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第34話:新たな方針
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「なあ、やっぱり納得いかないんだが……」
「もう五回目ですよ、マイス君。気持ちはわかるけど諦めてください」
ザイアムの町の冒険者ギルドは大きい。人が多く、周囲にダンジョンやモンスター討伐できる場所が多い関係だ。事務用の建物とは別に食堂と宿泊所を兼ねた別棟があり、オレ達はそこで食事をとっていた。
「いや、なんでフォミナには新しい服があって、オレはそのまんまなんだよ。三次職専用の装備とかオレだって欲しい」
「意外とそういうのこだわる人だったんですね……」
オレの目の前でケーキを食べているフォミナは、服装が替わっていた。薄い青に各所に白金色をちりばめた法衣。スカートのスリットは前と同じで、今度は胸元まで開いているアークという職業の衣装だ。
アーク。邪悪なる者を討ち滅ぼす強大な力を秘めた攻撃的聖職者。ゲーム的には聖属性の攻撃魔法と支援魔法の双方を使える非常に強力な存在だ。ファンディスクだからとスタッフが自重しなかったのか、ちょっとズルいくらいステータスも伸びる。
「私が会ったのは白神様でしたから。結構見た目にこだわる方なんです。神話でも、いつも同じ服を着ている黒神様に注意した上で、ドワーフの職人に衣服を作らせる話があるくらいでして」
つまり、黒神が外見に気を使わないのは筋金入りということか。白神だったら服のサービスがあったかもしれなかったのに。
本当に驚いた、光の中に消えたフォミナが戻ってきたら、アークの衣装を身に纏っているのを見たときは。普通に神様に貰ったと聞いて二度驚いた。オレはそんなのなかったのに。
「で、でも黒神様の与えるご加護はとても実用的だといいますから。落ち込むことないと思いますよ」
「そりゃ、服が欲しくて三次職になったわけじゃないけどな……」
なにをいってもどうしようもない。服はそのうち自分で買おう。三次職用の装備、結構強いから欲しかったんだけどな……。
「しかし、フォミナの方はなんか雰囲気が一気に変わったな」
「はい。前よりも二神様を近くに感じます」
三次職へなった影響はオレよりもフォミナの方が大きい。その辺を歩いていると、クレリックやプリーストが驚いて振り返るようになった。たしか、アークになると神様に近い気配をまとうとかで、聖職者は自然と畏怖と敬意を持つ存在になるとかいう設定があったはずだ。
「当面は、依頼を受けつつ新しい力に慣れるようにしようか」
「はい。アークの力はプリーストの延長線上みたいですから、何とかなりそうで良かったです」
「オレの方はよくわからないんだよな」
オレの方はフォミナのようなあからさまな変化はない。エトランジェという三次職がどんな能力を持つか、これから検証が必要だ。
黒神のいうとおり、魂に刻まれた新たな力は自然と把握できる。オレが新たに得た力は『危険察知』『運命回天』の二種類のみ。たった二つは少なすぎるので、レベルアップで増えるかもしれない。すでにレベル百を超えてるはずだけど、どうもエトランジェというこのクラスは、色々と例外的な要素があるような気がする。異邦人という名前からして、ゲーム内の常識が通用しなそうだ。
「よし、ぐだぐだ言うのはやめだ。ギルドで依頼を見てみよう」
「はい。一緒に頑張りましょう」
そんなわけで、名前を売るためにギルドの依頼を受けに向かったのだった。
「なんというか、難しそうだな……」
「ですね……」
ギルドの掲示板前、大量の依頼が張り出されたそれらを見て、オレ達は途方に暮れていた。 冒険者ギルドの規模が大きいだけあって、依頼の数は多い。しかし、大半が商隊の護衛や、弱いモンスター退治だ。
これらは世の中に必要かつ、地味なものではあるが。
「……もしかして、難しい依頼は名前の売れている人のところに回されるのでは?」
「すごくありそうな話だな」
これは困った。もっとわかりやすく難易度の高い依頼があって、それを解決してやろうくらいの気持ちだったんだが。
冒険者という職業の特性上、フォミナの推測は正しいように思える。一発で有名になれそうな依頼なんて、そう簡単に回ってくるわけないのだ。
「あとは危険なモンスター討伐の依頼があるかどうかだけど、どこかに野良エンシェント・ドラゴンとか出てないか?」
「出てたら今頃大騒ぎですよ。あと、エンシェント・ドラゴンは大抵が野良だと思います」
それもそうだ。
さて困った。こうなったら地道に商隊の護衛なんかをこなしまくるか……。
「あ、これ……」
そういって、フォミナが一枚の依頼書を手に取った。詳細を確認して、オレにも見せてくる。
「神殿の慈善活動として、周辺の村を回るプリーストの募集?」
「はい。クレリックのいない村などを回って治療を行う活動です。その手伝いを募集しているようです」
他とは毛色の違う依頼だ。なんで残ってたのかも理由はすぐにわかった。
報酬が少ない。宿と食事、道中の護衛は神殿が用意するとあるので、妥当ではあるけど、これを受ける冒険者はなかなかいそうにない金額だ。
「これを受ければ、神殿の立場ある人や、周辺の村の地位ある人とも会えると思うんです」
なるほど。名前を売るという面では、またとない機会だ。フォミナが三次職だと知られれば、さぞ目立つことだろう。
「じゃあ、受けようか、これ」
「それなんですけど、相談が。この依頼、聖職者だけの募集なんです。つまり、私の単独行動になります」
「そうすると、別行動になるな……」
この依頼にオレが潜り込むのは難しそうだ。基本、神殿の団体についていく感じになるみたいだし。
「マイス君は新しい力を把握するのに時間がかかりそうですし、ちょうど良いかなと思ったのですが」
たしかに、食事をしながらエトランジェの力がよくわからないので修行が必要だと何度か話した。そこを考えると、単独で色々検証できるのはありがたい。
「オレ達はパーティだけど。フォミナはいいの?」
「勿論です。自分で言い出したことですから。ここでマイス君に役立つところをお見せします」
なんだかやる気十分でフォミナが言った。
今の彼女の能力的に、この周辺で危険になることはまずあり得ない。危険に備えて移動用のアイテムをもって貰えば十分だろう。
「よし、オレはオレで別口で依頼を受けてみるよ。二人で別々にやれば、早く名前が売れるかもしれない」
能力的に個別で行動した方が依頼を沢山こなせるのは間違いない。ここはフォミナのやる気に乗っからせて貰おう。
「良かったです。期待しててくださいね。そこらじゅうで癒やしを振りまいてきますから」
能力的に、フォミナの方があっさり有名になってしまいそうだな。今のこの子、死者蘇生だってできるだろうし。
神殿の偉い人に目を付けられなきゃ良いけど。
そんな心配はあれど、とりあえずオレ達は少しばかり別行動することになったのだった。
「もう五回目ですよ、マイス君。気持ちはわかるけど諦めてください」
ザイアムの町の冒険者ギルドは大きい。人が多く、周囲にダンジョンやモンスター討伐できる場所が多い関係だ。事務用の建物とは別に食堂と宿泊所を兼ねた別棟があり、オレ達はそこで食事をとっていた。
「いや、なんでフォミナには新しい服があって、オレはそのまんまなんだよ。三次職専用の装備とかオレだって欲しい」
「意外とそういうのこだわる人だったんですね……」
オレの目の前でケーキを食べているフォミナは、服装が替わっていた。薄い青に各所に白金色をちりばめた法衣。スカートのスリットは前と同じで、今度は胸元まで開いているアークという職業の衣装だ。
アーク。邪悪なる者を討ち滅ぼす強大な力を秘めた攻撃的聖職者。ゲーム的には聖属性の攻撃魔法と支援魔法の双方を使える非常に強力な存在だ。ファンディスクだからとスタッフが自重しなかったのか、ちょっとズルいくらいステータスも伸びる。
「私が会ったのは白神様でしたから。結構見た目にこだわる方なんです。神話でも、いつも同じ服を着ている黒神様に注意した上で、ドワーフの職人に衣服を作らせる話があるくらいでして」
つまり、黒神が外見に気を使わないのは筋金入りということか。白神だったら服のサービスがあったかもしれなかったのに。
本当に驚いた、光の中に消えたフォミナが戻ってきたら、アークの衣装を身に纏っているのを見たときは。普通に神様に貰ったと聞いて二度驚いた。オレはそんなのなかったのに。
「で、でも黒神様の与えるご加護はとても実用的だといいますから。落ち込むことないと思いますよ」
「そりゃ、服が欲しくて三次職になったわけじゃないけどな……」
なにをいってもどうしようもない。服はそのうち自分で買おう。三次職用の装備、結構強いから欲しかったんだけどな……。
「しかし、フォミナの方はなんか雰囲気が一気に変わったな」
「はい。前よりも二神様を近くに感じます」
