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作戦はカンタンだ。
単純な作戦だが・・・
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「作戦は、まずは装甲車部隊が出る。」「うむ。」「そこで、シナがソ連に助っ人だ。」「うむ。」「そして、オレ達が引く。」「うむ。」「そこで、調子に乗ったソ連が深追いだ。」「そこを、待ち伏せして、殲滅してくれ。」「うむ。」と、返事ばかりの今野少尉だが。 「そんなに、うまく行くかな?」と、疑問を・・ 谷口隊長は、「いや、ソ連はしらないがシナの軍閥なぞ統制もあったものではない。」「やつらは、孫子の兵法だから、読めるんだ。」「古代史の孫子ですか。」「あ、あ、バカにはできんが、孫子の兵法だ。」「基本的にわが国も孫子の影響があるが。」「そうですね。」「そして、蜘蛛の子のように逃げるのは、すばやい。」「それに、戦略はこねたらまず失敗するからな。」「犯罪と同じですからね。」と、少尉だ。 計画性がありすぎると、バレやすいのだ。 「だから、カンタンな戦略でいこうと思うんだ。」と、谷口隊長である。 「うまく、引かないと装甲車が戦車に。」「あ、あ、そこは装甲車は戦車よりは速度がでるから、まあ見ててくれ。」と、隊長だ。 つまり、装甲車は自動車であるのだ。 この時代の戦車は、動力が1000PSもないから動きは機敏ではない。 しかし、全輪駆動(4WD)の装甲車は、それなりに素早いのである。 「それに、策が多いと失敗する元だからな。」と、いままでの経験から谷口隊長は立案したのである。 今野は応援部隊である。 ここは、作戦どうりに、待ち伏せるとしたのだ。 待ち伏せは、日本軍は得意なのである。 硫黄島(イオウジマ)で、3ヶ月にわたり米軍を苦しめたのは、完璧な待ち伏せ作戦なのだ。 露スケも、コサック兵など雪の中での待ち伏せが得意らしいが・・・ 今野少尉にいわせると、頭隠して尻隠さずらしい。 小柄な日本兵は隠れやすいのだ。 熊のソ連兵は、どうしてもはみ出てしまうのだ。 そして、農夫がまた情報である。 日本軍は民間人には信頼されているようである。 金払いがイイということだ。 数に勝るシナの軍閥も、農夫には信用はされていないのだ。 なんせ、軍閥が約束なんて守らないからである。 「どうやら、リョウキ軍が渡河したようです。」「いよいよだな。」「戦車は?」「農夫は観てないらしいです。」「ということは、最後尾だな。」と、谷口隊長だ。 「よし、今度は露スケにひと泡ふかせようぞ。」と、立ち上がる隊長である。 「守備隊以外は出るぞ。」と、指示が飛ぶ。 4両の戦車も暖気運転を始めた。 装甲車は、暖気運転はほどほどでOKである。 同じ、サイドバルブエンジンだが、重さが違うからだ。 20トン以上の戦車と、4トン程度の装甲車だからだ。 露スケからは、ブリキと揶揄されているとか・・・ 装甲車部隊は残留を残して、全車が(12台)進軍である。 「よし、待ち伏せ地点へ戦車前進だ。」と、今野少尉が指示を出した。 鹵獲戦車であるが、陸軍旗を描いた日本軍戦車隊は、エンジン音を響かせて国境を目指すのであった・・・・
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