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対空戦車の名前。
名前は、まだ無い・・・
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練兵場へ改良された対空戦車が引き出された。 最終試験である。
各部を点検の技師らである。 自動装填装置は、構造が複雑なのだ、点検が大変であるのだ。
さきほどから、グリスを動く回転部分やクランクの軸へ塗りたくる整備員がいれば、銃弾を箱へ詰める兵器担当の係官までが、いそがしそうだ。
「おい、標的の模型飛行機は用意は。」と、誰かが聞く。 「もう少し、待ってくれ。」と、模型飛行機の点検の技師だ。 1機づつでは、現実味がないので、4機の模型飛行機を飛ばして、4連装機銃の動作確認をしようとの試験なのである。
「いま、飛行機に燃料を入れてるから。」「あ、あ、出来たら知らせてくれ。」と、整備隊員らも忙しそうだ。
「吹き流しが、1本しかないぞ。」「4本必要なんだ。」「あと、3本は・・」「倉庫をアサレ。」
消耗品の吹き流しは、食堂の満州オバサンの手間仕事なのだが。 「最近、忙しいアルヨ。」「わたしひとりで、出来ないアルヨ。」と、増員を求めるオバサンだ。 しかし、軍事機密もあるから、その辺の馬の骨では・・・
「なんだ、この吹き流しは。」「どうせ、機銃弾で破れるから。」「いや、ちゃんと縫ったヤツを持ってこい。」
どうやら、使い古した穴あきだったようだ。 バタついたが、やっと最終試験が開始されたのである。
「合図の旗を振ったら、飛行機を4機、同時に飛ばせよ。」と、係官だ。
「了解だ。」と、4人の模型飛行機を飛ばす整備隊員が手を振る。 「対空戦車の暖気運転が終わりました。」
「そうか、では引き出せ~っ。」と、掛け声がかかる。
「キュル、キュウ、キュル、キュル。」と、履帯を動かして、対空戦車が練兵場の中央へ出てくる。
旗が振られた。 4人の隊員が模型飛行機を走りながら飛ばした。
「ブ~~~~ン。」と、4機がバラバラになって上がってゆく。 そして、対空戦車の上空へ・・・
「今だ、テェーーーーッ。」と、今野が叫んだ。
「ダ、ダ、ダ、ダ。」「ダ、ダ、ダ、ダ。」「ダ、ダ、ダ、ダ。」と、4発が重なる銃撃だ。
おっと、最後の4機目に銃撃が、間に合わない。
馬賊の回収員が、騎馬で飛行機を追っていった。
吹き流しが回収されて、最終試験の検分である。
「ふむ、やはり4機目には射撃が遅れたのだな。」と、主任がいう。 1本の吹き流しが、破れてなかったのだ。
機銃員が、「さすがに、1度に4機を射撃は無理があります。」「敵機が4機以上で、1両の対空戦車では無理と思いますが。」と、感想を述べる。
「うむ、3機の吹き流しは、穴が開いてるから、そうだろうな。」と、感想だ。
「露スケの前線基地には3機の戦闘機が。」「そうだな。」
「じゃあ、とりあえずは。」「そうだな。」
「しかし、ヤツらも待ってはくれん、対空戦車の追加は当然だな。」
「では、この試作で製造ラインを立ち上げます。」「そうしてくれ。」
こうして、4連装対空戦車が完成を見たのである。
「ところで、戦車名は?」「あ、あ、それか。」「どうする。」「ふむ、なんも考えてないぞ。」
「どうすんだ、内地の陸軍本部へ報告書を書くのはオレだぞ。」「対空戦車で、いいんじゃないか。」
「それでは、あまりに・・・」「それも、そうだな。」
それから、隊員らで話し合うが、いい名前が浮かばない。
「内地では、チハとかナハとか、カタカナの2文字が多いらしいぞ。」「ううむ、そうだ皇紀で、どうだ。」
