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砂漠のキツネ、ならぬ満州のキツネ。
騙すのも作戦なのだ。
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満州は大陸である。 つまり、大陸性気候である。 日本本土のような水が豊富ではない。 砂漠といってもいいほどの乾燥地であるのだ。 そこを、4本の竹竿で、引っ掻き回すのだ。 砂煙が、もうもうである。 イヤ~ン、いやイワ~ン少尉が、日本戦車隊6両と決めつけたのも納得なのである。 この作戦は、北アフリカでのロンメルが英軍を騙した作戦と似ている。 まあ、今野少尉とロンメル元帥は面識がないから、まさに偶然であるのだ。 ロンメル元帥はクルマに戦車様の木枠をかぶせて、英軍を騙したことでも有名である。 ついたあだ名が、砂漠のキツネだ。 まさに、今野少尉は満州のキツネであったのだ。 そして、10両のソ連戦車を、まんまとおびき出すことに成功した今野少尉であった。 「いいか、必ず1両で1両を狙うんだ、間違ってもダブルことはないようにだぞ。」と、無線で繰り返す今野だ。 なぜなら、1両でもソ連軍の戦車を減らさないと勝てないからだ。 まともに、戦えば勝ち目はないのだ。 普通、よほどのことが無い限り、戦争は数が多いほうが勝つのだ。 まあ、烏合の衆の、半島やシナは例外だ。 そこで、作戦を建てるのだが。 奇策が良作とは限らないし、運命の女神に翻弄されるのである。 さあ、吉と出るか、凶と出るか。 隊長の搭乗する戦車が砂煙を、もうもうと立てて通り過ぎる。 それを、追跡するソ連軍戦車が10両並んで、待ち伏せ地点へ・・・・ 「いまだ、テェーーーッ。」と、命令する今野だ。 もちろん、今野は砲塔から背後を観察しているが、砂煙で見えないのでは・・・ そこは、ソ連の10両も砂煙をたててるのだ。 当然、ソ連の砂煙が多いのである。 それで、わかるのだ。 「ドウン、ドウン、ドウン、ドウン、ドウン、ドウン。」と、6発の砲撃音が響き渡る。 戦車砲で、側面を攻撃されれば戦車といえども装甲は穴が開くのだ。 そして、戦車内で爆発する砲弾である。 ソ連兵は一瞬でミンチである。 そこは、戦争だ。 町内会ではない。 国を守るため、ひいては家族を守るために、戦うのだ。 そこに、悪や正義は存在しない。 満州国で日本軍は、ソ連の南進の侵攻を防ぐために戦うのである。 日清戦争しかり、日露戦争しかりだ。 すべては、半島が自国を十分守れなかったせいである。 それは、現在も変わりないのだ。 半島が、どんでもないクニであり、日本は懲りたのである。 半島に関わっては亡国なのだ、と。 それが、福澤理論である。 そして、清国は滅び、逃げた王族は故郷の満州へ・・、そして、満州国建国である。 日本は、対ソ連への緩衝国として満州国を利用しているのである。 現在では、米国が造った韓国がそうだが・・・ 米国人は半島を、あまり知らなかったようである。 日本は関わりたくないからだ。 シナのような鬼以上の対応が半島にできれば、いいんだが。 あいにく、そこまで日本人は悪くなれないからである。
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