れると秘裂をなぞる。そこはもう既に潤っており、指を動かすと水音が響いた。
「あっ……ああっ……」
「もうこんなになっている。すぐに楽に……」
シリウスはアステルの耳元で囁くとそのまま尖った敏感な耳を舐め始めた。ぴちゃりと音を立てて穴の中まで犯されアステルはさらに感じてしまう。
「みみ……耳はだめぇ……」
「相変わらず耳が弱いんだな」
シリウスはくすっと笑うとアステルは恥ずかしそうに身を捩るが、逃げることはできない。むしろ、もっとして欲しいと思っている自分がいる事に気付いてしまう。
ずっと求めていた彼が目の前にいる。その事実だけでアステルは幸せで絶頂を迎えてしまいそうになる。
「や……もう……イきそ……ああ!」
アステルの言葉にシリウスは再び耳に舌を這わせながら蜜壺の中に中指を入れると、ざらついた部分を擦った。
「ひゃ!そこ……だめ……!」
アステルはビクンと大きく跳ね上がるとシリウスの腕を掴んだ。しかし、力が全く入らない為、止めることができない。
「力を抜いてくれ……」
シリウスはアステルの頬に軽く口づけをして落ち着かせると、ゆっくりと動かし始める。最初はゆっくりだったが徐々に速度を上げていき、アステルの膣内はぎゅうぎゅうと締め付けた。
「う……ん……んんっ……!!」
アステルは身体を仰け反らせるとガクッと力が抜けてしまう。シリウスはそんな彼女の頭を撫でながら額にキスをし、抱き寄せると再び唇を重ねる。今度は触れるだけの優しいキスだ。
「シリウス……あ、ありがとう……とても楽になったわ……」
薬の効果が切れないのか、アステルは物足りなさそうな表情を浮かべていた。それでも気丈に振る舞う様子を見たシリウスはまるで昔に戻ったかのような錯覚に陥る。
「無理をしているのか?」
「大丈夫……まだ熱っぽいだけで……でも眠ったらきっと治る……あっ」
アステルが話している途中でシリウスはまた秘部に指を入れた。先程よりも熱く滑りが良くなっており、簡単に奥へと入っていく。
「シリウス……お願い……やめて……お、おかしくなる……」
「すまない……だが、俺はもっとお前に触れたい」
昔に比べてさらに豊かで色素の強まった乳首にシリウスは吸い付くと、舌先で転がしながら片方は手で揉みしだく。両方の胸を責められてアステルは喘ぐことしかできなかった。
「あ……あぁ……だめ……」
アステルの体はまだ熱くて敏感で、シリウスが触れたところ全てが性感帯のように思えた。シリウスが乳房を弄びつつ、秘部への愛撫も忘れない。指を動かされる度にアステルは声が漏れた。
「あ……あ……シリウス……わたし……もう……」
「ああ、わかっている」
シリウスはアステルの足を大きく広げると、すっかり濡れているそこへと顔を近づける。そして、割れ目をなぞるとピチャリと水音が響き、アステルの体が震えた。
「や……シリウス……それは……ダメ……」
「大丈夫だ。満足のいくまで気持ちよくしてやる」
そのままアステルの股間に顔を埋め、トロトロになっている秘部に埋もれた肉芽を舌で舐めた。
「ひゃ!?」
アステルは思わず悲鳴を上げると、シリウスは気にせず続けて口淫を始める。小さな突起を舌全体で包み込み、チロチロと舐める。その度にアステルはビクビクと痙攣したように反応する。
「あ……あん……シリウス……そこは……っ」
「ここが一番感じるだろう?」
シリウスはそう言うと今度はちゅうっと強く吸う。するとアステルは一際大きな声で鳴いた。
「ひぅ!!あっ、あ、ん……!ふわああぁっ!」
あまりの強い刺激にアステルは腰を浮かせて達してしまう。シリウスはそのまま口内で受け止めるとごくりと飲み干してしまった。
「は……あ……」
絶頂を迎えたばかりのアステルは息を整えるのに必死だった。しかし、休む暇もなくシリウスはアステルの両足を持ち上げると、自身の猛り立った陰茎を押し当てる。
「え?待って……また赤ちゃんできちゃう……っ」
アステルは慌てて制止しようとするが、シリウスは構わず挿入を始めた。
