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29.女神の国
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「いよいよ到着だな」
女神の国の中心。聖都。光の柱の立つところ。
俺達はその入り口に到着した。白く高い城壁の各所に見える兵士の姿が、警備の厳重さを物語る。
女神がおわす証である光の柱が目前だが不思議と目映さは感じない。不思議なものだ。
俺達はバギーを降りて徒歩でいくつかある城門の入り口に向かっていた。
妖精の魔法で隠れて入り込もうとしたところで、見知った顔があったからだ。
「随分と厳重な警戒じゃねぇか」
俺がそういうと城門で待ち構えていた三人――女神の三騎士は何ともいえない笑みを浮かべた。
「危険な相手が来ることがわかっていたのでな」
「レイサムからここまで、出来るだけ身を隠して移動してきたつもりですが」
「食料を買うし、ちゃんと宿に泊まっていたではないか。君達は本当に身を隠すつもりはあったのか?」
呆れた様子でカイエが言った。
実際、身を隠しているつもりだったのはセインだけだ。
「セインはありましたわ。わたくしとカーン様は諦めておりました」
「アハハ、正直でいいね」
楽しそうに笑いながらフィーティアが言った。
笑顔だが、手はしっかりと剣にある。いつでも戦える姿勢だ。
俺は三騎士のリーダー、トゥルグに目を配る。
彼は剣を佩いていなかった。ここでは戦う気がないということだろうか。
こいつぐらいの持つ剣だと呼べば飛んできそうだから、油断はできない。
「ライクレイ商会の報告書を読んだ感じ、完全に隠れてここに来るのは不可能だと思ってな」
「それは正しいが……。もう少し怖れてくれても良いのだぞ」
「十分怖れてるぜ。特に、そこの男をな」
俺がそういうとようやくトゥルグが口を開いた。
落ちついた良い声で俺達に語りかける。
「モヒー・カーン殿。卿と話をしたい。酒場を借り切っているのでご同行願えるか?」
「いいぜ」
「カーン殿! 罠かもしれませんよ!」
「罠ならここに来るまでにいくらでも機会があったろ。まあ、もし罠だったら力で押し通るだけだぜ」
この男が本気ならば、俺達がここに来るまでに何度も死にそうな目にあってるだろう。
それが無かったと言うことは、少しは穏便な提案をするつもりだと俺は思っていた。
「ちょっと話をするだけだ。ちょうど昼食時だからな」
友人と昼食をとるくらいのノリでそう言うと、トゥルグは俺達を聖都へ招き入れた。
○○○
トゥルグが借りていたのはちょっと良いめの酒場だった。
窓にはまったガラスが大きく、店内が明るい。
通りを見た感じ、このくらいの店舗は珍しくない。女神の国は豊か場所のようだ。
俺達が店内に入るとすぐにテーブル上に暖かい料理が並んだ。
美味そうな肉料理とスープとパン。よくある昼食の風景だ。
「酒は飲むか?」
「流石に敵地で飲むほど間抜けじゃねぇよ」
そう答えると、トゥルグが俺と自分の杯に水を注いだ。
「あんたは飲まねぇのか?」
「昔、酒宴の後に敵に攻め込まれたことがあってな。それ以来、酒は口にしないと決めた」
一瞬だけ、トゥルグの表情が消えた。苦い思い出だったようだ。
全員に飲み物が行き渡ったのを確認し、杯を掲げてトゥルグが言う。
「卿とその仲間が無事に宿願を果たしたことを祝って」
「おう。その節は、本当に世話になった。感謝するぜ」
礼を言いながら杯を掲げる。
ライクレイ姉妹の二人は一口中身を飲むと、静かに一礼した。
しばらく、全員で美味い食事を片づけることに集中する。
全員、無言だ。なんだかんだで敵同士だからな。異常な空間ではある。
ずっと静かなのもなんなので、一通り食べ終わってから、俺は質問することにした。
「質問していいか?」
「答えられる範囲で良ければ」
「なんでここに来るまで俺達を放っておいた。あんたらなら数で攻めるなり、社会的に攻めるなり好きにできるだろう」
「確かにそうだ、実際にその案が無かったといえば嘘になる。……しかし、実行して卿に暴れられたら被害が大きそうに思えてな」
「確かに、形振り構えない状況になったら、俺は街を破壊しながらここに来たろうよ」
もし、お尋ね者として官憲に追い回されることになったら、俺は障害を全て力で吹き飛ばしたろう。
最終的にバギーで聖都に無理矢理乗り込む。そんなケースも想定していた。
実際は、これから戦う敵と昼飯を食ってるわけだが……。
「こちらからも質問をしても良いか?」
「答えられる範囲ならな」
「卿は使命のために、女神様を連れ帰るのだな?」
「ああ。俺をこの世界に寄越した神様にそう言われてるぜ」
「それは何とか、控えて貰えないだろうか?」
その問いかけは、真剣なものだった。
何としても、俺の使命を中断させねばならない。
