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希望は満州国への派遣軍。
貧乏くじ・・・・
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「諸君、卒業おめでとう。」と、陸軍の幹部が祝辞を述べる。
そして、滞りなく卒業式はお開きに・・・
「オレは、まだ赴任先が決まってなかったな。」と、卒業生の中に士官候補生が・・・
卒業生の大半はコネや幹部の引き抜きなどで、部隊や連隊が決定してるんだが。
今野訓練生はコネもツテもなかったのだった。
そして、成績も良くも悪くも無かったのだ。
まあ、あまり目立たない存在であったのである。
そして、希望赴任地もなかったのだ。
まあ、赴任するまでは、休暇が30日ほどあり、その間に故郷へ挨拶などへ・・・の卒業生らであるのだが。
「まあ、暇は捨てるほどかるから、その間に赴任先を決めればいいさ。」と、今野卒業生は考えていたのだ。
「なに、満州国から正式に陸軍の派遣要請だと。」「え、え、陸軍大臣が渋々了承したそうです。」「なぜだ、他国の防衛なぞ、他国の責務ではないか。」「日本の軍人は日本のためのものぞ。」「そうですが・・・」
陸軍省の内務部(人事部)は、「だから、試験的でもダメだと言ったんだ。」「くそっ、貴重な軍人を他国の防衛なぞに使えるか。」と、吐き捨てる。
「しかし、参謀。」「なんだ。」「満州国が滅んだら。」「それは、わかるが。」「だから、我が国も援助金をだしてるじゃないか。」「金より、ヒトやモノが欲しいらしいと。」「くそっ、ヤツらは要求するばかりだな。」
「戦車や飛行機は日本のためにあるんだぞ。」と、参謀が・・・
「仕方がない、今年の卒業生で、余ってるヤツは。」「そんな、ヤツいますかね。」「名簿をよこせ。」
そして、卒業名簿を・・・「おい、今野とかいうヤツが部隊が未定らしいぞ。」「えっ、まだ未定がいたんですね。」「じゃあ。」「うむ。」と、そこへ満州国派遣希望とメモ描きを・・・・
これが、今野卒業生の未来を決定してしまったのである。
「で、希望を勝手に描いてしまっては、バレたらまずいんじゃあ。」と、部下が参謀に。
「いい手があるぞ。」と、「推薦幹部候補生として少尉へ任官させるんだ。」と、「つまり、任官で誤魔化すんですね。」「おい、大きい声を出すな。」「ハィ。」と、ひそひそ声に・・・・
それで、成績が優秀ではなかったが、なぜか少尉へ任官して・・・満州国派遣軍の隊長の・・・
今野卒業生は、任官したことで文句が言えない立場と・・・しぶしぶ受け入れたのである。
軍隊とは理不尽なことは、あたりまえにあるモノなのである。
イチイチ文句を言っていては務まらない。
下っ端は、黙って耐えるしかないのだ。
満州国派遣は心外だったが、少尉任官だ。 まあ、まあの話なのである。
そして、戦車隊で満州国派遣の戦車兵の希望者を・・・誰もいないのだ。
皆、日本の防衛のために命を投げ出した戦車隊員なのだ。
離れて遠い、満州なぞイヤなのである。
しかし、閣議で決定された事項だ。
「くそっ、民間人は自分が行かないから、勝手に派遣軍なぞと決めやがって。」と、陸軍幹部が。
「しかし、隊長だけでは。」「そうだな。」「あと、20人は選別しないと。」「うむ。」「なんか、理由が必要だな。」「そうだ、訓練で成績が振るわなかった罰としてならどうだ。」「・・・・・」
いくらなんでも、それは酷いのだ。
「しかし、誰かが貧乏くじに当たるんだぞ。」「じゃ、今度の訓練で下位20名を指名するか・・・」
