日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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相手は10両だ。

ここは、オトリしか無い・・・

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 「あいては、10両の露スケか。」「・・・・」しかし、前線基地に、もう戦車はない。 6両で、対処しかできないのだ。 「しかし、ヤツら10両もの戦車を・・」と砲手がつぶやく。 まあ、ソ連の粛清の嵐が影響したのだが・・ ソ連の前線基地の司令官は更迭されたのだ。 なんせ、2回の敗北だ。 つまり、モスクワは、1回しか敗北は認めないのだろう。 そして、新たな司令官だ。 それで、更迭はされたくない。 それで、一気に勝負をかけてきたのである。 対戦車砲などは、牽引するトラックが必要だ。 馬は、せいぜい800キロくらいまでだ。 とても、馬では対戦車砲は無理である。 それで、戦車10両での報復攻撃なのだろう。 これは、著者の考えであり、今野少尉は、ソ連の内部までは、当然知らないことである。 しかし、しかしだ。 考えてみれば、事前に10両のソ連軍戦車が攻めてくることが判明したのだ。 これは、先手を打つことができるのだ。 なぜなら、スイフル河の場所は前線基地から約50キロ北である。 ソ連軍が戦車の最高速度では燃費が悪くなるから、巡行速度と考えても、おそらく2時間前後だ。 まともに、正面作戦で当たれば、10対6で、当方は負ける。 「ここは、露スケを分断するしかないな。」と、考える今野である。 無線で今野は偵察隊へ、「ヤツらは、無線を配備は?」と、聞く。 「ガ、ガ、偵察隊だ、アンテナ竿は1両にだ。」「今野、了解だ。」 つまり、まだ無線機は全部には配備されていないのだ。 隊長の戦車だけのようだ。 それなら、まだ勝算はある。 「ここは、オレがオトリになる。」「お前たちは、ここで待ち伏せだ。」 と指示の今野だ。 「いいか、待ち伏せで、ヤツらの側面を撃破だ。」「正面は抜けないから、必ず側面こうげきだぞ。」「了解ですが、ヤツら引っかかりますかね。」「任せておけ、いいか最初の1撃で1両ずつ撃破せんと、それが絶対だぞ。」「了解です。」・・・各戦車は、散らばり戦車を隠すことを始めた。 日本軍は、一番得意な作戦が待ち伏せなのだ。 米軍のM4シャーマン戦車も待ち伏せ攻撃で、かなり沖縄戦で撃破している。 「まずは、オトリの仕掛けを・・」と、今野は無線アンテナの竹竿を4本、後部に垂らしたのだ。 もちろん、なくさないようにである。 「おい、前進だ。」 と、戦車が前へ・・・ すると、砂煙がもうもうとあがるのだ。 「うむ、これはイケそうだな。」「よし、露スケ討伐へ出発だ。」「スイフル方向へ前進。」と指示をだした。 ・・・・ 「おい、あの砂煙は。」「たぶん、黄色い猿だぞ。」(日本軍への蔑称は黄色い猿が多いようだ。)「あの、砂煙だと、かなりの数だな。」「しかし、ヤツらは6両と聞いていたが。」「なら、6両全部できやがったんだ。」 隊長のイワ~ン少尉は、「よし、オレの後に続け。」と指示だ。 そして、ソ連戦車隊は、10両が1列で、長い行列が・・・・「10対6だ、今度は勝てるぞ。」と、自信満々のイワ~ン少尉である。
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