日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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97式が、満州国へ・・・

以外に、頑丈じゃないですか!

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 「これが、97式ですか。」と、満州国戦車製造所の主任が木箱をながめる。 
「木箱ですが、中を見ても。」「あ、あ、もう組み立てるだけだからな。」「では・・・」と、バールで、木箱を壊しはじめた。
 木箱は、5箱ばかりあり、大きさは軽自動車ほどである。 
「これは、翼だな。」と、平たい木箱を開ける。 翼は組み立ててある。 ジュラルミン製らしい。
「以外に、軽いですね。」と、翼の端をもちあげる。 
 「そりゃぁ、軽くないと飛ばないからな。」「・・・・」
「これは、尾翼ですね。」と、デカイ箱だ。 
 そして、さらにデカイ箱には、「胴体の前半分ですね。」
さらに、一番重い箱が・・・大きさは、一番小さいんだが・・・
 「やはり、エンジンは重いですな。」と、取説を箱から出した。
「おう、全部、組み立て方が図式で描いてある。」「これなら、オレ達でもできそうだな。」と、工場長へ。
 「なら、頼めるか。」と・・・
 
 そして、7日後に、取説どうりに組み立てられたのである。
97式戦闘機が1機、満州国で完成したのである。
 「ほう、これが97式ですか。」と、今野少尉だ。 知らせを聞いて、見学である。
「これが、海軍の艦戦をパクったヤツですか。」「そうだ。」「へぇ~。」
 「空母に載せる機だから、結構頑丈らしい。」と、足を示す主任だ。
「足は引き込まないんですか。」「そうだ。」「でも、欧州では、足が翼に折りたたまれると。」
 「それは、新型だな。」「我が国でも、隼戦闘機は引き込み脚だぞ。」と、主任だ。
「では、なぜ。」「それは、対戦車用に改造するからだ。」「戦闘機をですか。」
 「そうだよ、ソ連軍の対戦車戦闘機があったろ。」「あ、あ、あの墜としたヤツですね。」
「それを、内地へ送ったら、これが着たのだ。」「ほ~う。」と、感心する今野少尉だ。

 「つまり、この97式へ、対戦車機銃を載せてみろということですね。」「あ、あ、それで、参考意見が聞きたいんだ。」「なるほど・・・・」と、納得の今野少尉だ。
 「じゃあ、この機は、それなりに頑丈ですか。」「そりゃあ、空母用の艦上機だからな。」
「つまり、引き込み脚でないから。」「よく、わかってるじゃないか。」
 「機銃は、何口径を?」「そうだな、20ミリか35ミリか・・・」
「35ミリなんて、あるんですか。」「あ、あ、スイスのエンリコ社のヤツらしい。」「スイス、あの中立国ですか。」「そうだ、武器もスイスの商売だからな。」
 なんと、複雑な顔の今野だ。 つまり、敵国へも売るということだ。
「20ミリは聞いたことが、ありますが・・・」と、今野である。
 「あ、あ、35ミリは対戦車用らしいが、それなりの機体じゃないと銃の振動で銃弾が狂うらしい。」
「それでは、使えんではないですか。」「それで、エンリコ社から試しで送られてきたらしいんだ。」
 それで、1機の戦闘機なんだな・・・普通なら、複数の戦闘機が飛行場へ・・・それが、1機だ。
なるほど、の顔の今野少尉だった。
 
 「いちおう、見てみるか。」と、本郷主任だ。
「え、え、ぜひ。」「では、開けるぞ。」と、細長い木箱を開ける。
 「これが、そうですか。」「これを、どう機体に載せるんですか。」と、今野だ。
「そうだな、翼ではバランスが取れないし、胴体では・・・」と、主任が悩む。
 「機体の下へぶらさげては。」「ほう。」「それに、戦車は高さが3メートルも無いんですよ。」「斜め下銃でないと。」 「ほう、なかなかの意見だな。」「なら、胴体の下へ窓がいるな。」「下界を見るためですか。」
 「やはり、君を呼んで正解だったようだ。」と、本郷主任は望外の喜びである。
「斜め下は、オレも予想外だよ。」と、図面を描きだす主任だ。
 「斜め下だから、プロペラの同調装置はいらねえな。」 プロペラを機銃で撃たないように、回転同期装置が機銃とエンジンにつけてあるのだ。 調整が難しくて、たまにペラを撃ちぬくことがあるらしい。
 それも、35ミリ機関砲では、プロペラが破壊されてしまう。
「そうだ、敵戦闘機との交戦時には、落下させて空戦ができるように・・・」と、本郷主任の頭には戦う97式対戦車戦闘機が・・・妄想で飛んでるんだ・・・

 本郷主任を残して、今野少尉は戦車製作工場を後にしたのだ。
しかし、戦車製作工場の看板も、戦闘機もと書き足さねばならんようである。
 対空戦車といい、対戦車戦闘機といい、最近の日本軍はゲテモノ兵器が・・・増えつつあるようだ。
潜水艦へ偵察機を載せることに成功したのは、世界で日本海軍だけだそうだ。
 フランスやイタリーも実験潜水艦は建造したが・・・イマイチらしい。
なんせ、3機の攻撃水上戦闘機を載せる攻撃型潜水艦は、我が国だけの潜水空母である。
 ドイツもゲテモノ戦車がフンメルとかゴリアテとか、マウスとか・・・戦車バイクのケッテンクラートまで・・・
日本は飛行機が変態兵器が多いようである。 使えない、誘導爆弾とか・・・ゲテモノ戦車なら、我が海軍が・・・
外洋(太平洋)でも運用できる水上戦車を・・・さすがのドイツにも外洋を航行できる戦車は無いのである。



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