「あっ……あ……うそ……」
「アステル……俺を受け入れてくれ」
シリウスは懇願するように呟くと、ゆっくりとアステルの中へ侵入していく。
「ああ……シリウスが……入って……くる……!」
久しぶりに受け入れる質量にアステルは圧迫感を感じるが、痛みはなかった。むしろ待ち望んでいた感覚に喜びさえ感じてしまう。
「外に出す……もしもまた子供が出来たらその時は一緒に育てよう……」
「う、うん……」
シリウスの言葉にアステルは涙を流しながらゆっくり、首を縦に振った。やがて、シリウスの全てを受け入れると二人は見つめ合う。
「動くぞ」
アステルが小さくうなずくとシリウスはゆっくりと動き始めた。最初は緩やかだったが徐々に速度を上げていく。肌と肌がぶつかり合い、結合部からは卑猥な音が鳴る。
「シリウス……シリウス……好き……大好き……」
「ああ、俺もだ……アステル」
お互いに名前を呼びあいながら求めあう姿はとても美しく、そしてどこか切なくもあった。アステルの中は昔と変わらず、温かく柔らかく、とても心地が良いものだった。
彼女を傷つけないように優しく動こうとするのだが、自己処理を怠り、溜まっていた為、すぐに果ててしまいそうになる。
(これは……まずいな)
一度引き抜くと彼女の腹の上に吐き出す。白い液体がドロリとしたたるとアステルはそれを指で愛おしそうに触れており、その姿を見たシリウスはもっと彼女を味わいたい。そんな欲望が沸々と湧き上がってきた。
「すまない……まだ足りないんだ」
いつの間にかアステルという名の媚薬に酔わされていたのかもしれない。シリウスはアステルに再び覆い被さると今度は一気に貫いた。
「ああっ!!」
突然の事に驚いたのかアステルは目を見開く。だが、すぐに嬉しそうな表情を浮かべるとシリウスの手を握りしめた。
「来て……もっと奥まで……いっぱいにして……っ」
アステルが言い終わる前にシリウスは再び抽挿を開始した。
「あ……シリウス……気持ちいい……シリウス……シリウスぅ……」
アステルはシリウスの名を呼ぶと指を絡める。シリウスもそれに応えるように手を強く握るとアステルは安心したかのように微笑む。二人の距離が近くなり、唇を重ねる。舌を絡め合い、唾液を交換し合う。お互いがお互いを求め合い、貪るようなキスをする。呼吸する事すら忘れて二人は互いを求める。
「あっ!そこぉ……!」
アステルの子宮口へと突き上げれば彼女は一際大きく鳴く。シリウスは彼女の足を抱え込むと、より深く繋がれるように密着させ、そのまま激しく打ち付け、アステルの弱い部分を責め立てる。
「あぁっ、あ、あんっ、あ、あ、あ……!」
揺られながらもアステルは必死にシリウスにしがみつく。膣内が激しく収縮を繰り返し、シリウスのモノを締め付けた。
「や、だめぇ……だめぇ……!」
限界を訴えるアステルにシリウスは最奥まで届くように腰を打ちつけるとアステルは一際高い声を上げた。
「あ……!シリウス……っ」
「ぐっ……」
絶頂を迎えたアステルと同時にシリウスはまた外に射精する。中に出したい衝動に駆られるが、それではアステルの負担になると思い耐えたのだ。
白濁液にまみれたアステルの姿は妖艶で美しかった。
ようやく熱が冷めて落ち着いた彼女の綺麗な髪をひと房手に取るとその髪に口づけを落とした。
「シリウス?」
「アステル……もう二度と手放したりしない……」
シリウスはアステルを抱き寄せると耳元で囁く。
「ずっと俺の傍にいてほしい」
「うん……」
アステルはシリウスの言葉を聞き、静かに抱きしめ返す。こうして抱き合っているだけで心が満たされる。
「愛してる……アステル」
シリウスの言葉にアステルは頬を赤く染めると小さく「私も……」と答えた。そんな彼女が可愛くてシリウスはアステルの額に触れるだけのキスをし、アステルはくすぐったそうに身を捩らせると恥ずかしそうに目を伏せる。
「あのねシリウス……もっとお話がしたいの、ステラの話……聞いてくれる?私が知らない間のシリウスの事も……たくさん教えて欲しい」
「ああ、もちろんだ」
シリウスが答えるとアステルは嬉しそうな表情を見せた後、幸せそうに笑った。その笑顔を見てシリウスは胸が高鳴り、思わず見惚れてしまう。
今度は必ずアステルとステラを自分の手で幸せにしよう。幸せな家庭を築くんだ。その時が来る事を想像するとシリウスは自然と顔が綻ぶのだった。
それから一晩中、二人は会えなかった五年間のお互いの事情を話し合ったり、思い出話に浸ったりした。そうしている内に夜が明け始め、空が明るくなっても会話は途切れる事はなかった。
眠ってしまえばこの時間が終わってしまう。そして目覚めたら目の前から愛しい人が消えているかもしれない。だから二人は眠る事を恐れてしまったが睡魔に勝てるはずもなく、いつの間にか身を寄せ合って眠りについてしまった。
翌朝、先に目が覚めたのはシリウスの方であった。隣にはアステルが穏やかな寝顔を晒しながら眠っている。
(ああ……夢じゃない……)
腕の中には愛しい人がいる。それがたまらなく嬉しい。昨晩、何度も求めあったせいか彼女の身体は汗ばんでおり、少し湿っていた。
彼女の首筋に残るノワールに付けられた痛々しい痣と噛んだ痕が目に映るとシリウスは怒りが込み上げてくる。
あの時、アステルがノワールに汚され、慰み者にされる前に間に合って本当によかったが、もっと早く助け出せていればと後悔していた。アステルが受けた仕打ちを思い出して腸が煮えくり返りそうになる。今度、会った時はただじゃ済まさないと心に誓う。
だが今はそれよりもアステルの温もりを感じていたかった。
「アステル」
名前を呼びながら優しく頭を撫でると彼女はゆっくりと瞼を開く。
「おはよう、アステル」
「シリウス……よかった……ちゃんといる……」
アステルは安心しきった表情で彼の逞しい胸板にすり寄る。まるで子供みたいだと思いながらシリウスはその様子を見つめていた。
「まだもう少し時間がある……もう少しこのままでいよう」
「うん……」
アステルはシリウスの提案に素直に応じると再び目を閉じる。シリウスはそんな彼女を愛おしそうに見下ろすと優しく髪を撫でる。
「……やっぱりダメよ!すぐにステラに会わなきゃ!」
「あ、ああ……」
突然、勢いよく起き上がったアステルにシリウスは戸惑う。もう母親の顔で先程までの甘えた姿はどこへ行ったのか。シリウスは苦笑いを浮かべるとアステルと共にベッドから抜け出した。
「酷いことをされたようだな……もっと早く助けに来てやれなくて、すまなかった」
「あっ……だ、大丈夫」
シリウスが首に触れるとびくんっと体が震えてしまう。まだ薬の効果が残っており、身体が敏感になって変な声が出てしまった。恥ずかしさでアステルは真っ赤になるとシリウスは心配そうな表情を浮かべていた。
「……嫌なことを思い出したか?」
「そうじゃないの……薬で……体がおかしいだけ……我慢できなくなっちゃうから触らないで」
アステルはシリウスから離れようとしてベッドから立ち上がろうとするが、力が入らずに倒れそうになったところをシリウスに支えられた。
「アステル……苦しいのか?」
「お願い……離れて」
シリウスはアステルの腰に手を回すと引き寄せ、唇を重ねた。突然のことにアステルは驚くが抵抗できない。彼の舌が口腔内に侵入してきて絡みつくとアステルの熱を持った体が小さく痙攣した。
「んぅ、んっ……」
シリウスはアステルの反応を見て、さらに深く口づけをする。何度も角度を変えては貪るようなキスをすると、アステルは無意識のうちにシリウスにしがみついて自ら求めていく。
「あ……ふぅ……」
アステルはシリウスに体を預けるように寄りかかると、ベッドに押し倒された。シリウスはアステルの上に覆いかぶさると再び深い口付けをしてくる。お互いの唾液が混じり合い、飲み込めない分が口から零れた。
「もう……だめ……苦しい……」
甘い声で訴えるとシリウスはアステルの服に手をかけて脱がせようとするが、彼女は慌てて止めた。
