4 / 212
奉天飛行場
原っぱの飛行場
しおりを挟む
満州国は、清国の先祖の土地だ。 清国が滅んで、逃げてきた清国皇帝が日本の助けで作った国だ。 日本はソ連への緩衝地帯としての満州国に期待しているのである。 だから、日本の影が付きまとう。 独立国であるが、背後には日本がいたのだ。 そして、広大な草原を農地にするべく開拓団を送り込んだ。 まあ、農家の三男とか都会で脱落したヤツなどである。 まあ、早い話が使い捨てだ。 そして、満州国の了解の元、ハルビン郊外の荒地を開墾して農地にするべく、活動を開始したのだ。 だが、ここは女真族のふるさとであるが、大陸の人間の住まうところだ。 いいやつなど居ないのだ。 ヒトがいいヒトは生きてはいけない。 まあ、搾取されて、の垂れ死ぬだけである。 第一回開拓団はの40名は、すべて搾取されて、殺されて、子供は奴隷として売られた。 そして、跡は焼け爛れた小屋の跡が残っただけであった。 これでは、開拓団なぞ送れない。 しかし、その話は日数が経ってから伝わった。 なんせ、通信や郵便などのインフラなど無い土地であるからだ。 半月後に商人が入植地へ行って見ると、跡片も無いから判明したのである。 まあ、無計画にヒトを送り込んだ日本政府の責めは大きかった。 それが、軍隊派遣となるのである。 だが、広大な草原だ。 日本本土の3倍以上である。 軍隊を送り込んでも兵站(兵の食糧など。)も必要だ。 現地は草原で、開墾地など無いのだ。 日本本土から船で、輸送するしかない。 それに、交通手段が馬しかなかった。 道路がない、ガソリンスタンドなぞ無い。 馬なら草を食えばいいからOKだ。 しかし、ここで問題だ。 馬では、せいぜい時速30キロが限度だ、24時間動けないのだ。 短時間で、短距離なら速いが、動物であるから無理すれば動かなくなるのだ。 それに、軍馬は高価だ。 農作業の駄馬ではない。 競走馬と同じだ。 ・・・・ 政府は困った。 陸軍大臣、海軍大臣までもが・・・・だ。 総理に至っては・・・ 今上陛下に・・・ なんと恐れ多いヤツだ。 陛下は犠牲になった入植者全員の名を読み上げられて、「二度とないように。」と・・・ 限られた予算で、いかに入植者を馬賊から守るか。 総理は閣僚らを集めて、無い知恵を絞った。 無い知恵でも、複数集まれば文殊とまでは行かないが、それなりに知恵は出るものだ。 そうして、飛行隊が日本から送られることとなったのだ。 大陸だから陸軍の飛行隊である。 とりあえず、下見に陸軍空中勤務員(操縦者のことだ。)派遣された。 この話は、ここからはじまるのである。 前置きが長かった・・・・・・・・・・
1
あなたにおすすめの小説
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
改大和型戦艦一番艦「若狭」抜錨す
みにみ
歴史・時代
史実の第二次世界大戦が起きず、各国は技術力を誇示するための
「第二次海軍休日」崩壊後の無制限建艦競争に突入した
航空機技術も発達したが、それ以上に電子射撃装置が劇的に進化。
航空攻撃を無力化する防御陣形が確立されたことで、海戦の決定打は再び「巨大な砲」へと回帰した。
そんな中⑤計画で建造された改大和型戦艦「若狭」 彼女が歩む太平洋の航跡は
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる