日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
44 / 393
ソ連軍から学ぶこと。

敵を知る。

しおりを挟む
 「うむ、使い勝手は悪くないな。」が、正直な感想の今野であった。 ソ連軍の鹵獲戦車のことである。 ドイツ軍も、同じような評価だったかな・・ 「悪くなんだが、欠点もあるな。」と、酷評する今野だ。 なぜなら、敵国の戦車だ。 機械に罪はないが・・・「ここは、ちゃんと造らねばならないところは、造られている。」「しかし、全体的に大味だ。」「それに、砲塔のハッチが、なぜこんなに大きいのだ。」「手で、開けられない。」そう、重すぎる。 それで、今野は取っ手を整備兵につけてもらったのだ。 ソ連兵の戦車乗りは、変な工具を、全員がもっている。 そう、その重いハッチを引っかけて開ける金具である。 そのことは、知らない今野だった。 それに、敵の残したモノには、仕掛け爆弾があるやもしれない。 そう、敵が残したワナである。 ドイツ軍が、よく仕掛ける。 これで、米軍は泣かされるのだ。 下手に、戦死の敵兵を、足で転がすとドカンと爆発が。 そして、転がしたヤツが死ぬんだ。 戦争は殺し合いもだが、騙しあいもである。 てめえ(自分)の命は、てめえで守るのだ。 そして、前線で戦った兵ほど、現場でのことは語りたがらない。 よく、戦災施設で、体験を語る老人がいるが(語りべ)パヨクに教育されてるから用心である。 勇敢に戦った戦士ほど生き残ってはいないのだ。 米軍の老兵なども、体験は語らない者ばかりである。 なぜなら地獄の話なぞ、しゃべりたくはない。 戦争とは、聞いて学ぶものではないのだ。 死にたくないなら、やらないことだ。 敵が攻めてこないような、強い軍隊を持つことだ。 負けるとわかって、戦争を仕掛けるバカな国は無い。 まあ、日本は資源を止められて、勝てない戦争を始めたのだが・・・ 地域紛争程度で押さえておけば・・・ まあ、いまさらの話だが。(最近は、山本五十六の大失敗との評価も多いのだ。)一番強いときの米軍を相手にしてしまったのだ。・・・・ そして、ソ連鹵獲戦車の正確な解析が・・ その結果は、わが国の戦車設計に生かされるのである。 しかし、生産量が知れてるのだ。 ソ連が10なら、日本は1である。 ソ連は戦車大国なのである。 「満州国が、製鉄や工業が廻れば、防げるのでは。」と、期待もあるのだ。 なんせ、本土の4倍の国土である。 それに、シナからの入植者も少なくない。 「まだ、間に合う。」との期待をこめて戦う、日本陸軍であるのだ。 ・・・開発技師がレポートを持って、今野隊長を訪れた。 「きょうは、また何ですか?」と、聞く。「え、え、鹵獲戦車のエンジンのことですが。」「ハア。」「使い勝手が知りたいのですが。」「あ、あ、レポートにはエンジン関係がなかったですからね。」「そうなんです。」「ううむ、あまり触れたくないんですが。」「なぜですか。」「自分は戦車兵です、技師ではないですから。」「つまり、正確な評価ができないと。」「そうです、ぜひ体験搭乗を。」「・・・」「乗らなきゃ、わからんですからな。」
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

処理中です...