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独逸帝国の兵器
負けられないのだ。
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シナと独逸帝国が裏で同盟を結んだことは、英国やユダヤスパイから日本が手に入れた情報だ。 で、現実に日本にとり油断できない事態が起こった。 半島から密航船だ。 密航船はひんぱんに日本近海に現われているが、日本の近海警備の日本軍掃海艇部隊が警戒して万全の備えのはずであった。 それが、破られた。 日本の福井県の近くの浜に不審な物が落ちていた。 それを、地元の漁師が警察に届けた。 初めは飛行機のオモチャかとバカにしていた警察も公安課が関わり、大変なことがわかった。 それは、無人偵察機だ。 中の無線装置に独逸製の部品が使われている。 飛行機の大きさはヒトくらいだ。 燃料タンクの大きさから、とても半島から飛んできたとは思えない。 エンジンは小さい50ccくらいの単気筒だ。 木製のペラが付いていた。 機内に小型カメラが積んである。 カメラは独逸の技術もすごいのだ。 フィルムがまだ、入っていたから現像した。 現像したら公安課はパニックだ。 緊急閣議が開かれた。 山田総理、好きなゴルフから、大慌てで官邸に帰る。 なんとパトカーが先導したいた。 全閣僚が召集された。 現像された写真には、船から飛びたつ場面から、海岸を越えて、海軍軍港や陸軍のレーダー基地、飛行軍の格納庫などが撮影されて、はては、兵器開発工廠までが写っていたのだ。 偵察機は、おそらく事故か内部の故障で墜落したと思われた。 船から発進している。 写真では、なんかカタパルトと黒い船体が写っている。 写真解析班いわく潜水艦から発進したと思われる。 おそらく1機ではないだろう。 小型潜水艦として、おそらく20機近くは乗せてるだろう。 無人機は小型で低空を飛行したため日本軍自慢の防空網には感知できなかった。 これが、専門家からの意見だった。 総理には言い訳にしか聞えなかった。 おそらく、故障で墜落した1機以外は潜水艦まで帰っているだろう。 今は戦時ではない、この無人機は偶然に当方の知るところとなった。 これは、ある意味、女神には、まだ見放されていない。 仮想敵国どうしスパイ活動はあって、当然なのだ。 「とにかく、シナと半島に独逸帝国から無人機の提供があったと思われる、当然この事実は極秘だ。 他言無用におねがいします。」 「掃海艇部隊には小型潜水艦の探索も要請する。」 「防衛大臣は、この無人機対策を。」 と次々に総理の指示が飛んだ。 「このままでは、近いうちに必ず戦争か紛争が起きる、かく閣僚は備えを万全にして欲しい。」 総理は、そう結んだ。 油断だ。 兵器の開発技術で進んでいると油断していた。 日本海の防衛ラインを再度の見直しが必要だ。 そう決心した総理であった。
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