「……ダメ……これ以上はダメよ……避妊、できない……」
「大丈夫だ。入れたりはしない」
避妊薬の無い今、最後までしてしまうのは危険だ。なのであくまでも楽にするための前戯だけだと伝えるとアステルは大人しく従い、服を脱がせてもらった。
一糸まとわぬ姿になったアステルは昔と変わらずとても美しく、月明かりが白い肌を照らしており、シリウスはゴクリと唾を飲み込んだ。
「綺麗だ。アステル……愛している」
シリウスはアステルに優しく口付けると柔らかい胸に触れた。大きな手が包み込み、揉みしだいてくる。
「はぁ……あん……」
手の動きに合わせて形を変える胸にアステルは久しぶりに羞恥心を感じながらも興奮していく。
「ここが好きだったろう?」
「う、うん……っ」
シリウスはアステルの乳首を摘むとくりゅっと捻った。その刺激でアステルは小さく悲鳴を上げるとシリウスはもう片方の手でアステルの下腹部に触れると秘裂をなぞる。そこはもう既に潤っており、指を動かすと水音が響いた。
「あっ……ああっ……」
「もうこんなになっている。すぐに楽に……」
シリウスはアステルの耳元で囁くとそのまま尖った敏感な耳を舐め始めた。ぴちゃりと音を立てて穴の中まで犯されアステルはさらに感じてしまう。
「みみ……耳はだめぇ……」
「相変わらず耳が弱いんだな」
シリウスはくすっと笑うとアステルは恥ずかしそうに身を捩るが、逃げることはできない。むしろ、もっとして欲しいと思っている自分がいる事に気付いてしまう。
ずっと求めていた彼が目の前にいる。その事実だけでアステルは幸せで絶頂を迎えてしまいそうになる。
「や……もう……イきそ……ああ!」
アステルの言葉にシリウスは再び耳に舌を這わせながら蜜壺の中に中指を入れると、ざらついた部分を擦った。
「ひゃ!そこ……だめ……!」
アステルはビクンと大きく跳ね上がるとシリウスの腕を掴んだ。しかし、力が全く入らない為、止めることができない。
「力を抜いてくれ……」
シリウスはアステルの頬に軽く口づけをして落ち着かせると、ゆっくりと動かし始める。最初はゆっくりだったが徐々に速度を上げていき、アステルの膣内はぎゅうぎゅうと締め付けた。
「う……ん……んんっ……!!」
アステルは身体を仰け反らせるとガクッと力が抜けてしまう。シリウスはそんな彼女の頭を撫でながら額にキスをし、抱き寄せると再び唇を重ねる。今度は触れるだけの優しいキスだ。
「シリウス……あ、ありがとう……とても楽になったわ……」
薬の効果が切れないのか、アステルは物足りなさそうな表情を浮かべていた。それでも気丈に振る舞う様子を見たシリウスはまるで昔に戻ったかのような錯覚に陥る。
「無理をしているのか?」
「大丈夫……まだ熱っぽいだけで……でも眠ったらきっと治る……あっ」
アステルが話している途中でシリウスはまた秘部に指を入れた。先程よりも熱く滑りが良くなっており、簡単に奥へと入っていく。
「シリウス……お願い……やめて……お、おかしくなる……」
「すまない……だが、俺はもっとお前に触れたい」
昔に比べてさらに豊かで色素の強まった乳首にシリウスは吸い付くと、舌先で転がしながら片方は手で揉みしだく。両方の胸を責められてアステルは喘ぐことしかできなかった。
「あ……あぁ……だめ……」
アステルの体はまだ熱くて敏感で、シリウスが触れたところ全てが性感帯のように思えた。シリウスが乳房を弄びつつ、秘部への愛撫も忘れない。指を動かされる度にアステルは声が漏れた。
「あ……あ……シリウス……わたし……もう……」
「ああ、わかっている」
シリウスはアステルの足を大きく広げると、すっかり濡れているそこへと顔を近づける。そして、割れ目をなぞるとピチャリと水音が響き、アステルの体が震えた。
「や……シリウス……それは……ダメ……」
「大丈夫だ。満足のいくまで気持ちよくしてやる」
そのままアステルの股間に顔を埋め、トロトロになっている秘部に埋もれた肉芽を舌で舐めた。
「ひゃ!?」
