日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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無線機の効用。

偵察戦車からの報告。

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 「隊長、連絡です。」と、無線機を操作していた装填手が。 
「うむ。」と、マイクを取った。 
マイクはスイッチを切り替えると耳当てから音声が聞こえる。 
耳当ては毛皮でカバーされていて、音が聞きやすい。 
戦車はエンジン音や履帯の音が酷いから、耳元で大声なら伝わるが、普通の会話は無理だ。 
まあ、戦闘機と同じである。 
「こちら、司令部だ。」「ハイ、聞こえます、コンノです。」 
「うむ、いま偵察戦車から報告だ。」「いいか、心して聞けよ、相手は5両のソ連戦車だ。」 
「えっ、マジですか。」 「司令部は嘘はいわん。」 「すんません。」「まあ、いい。」「それで、よく聞けよ。」 「ハイ。」「その位置は、大岩山の東だそうだ。」「わかりました、それで偵察隊は。」 「無事、離れて君らの戦闘の報告役だ。」 「了解です。」・・・
ここは、作戦を変更だな。 手をあげて、停止の合図だ。 
同時に、靴先で操縦者をツツイタ。 もちろん、停止のサインの3回ツンツンツンだ。 (急停止は蹴るだけだが。)
満州平原は目標がつけにくい。 それで、日本軍は、あらかじめ勝手に地名をつけていた。 
そして、小さい岩が3個ならんでいるが、そこは、大岩山と・・ 誰が、センス皆無だな。 
まあいい、場所がわかればいいのである。 
「地図では、このあたりらしい、相手は5両だ。」 
「露スケがですか。」「そうだ。」「・・・・」 
そうなるな、こちらは3両、相手は5両。
 勝ち目は・・・ しかし、逃げ帰るわけにはいかない。 
逃げれば、ソ連が怒涛のように迫ってくるだろう。
 刺し違えても、防がねばならない。 
戦闘型戦車は3両しか無いのだ。 
「相手は動いてるが、オレ達と速度はかわらんだろう。」 
まあ、5両である、偵察を兼ねてるとみていいだろう。 
「待ち伏せ作戦しか、勝ち目はないな。」と、少尉だ。 
「でも、それではソ連の位置を把握せんと。」と、2号の車長が。 
「オレは、ここらの地形を下見したのだ。」と、続ける少尉だ。 
内心、下見してよかった・・・である。 
「このあたりは岩場だ、そしてココはドロ沼だ。」 
「じゃあ。」 「そうだ、おそらくヤツらは、ここから出てくるのだ。」と、1点を示した。 
「ここは、待ち伏せには好都合なんだ。」
「枯れ木や草が、ざわざわなんだ。」 「それで、戦車を隠すんだ。」 
「囲んで、露スケをタコ殴りにするんだ。」と、今野少尉が図面を示した。 
「1発、必中なら3両はヤレる、残りは2両だ。」「勝てますね。」 「でないと、帰れんぞ。」 
「いいか、露スケのエンジン部を狙うんだ。」「前は狙っても弾かれるからな。」と、再確認だ。 
「相手は5両並んでくるだろう、左右にわかれて、中の3両をヤル、そして、先頭と最後尾の2両が残る。」 
「うむ。」「そこで、オレが先頭を、おまえらが最後尾だ。」 「了解です。」 
作戦が決まれば、待ち伏せのために移動である。 
日本軍は待ち伏せが得意なのだ。 
ベトコンが米軍をゲリラで苦しめたが、あの作戦は日本軍が教えたのである。 
ベトナム原住民を練兵して教えたのだ。 日本軍は進行したら、そこの原住民を教育して、兵隊として使えるようにする。 
なぜなら、独立のためには軍隊が必須だからだ。 
軍隊なくして独立は無いのだ。 
大東亜戦争はアジア開放の戦いだったのだ。 
そして、日本軍の訓練だ。 顔つきが変わるほど厳しい訓練である。 
なぜなら、日本軍だからだ。 世界最強の皇軍は退却するという、文言は無いのである。 
軍隊の行軍は縦列が多いが、それは地形的にしかたがないからである。 
まして、満州平原だ。 露スケは事前調査はしていないはずだ。 なぜなら、満州領だからだ。 
現地の遊牧民へ聞くこともできるが、露スケは・・どうだか・・・ 
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