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日、米、英の三国会談
独逸VS日本の軍事技術
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あっという間の、フランス侵攻、それを支えたのがV型戦車だ。 独逸帝国の切り札だ。 ソ連のT34と4号を融合した傑作戦車だ。 ドイツ軍のパンター戦車とは違うのだ。 パンターは開発を急がせたので、すぐにエンジンが発火する危険な戦車だった。 性能はすごいが、実力は・・・だ。 数も少ない。 戦車で大量生産はソ連のT34か米国のシャーマンくらいだ。 日本の戦車は、従軍したヒトいわくエンコしたのしか、みたことない。 そのレベルであり、数は少ない、エンコする、など使えなかった。 だが、妄想戦記は違うのだ。 現在の自動車王国ニッポンの生産する戦車だ。 話がソレました・・・V型に戻ります。 独逸帝国は満州で米軍のトヨス製マークⅡの満州政府向けを鹵獲した。 それを研究したことで、信頼性の大切さを知ったのだ。 研究段階の最初は気づかなかった。 しかし、日を重ねるうちに気がついた。 オーバーホールの間の期間が長いことに。 半年だ。 独逸帝国製は、長くて3ヶ月でオーバーホールだ。 短いと10日だ。 でないと故障してしまう。 ギアが磨耗して使えない。 ガタがでる。 定期的部品交換が必要なのだ。 それが、マークⅡは必要ないのだ。 ひとつ、ひとつの部品は独逸帝国製と換わらない。 しかし、組み合わせると違うのだ。 独逸帝国は日本の技術者の本当の恐ろしさに気がついていないのだ。 十分なカネと資源を日本は米国や亜細亜諸国から得ているのだ。 一度エンジンが掛かると日本のオタク技術者は寝る間も惜しんで励むのだ。 それに気がつくのは大戦後だ。・・・ 英国の首相の提案でロンドンで三国トップ会談が実現した。 世間は独逸帝国のフランス併合対策であると見ていた。 まあ、そうなのだが。 ロンドン空港に日本と米国の4発ジェット機が着陸する。 世界に、まだ3機しかない大型4発ジェット旅客機だ。 成層圏を亜音速で飛行する。 日本航空機技術の最先端であった。 ジェットエンジンのタービンブレードまで手作業で組み込む、日本の整備技術あっての飛行機だ。 英国スカーレット王女の4発ジェット機(日本が英国にプレゼントした1機)の整備の時期が来た。 英国のエンジン老舗である、ロールス社が事細かに整備の為、分解したが、組み立てられない。 それで、日本に泣きついた、で日本から技師が出向いて組みなおしたとの伝説のエンジンだ。 1基 最大推力25トンは伊達ではない。 そのとき、ロールス社に技術指導までしたが英国技師がノイローゼで寝込んだらしい。 まあ、ウワサですが。 で、三国トップ会談だ。 英国首相は独逸帝国がドーバーを渡る懸念を伝えた、日本の総理は空母艦隊でのドーバー防衛ラインを、米国大統領は独逸帝国の原爆開発を挙げて、英国にも原爆開発を提案した。 日本は原爆拡散を恐れて否と答えた。 しかし、独逸帝国が原爆を開発すればソ連とシナに完成品が、わたるのは明らかである。 しぶしぶ、日本は英国の原爆開発を飲んだ。 英国の首相サッチエルは「独逸帝国がドーバーを渡るのは、時間の問題だ、防ぐ手立てに協力を要請したい。」 ガーランド大統領、「とうぜん、ドーバーをゲッペルンは渡るだろう、これには原爆しかない。」 山田総理、「イヤ、空母艦隊での防衛ラインが効果的と思うが。」 「空母艦隊は、英国は、まだ準備段階だ、日本が空母建造をやってくれるのなら。」 「今すぐは無理です。」 「では、原爆しか、無いではないか。」 「独逸帝国はおそらく年内にはドーバーを越えると予想されるのだ。」 「え、それは。」 「ウチの確かな情報だ。」 「いたしかたありません、原爆完成までは、わが空母艦隊を廻します。」 「米国も空母を廻そう。」 「最新空母ニューヨークを予定している。」 おお、米国は大きく出た。 しかたない、では「うちは、アマテラス改で。」 「おお、アマテラス改、歓迎しますぞ。」 なんのことはない、サッチエルはアマテラス改の、ふるさと基金英国支部の代表もかねていたのだ。 もう満面の笑みだ。 「ニューヨークとアマテラス改で独逸帝国は手も足もでまい。」 大統領はゲッペルンの悔しがる顔が浮かんだのだ。 そうだ、ゲッペルンは総帥府の世界地図にワイングラスを中身ごとぶちまけて悔しがったのだ。 2隻の最新空母が相手では、独逸帝国海軍では、まず無理。 絶対に無理! おそまつな海軍を総帥は理解していた、数ヶ月まえに空母から転落したパイロットの葬儀があったばかりだ。 あれから、実験希望者は皆無だ。 空母モドキは港で埃をかぶっている。 独逸帝国は陸軍は無双だが、海軍はイタリーとトントンだった。 まあ、シナよりマシなぐらいだ。 ローランドに寄航していたアマテラス改は英国へむけ出航する。 で、アメノウズメがローランドへ寄航するべく日本の横須賀を出航した。 なお、アマテラス改ふるさと基金とは、寄航したとき艦へ優先してご招待、アマテラス改グッズ、来賓室でのカレーの試食から抽選でジェット試乗体験までの特典のある(早い話がお金集めだ。)会員制の組織である。
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