日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
200 / 393
標的機の改造。

無線誘導ができないか・・・

しおりを挟む
 日本の飛行機産業は外貨を稼ぐ戦略物資だ。 もちろん、97式やキー101ではない。
標的機である。 模型のエンジン飛行機だ。 
 それが、学生の科学の心を育てる教材として日本の業者が売り出したのである。
機体は軽いバルサ材だ。 エンジンは焼玉エンジンだ。 ガソリンにエンジンオイルを混ぜた混合ガソリンである。
 カンタンな構造だ、軍事機密ではない。
しかし、欠点があったのだ。 飛ばした機体の回収である。
 欧州には、機体回収の馬賊がいなかったのである。
それで、飛んだ方向へ走るしかなかったのだ。 
 風などに流されないように、自動バランス装置が考案されたのだが、なかなか問題解決にはならなかったのだ。
それで、業者は考えたのだ。 なんとか、付加価値をつけて売れないかと・・・
 マジな戦闘機は軍事機密で売れないのである。
無線操縦も当然、考えたんだが・・・無線機が大きいし重いから、飛べないのだ。
 なんとか、ならないか・・・と、雑誌(科学雑誌)を・・・
そこには、新型携帯無線機の図面が・・・もちろん、想像図であるのだが・・・
 片手で持てる大きさなのだ。 回路図は真空管が1本だ。 それで、送受信ができるらしい。
電波は水晶発振子で、短波帯だ。 1本の真空管が内部に2個の電極があり、1本で2本分の働きを・・・
 まてよ、模型のエンジン飛行機は受信ができれば、送信はいらない。 
なら、もっと小型にできそうなのだ。
 問題は電池だ。 電池は重いからだ。 まてよ、エンジンから発電機を廻せば、重い電池はイラネーのだ。
発電機には整流回路をつけて電圧を安定させればつかえるぞ。

 当時の電池はかなり重かったのだ。 模型の小型発電機を搭載するほうが軽くできるのだ。
そして、軍事機密は一切無い。
 アイデアができあがったら、図面を引く開発技師らである。
模型飛行機の大きさは、幅が1,2メートル。 長さが1,2メートルの高翼単葉機だ。
 つまり、セスナ型である。  ハイパーカブという軽飛行機が同じ形だ。
そして、舵を動かすにには、電磁石をつかったのだ。 もちろん、エンジンのコントロールもである。
 周波数は1chしかないから、操作はトン・ツーのボタン式である。
1回押すと、舵が右へ、機体は右旋回だ。 2回押すと左だ。 3回連続だとエンジンコントロールだ。
 ボタンを離すと、舵はまっすぐへ戻るんだ。
つまり、無線操縦の模型飛行機の完成である。
 これは、驚きをもって欧州で紹介されたのだ。
欧州の国にとり、夢の技術であるからだ。
 日本という国は、なんて技術が進んだ国なのだ。 
下手に戦争を仕掛けると、とんでのないことになるぞ・・・だ。
 そう、戦争への抑止力に働いたのである。
強い相手にケンカをしかけないのと同じである。
 勝てない国へ戦争を吹っ掛けるバカな国は無いぞ。 「例外が・・・そう、我が国だ。)
 
 「これは、このすごい誘導装置が軍事機密でないなんて。」と、驚く欧州の各国だ。
中には、無線誘導飛行機を大量に買い込み、それに手榴弾を乗せて爆撃を・・・
 塹壕戦で、上から手榴弾を・・・これは、すごい兵器である。
学生に科学を学ばせる教材が・・・・誘導兵器とは・・・・
 「まさか、こんな方法があるなんて。」と、驚く日本政府である。
しかし、軍事機密はないし、模型飛行機の教材なのだ。 違法ではない。
 そして、輸入する欧州は、なんも言ってこないのだ。
金払いがいい、上客なのである。
 これは、道具の使い方なのだ。 
包丁も、ヒト殺しの道具にもなるし、調理の道具でもあるのだ。
 そして、自国で開発を・・・と、ある国が・・・
しかし、採算がとれないから・・・つまり、安価に大量に安定した品質の模型飛行機を作れなかったのである。
 
 そして、標的機の回収の馬賊は首なのだが・・・そこは、捨てる神あれば拾う神ありである。
満州国軍の騎馬隊の通信員としての・・・まあ、日本軍より給金が・・・不満の馬賊だったのだだ。



 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

処理中です...