211 / 393
どう、判断すべきか・・・
露スケの身になり、考えるんだ。
しおりを挟む
「うむ、12両のソ連軍は、どこへ消えたか。」と、加藤中尉は考えた。
ここは、常識で考えてはダメだ。 熊の露スケの身にならねば・・・常に上から目線の、威張りくさったロシア軍の考えでやらねば・・・
「やはり、12両は隠すだろうな。」と、結論だ。
「おそらく、5両は釣りだ。」と、解析する加藤中尉だ。 日露戦争当時の戦訓を読み漁った加藤中尉だ。
ロシア軍の非道な作戦や、コサック兵の突撃など。 日本軍が苦しめられた戦訓である。
いままでの、シナ相手とは異質な軍隊だったのだ。 白人の軍隊は常識で判断してはならない、が戦訓だ。
日本軍同士の武士の情けなぞ、微塵もないのだ。 エグイのである。
シナ軍は軍規も無い、無法のヤカラだったが・・・ロシアは、ロシアで、ソ連へ革命で様変わりしても基本は同じなのである。
ロシアは熊なのだ。 それで、ソ連軍も熊である。 もちろん、プーさん熊ではない。 あばれ熊なのだ。
「やはり、5両のソ連軍はオトリだろう。」「しかし、しかしだ。」「ここは、引っかかったフリして、12両を誘い込むのはどうだろうか。」と、作戦を考える中尉だ。
なんせ、日本軍の目的はソ連軍を国境の彼方へ追い払うことなのだ。
それも、被害を最小限にして、追い払うことだ。 ソ連軍が、当分攻めてこなければいいのだ。
そう、満州国が軍備を整えるまでだ。
「このままでは、ソ連軍を追い払えないからな。」「エサに釣られるフリもやらんとな・・・」と、中尉は解析するのだった。
「まだ、エテ公のヤツらは釣られないか。」と、ソ連軍、隊長のルイチェンコ中尉だ。
かなり、焦っているようだ。 なかなか、日本軍が様子見にこないからだ。
犯人は必ず現場へ戻るもんだ、とルイチェンコ中尉は確信したいたのだ。
なのに、なかなか釣られない、まさか感づかれたか・・・
「隊長、日本軍です。」と、偵察へ出ていた兵士が急報だ。
「ふう、まさか感づかれたかと、まあ余計な心配だったな。」と、安心する中尉である。
「いいか、十分にエテ公のヤツらを引き付けるんだぞ。」と、部下を叱咤する中尉だ。
ソ連軍が、シメシメと日本軍をワナへ誘い込んでるつもりなのだが・・・
もちろん、釣りに釣られたフリの日本軍である。
「いいか、オレが合図したら、そのまま5両のオトリのソ連軍に構わず40キロで突き抜けるんだ。」
「いいか、そしてB地点まで逃げ切るんだ。」と、指示を出す。
つまり、釣られたフリだが、釣る体制へもっていく作戦である。
その次の指示はソ連軍の動きで左右されるから、ソ連軍の動きを見極めて指示するのである。
「いいか、次の指示はソ連軍の動きで左右されるから、無線を聞き逃すなよ。」と、繰り返す中尉である。
「日本軍がワナにかかったぞい。」と、ルイチェンコ中尉は・・・・・
「あれっ、どうしたんだ。」「なぜ、なんだ。」と、日本軍の動きに・・・・
「しまった、これはフリだ。」「いかん、追撃中止だ。」と、叫ぶ中尉だ。
しかし、すでにお寿司である。
待ち伏せていた12両が進み出てしまってるのだ。
これでは、隠れていた意味が無い。
そして、5両の修理中を装ったオトリは・・・意味がなくなったしまったのだ。
これでは、ソ連軍の動きを読まれていたことが・・・まる判りなのである。
「くそっ、たがが10両ごときの日本軍に、我が20両ものソ連軍が・・・」 まあ、正確には17両だが。
完全に動きを読まれては、作戦の意味が無い。
ルイチェンコ中尉は、完全に戦意を喪失したしまったのである。
「ここいらが、引き時だな。」「それに、ヤツらの動きもある程度は把握できたからな。」
つまり、撤退しても目的は果たせたのだ。
最初の目的は、日本軍がどの程度なのか、そして日本軍戦車の実力の小手調べのようなモノだったのだ。
そう、偵察なのである。 本格的侵攻の前の前段階なのである。
だから、歩兵も輸送隊も無いのである。
「3両は、失くしたが3両で済んだとも言えるのだ。」と、自信で納得する中尉だ。
「それに、ヤツらの戦車は速度が速い。」「さすがに、30キロでは歯が立たない。」
「装甲の厚さも大切だが、速度が40は欲しい。」と、中尉は確信するのだ。
なぜなら、追いつけないから追撃ができないのだ。
それだけで、撤退する意味は十分なのである。
「よし、戻るぞ。」と、指示を出すルイチェンコ中尉だ。
「了解です。」と、いくぶん安どの表情の部下である。
こうして、最初のソ連軍の侵攻は日本軍戦車隊の活躍で阻止されたのである。
このころ、富士山のふもとにある陸軍機甲学校を今野訓練生が任官(下士官への任官)して、卒業を・・・