短い言葉だったが、トゥルグの強い意志が垣間見えた。
「……無理だな。俺は俺の目的のために、女神と会わなきゃならねぇ」
女神の国が近づくにつれて、俺の中の使命感が強くなっている。
俺の中の本当の自分が強く訴えかけているのだ「早く帰りたい」と。
「何でそんなことを聞く?」
「我々には、もっと時間が欲しいのだ。せめて、女神様がいなくてもこの国が成り立つくらいの情勢を整える時間が……」
そう言って、トゥルグは簡潔に自分達の状況を説明してくれた。
そもそもここは戦乱の地域であり、女神が来るまでずっと小国同士が戦争に明け暮れていたそうだ。
そして、女神の降臨によって本当に久しぶりに平和というものが訪れた。
しかし、あまりにもその期間が短い。
今の平和は女神の存在によって維持されているといってもいい。
女神がいなくなれば、また戦乱の時代に戻ってしまうだろう。
「先日のレイサムの一件が良い事例だ。我々は聖都以外の情勢を把握しきれていない。後手に回り、無法者に好き放題させてしまっているのが現状だ」
「なるほど。それで時間が欲しいってか……」
ライクレイ姉妹の借りもあることだし、何とかしたい。
……がこればかりは駄目だ。
「あんた達の事情は憶えておく。だが、俺にできることはありそうにない」
「……そうか。無理な頼みをしてしまったな」
「すまねぇな。力になれそうにねぇ」
そう言ってトゥルグが立ち上がると、残りの二人も席を立った。
どうやら、仲良しタイムは終わりらしい。
「聖都の中心、女神の神殿の中で待つ。人払いも済ませておこう。共に、自身の目的のために戦いで決着をつけるとしよう」
「いいぜ。俺が負けたら、あんたらが満足するまで待てないか神様に交渉してやる」
それを聞いてトゥルグは満足そうに笑った。
「良い答えを聞けた。……モヒー・カーン殿。卿と戦わねばならない立場なのが、残念だ」
「俺も残念だよ。この世界が、あんたが安心して酒を飲める場所じゃなかったことがな」
「そう遠くないうちに、酒を飲めるようになりたいものだな……」
そう言いい残して、女神の三騎士は去って行った。
「本当に罠ではありませんでしたね」
「ああ、俺と話したかったみたいだな」
「これで敵同士。……失敗しましたわ、トゥルグ様にお礼を言うのを忘れていました」
困った様子のシーニャ。これから戦う相手に暢気なもんだ。いや、俺もか。
「礼を言う機会なら、この後にもあるさ」
俺達三人はその後すぐに店を出た。
大事な要件は早く片づけるに限る。とっとと女神の神殿とやらに向かうとしよう。
女神の国の中心。聖都。光の柱の立つところ。
俺達はその入り口に到着した。白く高い城壁の各所に見える兵士の姿が、警備の厳重さを物語る。
女神がおわす証である光の柱が目前だが不思議と目映さは感じない。不思議なものだ。
俺達はバギーを降りて徒歩でいくつかある城門の入り口に向かっていた。
妖精の魔法で隠れて入り込もうとしたところで、見知った顔があったからだ。
「随分と厳重な警戒じゃねぇか」
俺がそういうと城門で待ち構えていた三人――女神の三騎士は何ともいえない笑みを浮かべた。
「危険な相手が来ることがわかっていたのでな」
「レイサムからここまで、出来るだけ身を隠して移動してきたつもりですが」
「食料を買うし、ちゃんと宿に泊まっていたではないか。君達は本当に身を隠すつもりはあったのか?」
呆れた様子でカイエが言った。
実際、身を隠しているつもりだったのはセインだけだ。
「セインはありましたわ。わたくしとカーン様は諦めておりました」
「アハハ、正直でいいね」
楽しそうに笑いながらフィーティアが言った。
笑顔だが、手はしっかりと剣にある。いつでも戦える姿勢だ。
俺は三騎士のリーダー、トゥルグに目を配る。
彼は剣を佩いていなかった。ここでは戦う気がないということだろうか。
こいつぐらいの持つ剣だと呼べば飛んできそうだから、油断はできない。
「ライクレイ商会の報告書を読んだ感じ、完全に隠れてここに来るのは不可能だと思ってな」
「それは正しいが……。もう少し怖れてくれても良いのだぞ」
「十分怖れてるぜ。特に、そこの男をな」
俺がそういうとようやくトゥルグが口を開いた。
落ちついた良い声で俺達に語りかける。
「モヒー・カーン殿。卿と話をしたい。酒場を借り切っているのでご同行願えるか?」
「いいぜ」
「カーン殿! 罠かもしれませんよ!」
「罠ならここに来るまでにいくらでも機会があったろ。まあ、もし罠だったら力で押し通るだけだぜ」
この男が本気ならば、俺達がここに来るまでに何度も死にそうな目にあってるだろう。
それが無かったと言うことは、少しは穏便な提案をするつもりだと俺は思っていた。
「ちょっと話をするだけだ。ちょうど昼食時だからな」
