日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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ソ連軍の戦闘機。

とうとう、出てきた。

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 「なに、それは、マジか・・」と、司令が絶句だ。 
満州馬賊が通報に・・・ あれから、元満州馬賊を標的機回収に雇っている。 
そのツテで、満州馬賊が駐屯地へ出入りするようになったのだ。 
馬賊は賊であるが、満州国も日本のテコ入れで、かなり裕福になってきた。 
裕福になれば、誰も賊などに身を落とすことは無いのだ。 
そして、満州馬賊は国境なんて無いのも同然だ。 先祖からの、放牧生活だからである。 
「どうしたんですか。」と、副官が聞く。 司令官がメモを見せる。 
そこには、戦闘機のような絵が描いてある。 
「どうやら、見ても何かわからんようなので、描いたらしいです。」と、通訳の満州人だ。(馬賊は方言をしゃべるからだ。)
「これは、戦闘機じゃないですか。」と、副官が叫んだ。 
「場所は?」と、副官が詰め寄る。 
「ここだ。」と、国境から50キロほどソ連へ入った平原らしい。 
「この絵だと、最新式ではないですな。」と、副官だ。 
「うむ、オレもそう見たのだ。」と、司令官がいう。 
「草原で、まだ滑走路は整備してないからだな。」と、参謀が加える。
 つまり、荒れ地でも着陸できる固定脚の戦闘機のことだ。 
「なら、バルディス型ですな。」と、参謀がソ連戦闘機一覧を見る。 
「何機ですか。」「3機は、見たそうだ。」 
「ううむ、意外に早かったな。」と、副官だ。 
「でも、対空戦車が間に合ってよかったです。」と、参謀が。 
「そうだな、今後は対空戦車も同行させよう。」と、司令官が結論だ。 
「機銃員の訓練は。」と、司令官が聞く。 
「なんとか、やってますが。」と、副官がいうが微妙な顔だ。
なんせ、模型飛行機が曳く吹き流しでの訓練だ、通用するか不明であるのだ。 
「先に、仕掛けるか。」と、司令がいう。 
「伊藤参謀。」「ハイ。」
「小隊へ対空戦車を加えて、配分してくれ。」
「了解しました。」・・・こうして、満州国派遣陸軍戦車隊は正式に対空戦車3両を加えた編成となった。 
つまり、3両が1小隊が、3両プラス対空戦車1両となったのだ。 
4両、1小隊である。 
しかし、1両は対空型だ。 2連装7.7ミリ対空機銃が武器なのだ。 
ソ連戦車には非力なのだ。 飛行機なら堕とせるが、戦は破壊できない。 
それで、陣形は対空戦車を中にして、先頭と左右に1両づつ展開することとなったのである。 
いつ、ソ連軍の戦闘機が来るか・・であるからだ。 
会議室へ全員が集められた。 
司令が、「ソ連軍が戦闘機を配備したらしい、伊藤参謀が説明する。」
「伊藤君。」「ハイ。」
「では、諸君。」「ソ連軍が戦闘機を配備したらしい、3機は確認している。」
「型は、固定脚のバルディス戦闘機と思われる。」 隊員全員がどよめく。 
飛行機相手に戦車は分(ぶ)が悪いのだ。 戦車の装甲は上は薄いからだ。(新型の満州型でも、装甲は2センチだ。) 
「ソ連軍は、予想より早く戦闘機を配備したようだ。」
「しかし、わが軍も対空戦車を用意している、恐れることは無い。」
「それで、編成を3両に1両の対空戦車を入れる。」
「以後の国境警備出動は、それにしたがってくれ。」
「以上だ。」・・・そして、次の日だ。 
定期的な国境警備へ戦車隊が・・・・
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