満州国、戦車開発会社

ゆみすけ

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ニャンニャン、おおいに褒められる。

内助の功。

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 「砲弾が爆発しても、何ともないなんて・・・」と、驚く戦車隊一同だ。
「砲弾は対戦車徹甲弾ですか。」と、軍曹が主任へ聞く。
 「え、え、内地の砲弾工廠製の対ソ連戦車用ですよ。」
「なんと・・・」と、声もでない軍曹だ。
 対ソ連戦車用砲弾は鹵獲したT-2型の装甲をぶち抜くための特殊砲弾だ。
履帯を切断するという苦肉の策で、苦労して勝利した日本軍だが・・・
 2回目からは通用するか、わからないからである。
ソ連軍の侵攻を、なんとか追い返した我が皇軍だが・・・常に反省と対策を練らねば、勝利の女神はほほ笑んでくれないからだ。
 それで、兵器工廠が開発したのが対ソ連戦車用徹甲弾なのである。
「その、徹甲弾が爆発しても耐えるということは、すごい装甲ですな。」と、顔が輝く軍曹だ。
 安心して戦える戦車になるからだ。
敵の砲弾に対して安心できる装甲は、作戦の自由度が増すのだ。
 そして、戦車兵も死ぬか生きるかの博打をやらないで済むからね・・・

 「それで、追加装甲板と聞いたのですが・・・」と、軍曹が聞く。
「え、え、八八式の前面に取り付けるだけで使えますよ。」
 「重さは、どれだけ増えるんですか。」
「そうですね。」「70キロ程度ですか。」と、主任技師だ。
 「なんと、人ひとり増えるだけじゃないですか。」
「それなら、最高巡行速度が40のままですね。」「そうですね。」
 「それで、いつから追加装甲になるんですか。」と、注文が早い軍曹だ。
「3両分は10日くらいで完成する予定です。」
 「残りは、予算の都合がありますので、いつになるか・・・」
まあ、無い袖は振れないからだ。
 四菱重工も、八八式の量産で手が一杯らしいのだ。
あまり、無理はいえない・・・

 試射が終わり、射撃試験場から宿舎へ戻った軍曹へ・・・
「あのう・・・」と、ニャンニャンが言いにくそうに・・・
 「ニャンニャン装甲板は、ダサいので・・・」と、苦言を・・・
まあ、軍曹もわからないでもない・・・まあ、ダサいかな?
 「あまり、悪目立ちは・・・」したくないのが、正直なところだ。
「うむ。」「そうだな。」
 「なにか、良い名前は?」「そうですね。」
「複合装甲は、どうでしょうか。」
 「うむ。」
ニャンニャンは藤川軍曹と普通に会話してることに・・・気がついたのだ。
 ・・・あれっ、これって、もしかして軍曹殿と相性が合いそうだわ・・・
なんか、脈ありかも・・・
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