日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
213 / 393
兵器の実験場としての満州国。

実験場が・・・内地では無理だ。

しおりを挟む
 「どうしても、場所が必要なんですが。」「君の、気持ちはわかるんだが。」「閣議で内地は使えないんだよ。」
「でも、実験しなければ、破壊力が計算だけになってしまいます。」「いざ、戦いで使えなくては。」
 「それに、なんで戦車が舗装路を走行がダメなんですか。」「あ、あ、舗装が痛むからと運輸省がクレームなんだ。」 「戦車は富士学校に十分な敷地があるからと。」 
まあ、富士山の裾野は広い。 が、しかしだ。
 日本は平和である。 そして、君主制民主主義であるのだ。 それは、神武建国から2600年余りかわらないのである。
 よって、国内では、戦争の演習なぞできなかったのだ。 海軍は海だから、まだいいが・・
困ったのは、陸軍だ。 富士山の裾野では、広いのだが、まだ不足なのである。
 しかし、日本の国土は狭いのだ。 
シナやソ連の脅威もあるのだ。 朝鮮も併合なんて、絶対に無理無理なのだ。(日本人は、鮮人は虫が好かない。)
 福澤先生の脱亜論は憲法の次に有名な論文なのである。
今は、特亜(シナと半島)の他にソ連が加わったんだが・・・・
 「いかん、これでは我が陸軍が実弾演習ができないぞ。」と、陸軍幹部は焦る。
明治のころは兵器も、富士山の演習場で十分だったのだが・・・戦車砲でも飛距離が・・・
 これが、陸軍の最大火力のキャノン砲では、演習場を飛びこえてしまうのだ。
万が一にでも砲弾が、民家にでも落たら。 内閣総辞職もありうる。
 それで、閣議で内地では実弾演習は、ご法度となってしまった。
しかし、シナの軍閥やソ連の熊が・・・・
 「なんとか、実弾演習が・・・」と、焦っていたら・・・捨てる神あれば、拾う神ありだ。
満州国(日本が建国へ助言した国だ。)から、ソ連との国境紛争の援助要請である。
 「満州国軍の騎馬隊がソ連の戦車で全滅したかららしいのだ。」
「まあ、そうだな、戦車相手に馬では、全滅が当然だな。」と、陸軍幹部が・・・
 「それで。」と、外務省の補佐が。
「たしか、陸軍は演習場が欲しかったんだろ。」「うむ、そうだが。」
 「あるじゃないか、ここに。」「でも、海の向こうだが。」
「そこは、揚陸艦を建造すれば、海軍の世話にはならないぞ。」と、外務省の補佐が
 実は、この補佐は、造船会社との癒着が・・・
揚陸艦とは、陸軍の兵器を運ぶ空母様の船のことだ。
 広大な全通甲板を持ち、戦車や装甲車などが・・・・
もう、揚陸艦が欲しかった陸軍は飛びついたのだ。
 「まあ、その前に、小手調べで装甲車隊と戦車隊の一部を輸送船で、との計画もあるんだが。」と、陸軍幹部だ。
こうして、加藤中尉が戦車隊10両と臨時に派遣されたのである。
 とりあえず、小手調べということでである。
そこでの加藤戦車隊の活躍が、満州国からの要望となり。
 そして、実弾演習というか実戦で兵器を研究できることが、軍事開発会社を動かして。
会社は、自身の応援する議員を内閣府へ送り込み。
 利権が、利権を産んで・・・とうとう、正式に派遣軍がきまったのである。

 「おお、これが揚陸艦あきつ丸かっ。」と、陸軍幹部は陸軍の空母を見て、感慨深い。
「やっと、海軍へ輸送で頭を下げないですむな。」と・・・
 全長260メートル、幅が50メートル、排水量4万トン。 戦車搭載能力100両。
装甲車なら300両だ。 155ミリキャノン砲な200門だ。
 陸軍の戦闘機なら50機、爆撃機でも4機載せられるのだ。 (爆撃機は分解しただが。)
「実は、軍機なのだが。」「え、え。」「離陸なら、できるんだ。」「まさか。」「試しに97式で、やったらできたらしいぞ。」「マジですか。」 ヒソ、ヒソ話の軍幹部だ。
 「着陸用の制動策がないから、着艦はできないんだが。」「まあ、そのうちに、できるだろうさ。」
いまに見てろ海軍めっ、の陸軍幹部である。
 なんせ、97式は海軍の艦上戦闘機96式のパクリだからだ。
着艦用のフックまであるのだ。(史実では、無いが。)
 それに、武装は96式の7,7ミリから13ミリ機銃だ。 座席に防弾壁もあるのだ。
燃料タンクは防弾なのは当然なのだ。
 海軍は防弾に理解がなかったんだが、陸軍は理解があったのだ。 
隼戦闘機には、ゴムで防炎した燃料タンクがあったのだ。
 非常脱出口もあるのだ。 これは、マジな話だ。 
なにかとゼロ戦ばかり取り上げるが、陸軍戦闘機は劣ったはいなかったのだ。
 無線機も戦後の米軍のテストでは、優良との判定を得てるのだ。
 
 数日して、今野少尉以下21名の戦車隊員と九七式戦車15両を載せた揚陸艦は満州国へ向けて出撃したのである。
以上が今野少尉が赴任した経緯である。

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

処理中です...