日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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対空戦車の試験。

吹き流しを射撃するのだ。

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 「それで、連装機銃座は動力は?」と、林野が聞く。 「そこですか、それが肝ですは。」と、主任がいう。 「デーゼルエンジンの動力を、クラッチで取り出してるんだすよ。」「機銃座は重いですから、モーターですと場所や重さがありますから。」「それでも、この大きさのクラッチは苦労しましたよ。」と、苦労話の主任である。 「欠点は7,7ミリ機銃の連射速度が装填装置の関係で秒間で3発なんですよ。」ともいうのだ。 「つまり、1分で180発撃てるんですね。」と、林野だ。 「そういうことです。」と、主任だ。 今日では遅いが、給弾が自動なのだ、メリットは大きいのだ。 「それで、1秒3発が飛行機へ通用するかの試験が・・・」と、主任技師が理由を述べるのだ。 「よくわかりました、なるほど・・・」と、林野は納得のようである。 「まあ、この自動給弾装置も、改良の余地はありますから。」と、主任が加える。 「対空戦車は、上からの飛行機の攻撃を防ぐのが目的ですから。」と、今野が開発目的をいう。 「なんせ、戦車は前からの攻撃には強いが、上と後ろは大したことないですから。」と、にが笑いである。 そこへ、整備隊員が、「連絡機へ吹き流しを取り付け終わりました。」と、報告だ。 「ごくろうさん。」と、労う今野だ。 「では、そろそろ始めますか。」と、隊舎を出る、一行である。 三式連絡機の後ろにロープで吹き流しが附いている。 「ロープは、それなりの力が加わると切れますから安心してください。」と、整備隊員が言い加える。 周りを見たところ、注意するのは無線塔だけのようだ。 「え、え、ありがとうごさいます。」と、手で合図の林野だ。 そして、暖気運転が終わって対空戦車が練兵場へ出てきた。 前線駐屯地の、ほぼ全員が見学するようである。 給食係の満州オバサンまで・・ 前線駐屯地では娯楽が皆無だからである。 まだ、駐屯地の周りには飲み屋は少ない。 内地のように映画館も劇場も無いのだ。 そして、満州国に1機だけの飛行機も珍しいのだ。 飛行機は旧式で武装もないので、軍事機密はない。 対空戦車だけだが、見るだけなら問題はないようである。 一番の、軍事機密は自動給弾装置であるらしい。 いままで、給弾員が手で弾を弾倉へつ追加したいたのだ。 それが、自動機械である。 あとは、照準装置が軍事機密である。 飛行機のヤツと同じのが付いていた。 斜めに半透明のミラーが付いていて、赤い点が機銃座から見えるのだ。 目を離しても判別できる優れモノである。 日本は光学兵器はすごいのだ。 最初はドイツの猿真似だったんだが・・・ いまは、こちらが上なのだ。 大量に安価に作る技術は十八番(おはこ)なのだ。 やがて、点検がおわり、三式連絡機が動き出した。 そして、30メートルほどで、車輪が地面を蹴った。 「すごい、あれで上がれるんだ。」と、感心する整備隊員らである。 「ドイツに、似たような機体があるそうですが、あれより滑走距離は短いんですね。」と、である。 かの、ロンメル将軍が前線で愛用したシュテルヒである。 似てるし、日本のパクリというヤツもいるが、性能は三式が上だ。 比べた日本陸軍、結論が、シュテルヒはイラネーであった。 STOL性能はピカイチなのだ。
 PS-2という日本製の海難救助飛行艇も、短い滑走で飛び上がる。 荒れ海での運用を考えてるからだ。 穏やかな海での遭難なんて無いからだ。 
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