アステルは思わず悲鳴を上げると、シリウスは気にせず続けて口淫を始める。小さな突起を舌全体で包み込み、チロチロと舐める。その度にアステルはビクビクと痙攣したように反応する。
「あ……あん……シリウス……そこは……っ」
「ここが一番感じるだろう?」
シリウスはそう言うと今度はちゅうっと強く吸う。するとアステルは一際大きな声で鳴いた。
「ひぅ!!あっ、あ、ん……!ふわああぁっ!」
あまりの強い刺激にアステルは腰を浮かせて達してしまう。シリウスはそのまま口内で受け止めるとごくりと飲み干してしまった。
「は……あ……」
絶頂を迎えたばかりのアステルは息を整えるのに必死だった。しかし、休む暇もなくシリウスはアステルの両足を持ち上げると、自身の猛り立った陰茎を押し当てる。
「え?待って……また赤ちゃんできちゃう……っ」
アステルは慌てて制止しようとするが、シリウスは構わず挿入を始めた。
「あっ……あ……うそ……」
「アステル……俺を受け入れてくれ」
シリウスは懇願するように呟くと、ゆっくりとアステルの中へ侵入していく。
「ああ……シリウスが……入って……くる……!」
久しぶりに受け入れる質量にアステルは圧迫感を感じるが、痛みはなかった。むしろ待ち望んでいた感覚に喜びさえ感じてしまう。
「外に出す……もしもまた子供が出来たらその時は一緒に育てよう……」
「う、うん……」
シリウスの言葉にアステルは涙を流しながらゆっくり、首を縦に振った。やがて、シリウスの全てを受け入れると二人は見つめ合う。
「動くぞ」
アステルが小さくうなずくとシリウスはゆっくりと動き始めた。最初は緩やかだったが徐々に速度を上げていく。肌と肌がぶつかり合い、結合部からは卑猥な音が鳴る。
「シリウス……シリウス……好き……大好き……」
「ああ、俺もだ……アステル」
お互いに名前を呼びあいながら求めあう姿はとても美しく、そしてどこか切なくもあった。アステルの中は昔と変わらず、温かく柔らかく、とても心地が良いものだった。
彼女を傷つけないように優しく動こうとするのだが、自己処理を怠り、溜まっていた為、すぐに果ててしまいそうになる。
(これは……まずいな)
一度引き抜くと彼女の腹の上に吐き出す。白い液体がドロリとしたたるとアステルはそれを指で愛おしそうに触れており、その姿を見たシリウスはもっと彼女を味わいたい。そんな欲望が沸々と湧き上がってきた。
「すまない……まだ足りないんだ」
いつの間にかアステルという名の媚薬に酔わされていたのかもしれない。シリウスはアステルに再び覆い被さると今度は一気に貫いた。
「ああっ!!」
突然の事に驚いたのかアステルは目を見開く。だが、すぐに嬉しそうな表情を浮かべるとシリウスの手を握りしめた。
「来て……もっと奥まで……いっぱいにして……っ」
アステルが言い終わる前にシリウスは再び抽挿を開始した。
「あ……シリウス……気持ちいい……シリウス……シリウスぅ……」
アステルはシリウスの名を呼ぶと指を絡める。シリウスもそれに応えるように手を強く握るとアステルは安心したかのように微笑む。二人の距離が近くなり、唇を重ねる。舌を絡め合い、唾液を交換し合う。お互いがお互いを求め合い、貪るようなキスをする。呼吸する事すら忘れて二人は互いを求める。
「あっ!そこぉ……!」
アステルの子宮口へと突き上げれば彼女は一際大きく鳴く。シリウスは彼女の足を抱え込むと、より深く繋がれるように密着させ、そのまま激しく打ち付け、アステルの弱い部分を責め立てる。
「あぁっ、あ、あんっ、あ、あ、あ……!」
揺られながらもアステルは必死にシリウスにしがみつく。膣内が激しく収縮を繰り返し、シリウスのモノを締め付けた。
「や、だめぇ……だめぇ……!」
限界を訴えるアステルにシリウスは最奥まで届くように腰を打ちつけるとアステルは一際高い声を上げた。
「あ……!シリウス……っ」
「ぐっ……」
絶頂を迎えたアステルと同時にシリウスはまた外に射精する。中に出したい衝動に駆られるが、それではアステルの負担になると思い耐えたのだ。