「それは、戦闘機になるぞ。」「ううむ。」
「とりあえずは。」「うむ、決まったか。」「いや、先送りだな。」「・・・・・・・」
各部を点検の技師らである。 自動装填装置は、構造が複雑なのだ、点検が大変であるのだ。
さきほどから、グリスを動く回転部分やクランクの軸へ塗りたくる整備員がいれば、銃弾を箱へ詰める兵器担当の係官までが、いそがしそうだ。
「おい、標的の模型飛行機は用意は。」と、誰かが聞く。 「もう少し、待ってくれ。」と、模型飛行機の点検の技師だ。 1機づつでは、現実味がないので、4機の模型飛行機を飛ばして、4連装機銃の動作確認をしようとの試験なのである。
「いま、飛行機に燃料を入れてるから。」「あ、あ、出来たら知らせてくれ。」と、整備隊員らも忙しそうだ。
「吹き流しが、1本しかないぞ。」「4本必要なんだ。」「あと、3本は・・」「倉庫をアサレ。」
消耗品の吹き流しは、食堂の満州オバサンの手間仕事なのだが。 「最近、忙しいアルヨ。」「わたしひとりで、出来ないアルヨ。」と、増員を求めるオバサンだ。 しかし、軍事機密もあるから、その辺の馬の骨では・・・
「なんだ、この吹き流しは。」「どうせ、機銃弾で破れるから。」「いや、ちゃんと縫ったヤツを持ってこい。」
どうやら、使い古した穴あきだったようだ。 バタついたが、やっと最終試験が開始されたのである。
「合図の旗を振ったら、飛行機を4機、同時に飛ばせよ。」と、係官だ。
「了解だ。」と、4人の模型飛行機を飛ばす整備隊員が手を振る。 「対空戦車の暖気運転が終わりました。」
「そうか、では引き出せ~っ。」と、掛け声がかかる。
「キュル、キュウ、キュル、キュル。」と、履帯を動かして、対空戦車が練兵場の中央へ出てくる。
旗が振られた。 4人の隊員が模型飛行機を走りながら飛ばした。
「ブ~~~~ン。」と、4機がバラバラになって上がってゆく。 そして、対空戦車の上空へ・・・
「今だ、テェーーーーッ。」と、今野が叫んだ。
「ダ、ダ、ダ、ダ。」「ダ、ダ、ダ、ダ。」「ダ、ダ、ダ、ダ。」と、4発が重なる銃撃だ。
おっと、最後の4機目に銃撃が、間に合わない。
馬賊の回収員が、騎馬で飛行機を追っていった。
吹き流しが回収されて、最終試験の検分である。
「ふむ、やはり4機目には射撃が遅れたのだな。」と、主任がいう。 1本の吹き流しが、破れてなかったのだ。
機銃員が、「さすがに、1度に4機を射撃は無理があります。」「敵機が4機以上で、1両の対空戦車では無理と思いますが。」と、感想を述べる。
「うむ、3機の吹き流しは、穴が開いてるから、そうだろうな。」と、感想だ。
「露スケの前線基地には3機の戦闘機が。」「そうだな。」
「じゃあ、とりあえずは。」「そうだな。」
「しかし、ヤツらも待ってはくれん、対空戦車の追加は当然だな。」
「では、この試作で製造ラインを立ち上げます。」「そうしてくれ。」
こうして、4連装対空戦車が完成を見たのである。
「ところで、戦車名は?」「あ、あ、それか。」「どうする。」「ふむ、なんも考えてないぞ。」
「どうすんだ、内地の陸軍本部へ報告書を書くのはオレだぞ。」「対空戦車で、いいんじゃないか。」
「それでは、あまりに・・・」「それも、そうだな。」
それから、隊員らで話し合うが、いい名前が浮かばない。
「内地では、チハとかナハとか、カタカナの2文字が多いらしいぞ。」「ううむ、そうだ皇紀で、どうだ。」
「それは、戦闘機になるぞ。」「ううむ。」
「とりあえずは。」「うむ、決まったか。」「いや、先送りだな。」「・・・・・・・」
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