友人と昼食をとるくらいのノリでそう言うと、トゥルグは俺達を聖都へ招き入れた。
○○○
トゥルグが借りていたのはちょっと良いめの酒場だった。
窓にはまったガラスが大きく、店内が明るい。
通りを見た感じ、このくらいの店舗は珍しくない。女神の国は豊か場所のようだ。
俺達が店内に入るとすぐにテーブル上に暖かい料理が並んだ。
美味そうな肉料理とスープとパン。よくある昼食の風景だ。
「酒は飲むか?」
「流石に敵地で飲むほど間抜けじゃねぇよ」
そう答えると、トゥルグが俺と自分の杯に水を注いだ。
「あんたは飲まねぇのか?」
「昔、酒宴の後に敵に攻め込まれたことがあってな。それ以来、酒は口にしないと決めた」
一瞬だけ、トゥルグの表情が消えた。苦い思い出だったようだ。
全員に飲み物が行き渡ったのを確認し、杯を掲げてトゥルグが言う。
「卿とその仲間が無事に宿願を果たしたことを祝って」
「おう。その節は、本当に世話になった。感謝するぜ」
礼を言いながら杯を掲げる。
ライクレイ姉妹の二人は一口中身を飲むと、静かに一礼した。
しばらく、全員で美味い食事を片づけることに集中する。
全員、無言だ。なんだかんだで敵同士だからな。異常な空間ではある。
ずっと静かなのもなんなので、一通り食べ終わってから、俺は質問することにした。
「質問していいか?」
「答えられる範囲で良ければ」
「なんでここに来るまで俺達を放っておいた。あんたらなら数で攻めるなり、社会的に攻めるなり好きにできるだろう」
「確かにそうだ、実際にその案が無かったといえば嘘になる。……しかし、実行して卿に暴れられたら被害が大きそうに思えてな」
「確かに、形振り構えない状況になったら、俺は街を破壊しながらここに来たろうよ」
もし、お尋ね者として官憲に追い回されることになったら、俺は障害を全て力で吹き飛ばしたろう。
最終的にバギーで聖都に無理矢理乗り込む。そんなケースも想定していた。
実際は、これから戦う敵と昼飯を食ってるわけだが……。
「こちらからも質問をしても良いか?」
「答えられる範囲ならな」
「卿は使命のために、女神様を連れ帰るのだな?」
「ああ。俺をこの世界に寄越した神様にそう言われてるぜ」
「それは何とか、控えて貰えないだろうか?」
その問いかけは、真剣なものだった。
何としても、俺の使命を中断させねばならない。
短い言葉だったが、トゥルグの強い意志が垣間見えた。
「……無理だな。俺は俺の目的のために、女神と会わなきゃならねぇ」
女神の国が近づくにつれて、俺の中の使命感が強くなっている。
俺の中の本当の自分が強く訴えかけているのだ「早く帰りたい」と。
「何でそんなことを聞く?」
「我々には、もっと時間が欲しいのだ。せめて、女神様がいなくてもこの国が成り立つくらいの情勢を整える時間が……」
そう言って、トゥルグは簡潔に自分達の状況を説明してくれた。
そもそもここは戦乱の地域であり、女神が来るまでずっと小国同士が戦争に明け暮れていたそうだ。
そして、女神の降臨によって本当に久しぶりに平和というものが訪れた。
しかし、あまりにもその期間が短い。
今の平和は女神の存在によって維持されているといってもいい。
女神がいなくなれば、また戦乱の時代に戻ってしまうだろう。
「先日のレイサムの一件が良い事例だ。我々は聖都以外の情勢を把握しきれていない。後手に回り、無法者に好き放題させてしまっているのが現状だ」
「なるほど。それで時間が欲しいってか……」
ライクレイ姉妹の借りもあることだし、何とかしたい。
……がこればかりは駄目だ。
「あんた達の事情は憶えておく。だが、俺にできることはありそうにない」
「……そうか。無理な頼みをしてしまったな」
「すまねぇな。力になれそうにねぇ」
そう言ってトゥルグが立ち上がると、残りの二人も席を立った。
どうやら、仲良しタイムは終わりらしい。
「聖都の中心、女神の神殿の中で待つ。人払いも済ませておこう。共に、自身の目的のために戦いで決着をつけるとしよう」
「いいぜ。俺が負けたら、あんたらが満足するまで待てないか神様に交渉してやる」
それを聞いてトゥルグは満足そうに笑った。
「良い答えを聞けた。……モヒー・カーン殿。卿と戦わねばならない立場なのが、残念だ」
「俺も残念だよ。この世界が、あんたが安心して酒を飲める場所じゃなかったことがな」
「そう遠くないうちに、酒を飲めるようになりたいものだな……」
そう言いい残して、女神の三騎士は去って行った。
「本当に罠ではありませんでしたね」
「ああ、俺と話したかったみたいだな」
「これで敵同士。……失敗しましたわ、トゥルグ様にお礼を言うのを忘れていました」
困った様子のシーニャ。これから戦う相手に暢気なもんだ。いや、俺もか。
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