白濁液にまみれたアステルの姿は妖艶で美しかった。
ようやく熱が冷めて落ち着いた彼女の綺麗な髪をひと房手に取るとその髪に口づけを落とした。
「シリウス?」
「アステル……もう二度と手放したりしない……」
シリウスはアステルを抱き寄せると耳元で囁く。
「ずっと俺の傍にいてほしい」
「うん……」
アステルはシリウスの言葉を聞き、静かに抱きしめ返す。こうして抱き合っているだけで心が満たされる。
「愛してる……アステル」
シリウスの言葉にアステルは頬を赤く染めると小さく「私も……」と答えた。そんな彼女が可愛くてシリウスはアステルの額に触れるだけのキスをし、アステルはくすぐったそうに身を捩らせると恥ずかしそうに目を伏せる。
「あのねシリウス……もっとお話がしたいの、ステラの話……聞いてくれる?私が知らない間のシリウスの事も……たくさん教えて欲しい」
「ああ、もちろんだ」
シリウスが答えるとアステルは嬉しそうな表情を見せた後、幸せそうに笑った。その笑顔を見てシリウスは胸が高鳴り、思わず見惚れてしまう。
今度は必ずアステルとステラを自分の手で幸せにしよう。幸せな家庭を築くんだ。その時が来る事を想像するとシリウスは自然と顔が綻ぶのだった。
それから一晩中、二人は会えなかった五年間のお互いの事情を話し合ったり、思い出話に浸ったりした。そうしている内に夜が明け始め、空が明るくなっても会話は途切れる事はなかった。
眠ってしまえばこの時間が終わってしまう。そして目覚めたら目の前から愛しい人が消えているかもしれない。だから二人は眠る事を恐れてしまったが睡魔に勝てるはずもなく、いつの間にか身を寄せ合って眠りについてしまった。
翌朝、先に目が覚めたのはシリウスの方であった。隣にはアステルが穏やかな寝顔を晒しながら眠っている。
(ああ……夢じゃない……)
腕の中には愛しい人がいる。それがたまらなく嬉しい。昨晩、何度も求めあったせいか彼女の身体は汗ばんでおり、少し湿っていた。
彼女の首筋に残るノワールに付けられた痛々しい痣と噛んだ痕が目に映るとシリウスは怒りが込み上げてくる。
あの時、アステルがノワールに汚され、慰み者にされる前に間に合って本当によかったが、もっと早く助け出せていればと後悔していた。アステルが受けた仕打ちを思い出して腸が煮えくり返りそうになる。今度、会った時はただじゃ済まさないと心に誓う。
だが今はそれよりもアステルの温もりを感じていたかった。
「アステル」
名前を呼びながら優しく頭を撫でると彼女はゆっくりと瞼を開く。
「おはよう、アステル」
「シリウス……よかった……ちゃんといる……」
アステルは安心しきった表情で彼の逞しい胸板にすり寄る。まるで子供みたいだと思いながらシリウスはその様子を見つめていた。
「まだもう少し時間がある……もう少しこのままでいよう」
「うん……」
アステルはシリウスの提案に素直に応じると再び目を閉じる。シリウスはそんな彼女を愛おしそうに見下ろすと優しく髪を撫でる。
「……やっぱりダメよ!すぐにステラに会わなきゃ!」
「あ、ああ……」
突然、勢いよく起き上がったアステルにシリウスは戸惑う。もう母親の顔で先程までの甘えた姿はどこへ行ったのか。シリウスは苦笑いを浮かべるとアステルと共にベッドから抜け出した。
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政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
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やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
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