三次職へなった影響はオレよりもフォミナの方が大きい。その辺を歩いていると、クレリックやプリーストが驚いて振り返るようになった。たしか、アークになると神様に近い気配をまとうとかで、聖職者は自然と畏怖と敬意を持つ存在になるとかいう設定があったはずだ。
「当面は、依頼を受けつつ新しい力に慣れるようにしようか」
「はい。アークの力はプリーストの延長線上みたいですから、何とかなりそうで良かったです」
「オレの方はよくわからないんだよな」
オレの方はフォミナのようなあからさまな変化はない。エトランジェという三次職がどんな能力を持つか、これから検証が必要だ。
黒神のいうとおり、魂に刻まれた新たな力は自然と把握できる。オレが新たに得た力は『危険察知』『運命回天』の二種類のみ。たった二つは少なすぎるので、レベルアップで増えるかもしれない。すでにレベル百を超えてるはずだけど、どうもエトランジェというこのクラスは、色々と例外的な要素があるような気がする。異邦人という名前からして、ゲーム内の常識が通用しなそうだ。
「よし、ぐだぐだ言うのはやめだ。ギルドで依頼を見てみよう」
「はい。一緒に頑張りましょう」
そんなわけで、名前を売るためにギルドの依頼を受けに向かったのだった。
「なんというか、難しそうだな……」
「ですね……」
ギルドの掲示板前、大量の依頼が張り出されたそれらを見て、オレ達は途方に暮れていた。 冒険者ギルドの規模が大きいだけあって、依頼の数は多い。しかし、大半が商隊の護衛や、弱いモンスター退治だ。
これらは世の中に必要かつ、地味なものではあるが。
「……もしかして、難しい依頼は名前の売れている人のところに回されるのでは?」
「すごくありそうな話だな」
これは困った。もっとわかりやすく難易度の高い依頼があって、それを解決してやろうくらいの気持ちだったんだが。
冒険者という職業の特性上、フォミナの推測は正しいように思える。一発で有名になれそうな依頼なんて、そう簡単に回ってくるわけないのだ。
「あとは危険なモンスター討伐の依頼があるかどうかだけど、どこかに野良エンシェント・ドラゴンとか出てないか?」
「出てたら今頃大騒ぎですよ。あと、エンシェント・ドラゴンは大抵が野良だと思います」
それもそうだ。
さて困った。こうなったら地道に商隊の護衛なんかをこなしまくるか……。
「あ、これ……」
そういって、フォミナが一枚の依頼書を手に取った。詳細を確認して、オレにも見せてくる。
「神殿の慈善活動として、周辺の村を回るプリーストの募集?」
「はい。クレリックのいない村などを回って治療を行う活動です。その手伝いを募集しているようです」
他とは毛色の違う依頼だ。なんで残ってたのかも理由はすぐにわかった。
報酬が少ない。宿と食事、道中の護衛は神殿が用意するとあるので、妥当ではあるけど、これを受ける冒険者はなかなかいそうにない金額だ。
「これを受ければ、神殿の立場ある人や、周辺の村の地位ある人とも会えると思うんです」
なるほど。名前を売るという面では、またとない機会だ。フォミナが三次職だと知られれば、さぞ目立つことだろう。
「じゃあ、受けようか、これ」
「それなんですけど、相談が。この依頼、聖職者だけの募集なんです。つまり、私の単独行動になります」
「そうすると、別行動になるな……」
この依頼にオレが潜り込むのは難しそうだ。基本、神殿の団体についていく感じになるみたいだし。
「マイス君は新しい力を把握するのに時間がかかりそうですし、ちょうど良いかなと思ったのですが」
たしかに、食事をしながらエトランジェの力がよくわからないので修行が必要だと何度か話した。そこを考えると、単独で色々検証できるのはありがたい。
「オレ達はパーティだけど。フォミナはいいの?」
「勿論です。自分で言い出したことですから。ここでマイス君に役立つところをお見せします」
なんだかやる気十分でフォミナが言った。
今の彼女の能力的に、この周辺で危険になることはまずあり得ない。危険に備えて移動用のアイテムをもって貰えば十分だろう。
「よし、オレはオレで別口で依頼を受けてみるよ。二人で別々にやれば、早く名前が売れるかもしれない」
能力的に個別で行動した方が依頼を沢山こなせるのは間違いない。ここはフォミナのやる気に乗っからせて貰おう。
「良かったです。期待しててくださいね。そこらじゅうで癒やしを振りまいてきますから」
能力的に、フォミナの方があっさり有名になってしまいそうだな。今のこの子、死者蘇生だってできるだろうし。
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