人事は、裏側はこんなものなのである。 所詮、他人事なのだ。
こうして、満州国派遣の陸軍戦車隊が正式に組織されたのである。
そして、滞りなく卒業式はお開きに・・・
「オレは、まだ赴任先が決まってなかったな。」と、卒業生の中に士官候補生が・・・
卒業生の大半はコネや幹部の引き抜きなどで、部隊や連隊が決定してるんだが。
今野訓練生はコネもツテもなかったのだった。
そして、成績も良くも悪くも無かったのだ。
まあ、あまり目立たない存在であったのである。
そして、希望赴任地もなかったのだ。
まあ、赴任するまでは、休暇が30日ほどあり、その間に故郷へ挨拶などへ・・・の卒業生らであるのだが。
「まあ、暇は捨てるほどかるから、その間に赴任先を決めればいいさ。」と、今野卒業生は考えていたのだ。
「なに、満州国から正式に陸軍の派遣要請だと。」「え、え、陸軍大臣が渋々了承したそうです。」「なぜだ、他国の防衛なぞ、他国の責務ではないか。」「日本の軍人は日本のためのものぞ。」「そうですが・・・」
陸軍省の内務部(人事部)は、「だから、試験的でもダメだと言ったんだ。」「くそっ、貴重な軍人を他国の防衛なぞに使えるか。」と、吐き捨てる。
「しかし、参謀。」「なんだ。」「満州国が滅んだら。」「それは、わかるが。」「だから、我が国も援助金をだしてるじゃないか。」「金より、ヒトやモノが欲しいらしいと。」「くそっ、ヤツらは要求するばかりだな。」
「戦車や飛行機は日本のためにあるんだぞ。」と、参謀が・・・
「仕方がない、今年の卒業生で、余ってるヤツは。」「そんな、ヤツいますかね。」「名簿をよこせ。」
そして、卒業名簿を・・・「おい、今野とかいうヤツが部隊が未定らしいぞ。」「えっ、まだ未定がいたんですね。」「じゃあ。」「うむ。」と、そこへ満州国派遣希望とメモ描きを・・・・
これが、今野卒業生の未来を決定してしまったのである。
「で、希望を勝手に描いてしまっては、バレたらまずいんじゃあ。」と、部下が参謀に。
「いい手があるぞ。」と、「推薦幹部候補生として少尉へ任官させるんだ。」と、「つまり、任官で誤魔化すんですね。」「おい、大きい声を出すな。」「ハィ。」と、ひそひそ声に・・・・
それで、成績が優秀ではなかったが、なぜか少尉へ任官して・・・満州国派遣軍の隊長の・・・
今野卒業生は、任官したことで文句が言えない立場と・・・しぶしぶ受け入れたのである。
軍隊とは理不尽なことは、あたりまえにあるモノなのである。
イチイチ文句を言っていては務まらない。
下っ端は、黙って耐えるしかないのだ。
満州国派遣は心外だったが、少尉任官だ。 まあ、まあの話なのである。
そして、戦車隊で満州国派遣の戦車兵の希望者を・・・誰もいないのだ。
皆、日本の防衛のために命を投げ出した戦車隊員なのだ。
離れて遠い、満州なぞイヤなのである。
しかし、閣議で決定された事項だ。
「くそっ、民間人は自分が行かないから、勝手に派遣軍なぞと決めやがって。」と、陸軍幹部が。
「しかし、隊長だけでは。」「そうだな。」「あと、20人は選別しないと。」「うむ。」「なんか、理由が必要だな。」「そうだ、訓練で成績が振るわなかった罰としてならどうだ。」「・・・・・」
いくらなんでも、それは酷いのだ。
「しかし、誰かが貧乏くじに当たるんだぞ。」「じゃ、今度の訓練で下位20名を指名するか・・・」
人事は、裏側はこんなものなのである。 所詮、他人事なのだ。
こうして、満州国派遣の陸軍戦車隊が正式に組織されたのである。
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