ここは、常識で考えてはダメだ。 熊の露スケの身にならねば・・・常に上から目線の、威張りくさったロシア軍の考えでやらねば・・・
「やはり、12両は隠すだろうな。」と、結論だ。
「おそらく、5両は釣りだ。」と、解析する加藤中尉だ。 日露戦争当時の戦訓を読み漁った加藤中尉だ。
ロシア軍の非道な作戦や、コサック兵の突撃など。 日本軍が苦しめられた戦訓である。
いままでの、シナ相手とは異質な軍隊だったのだ。 白人の軍隊は常識で判断してはならない、が戦訓だ。
日本軍同士の武士の情けなぞ、微塵もないのだ。 エグイのである。
シナ軍は軍規も無い、無法のヤカラだったが・・・ロシアは、ロシアで、ソ連へ革命で様変わりしても基本は同じなのである。
ロシアは熊なのだ。 それで、ソ連軍も熊である。 もちろん、プーさん熊ではない。 あばれ熊なのだ。
「やはり、5両のソ連軍はオトリだろう。」「しかし、しかしだ。」「ここは、引っかかったフリして、12両を誘い込むのはどうだろうか。」と、作戦を考える中尉だ。
なんせ、日本軍の目的はソ連軍を国境の彼方へ追い払うことなのだ。
それも、被害を最小限にして、追い払うことだ。 ソ連軍が、当分攻めてこなければいいのだ。
そう、満州国が軍備を整えるまでだ。
「このままでは、ソ連軍を追い払えないからな。」「エサに釣られるフリもやらんとな・・・」と、中尉は解析するのだった。
「まだ、エテ公のヤツらは釣られないか。」と、ソ連軍、隊長のルイチェンコ中尉だ。
かなり、焦っているようだ。 なかなか、日本軍が様子見にこないからだ。
犯人は必ず現場へ戻るもんだ、とルイチェンコ中尉は確信したいたのだ。
なのに、なかなか釣られない、まさか感づかれたか・・・
「隊長、日本軍です。」と、偵察へ出ていた兵士が急報だ。
「ふう、まさか感づかれたかと、まあ余計な心配だったな。」と、安心する中尉である。
「いいか、十分にエテ公のヤツらを引き付けるんだぞ。」と、部下を叱咤する中尉だ。
ソ連軍が、シメシメと日本軍をワナへ誘い込んでるつもりなのだが・・・
もちろん、釣りに釣られたフリの日本軍である。
「いいか、オレが合図したら、そのまま5両のオトリのソ連軍に構わず40キロで突き抜けるんだ。」
「いいか、そしてB地点まで逃げ切るんだ。」と、指示を出す。
つまり、釣られたフリだが、釣る体制へもっていく作戦である。
その次の指示はソ連軍の動きで左右されるから、ソ連軍の動きを見極めて指示するのである。
「いいか、次の指示はソ連軍の動きで左右されるから、無線を聞き逃すなよ。」と、繰り返す中尉である。
「日本軍がワナにかかったぞい。」と、ルイチェンコ中尉は・・・・・
「あれっ、どうしたんだ。」「なぜ、なんだ。」と、日本軍の動きに・・・・
「しまった、これはフリだ。」「いかん、追撃中止だ。」と、叫ぶ中尉だ。
しかし、すでにお寿司である。
待ち伏せていた12両が進み出てしまってるのだ。
これでは、隠れていた意味が無い。
そして、5両の修理中を装ったオトリは・・・意味がなくなったしまったのだ。
これでは、ソ連軍の動きを読まれていたことが・・・まる判りなのである。
「くそっ、たがが10両ごときの日本軍に、我が20両ものソ連軍が・・・」 まあ、正確には17両だが。
完全に動きを読まれては、作戦の意味が無い。
ルイチェンコ中尉は、完全に戦意を喪失したしまったのである。
「ここいらが、引き時だな。」「それに、ヤツらの動きもある程度は把握できたからな。」
つまり、撤退しても目的は果たせたのだ。
最初の目的は、日本軍がどの程度なのか、そして日本軍戦車の実力の小手調べのようなモノだったのだ。
そう、偵察なのである。 本格的侵攻の前の前段階なのである。
だから、歩兵も輸送隊も無いのである。
「3両は、失くしたが3両で済んだとも言えるのだ。」と、自信で納得する中尉だ。
「それに、ヤツらの戦車は速度が速い。」「さすがに、30キロでは歯が立たない。」
「装甲の厚さも大切だが、速度が40は欲しい。」と、中尉は確信するのだ。
なぜなら、追いつけないから追撃ができないのだ。
それだけで、撤退する意味は十分なのである。
「よし、戻るぞ。」と、指示を出すルイチェンコ中尉だ。
「了解です。」と、いくぶん安どの表情の部下である。
こうして、最初のソ連軍の侵攻は日本軍戦車隊の活躍で阻止されたのである。
このころ、富士山のふもとにある陸軍機甲学校を今野訓練生が任官(下士官への任官)して、卒業を・・・
2
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる