日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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連兵場を均す、戦車隊員。

戦車が通った跡は酷いものだ。

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 駐屯地といっても、本部の小屋と、バラックの宿舎があるだけの満州国派遣戦車隊だ。
元は、満州平原である。
 農地ではない。 馬賊が闊歩した平原だ。
女真族の城(粗末な古城だ。)に王族が居るだけで・・・あとは、満州平原である。
 そこへ、シナから逃げてきた清王朝の王族や関係者が戻ってきただけなのである。
万里の長城の北はシナの領土ではないのだ。 戦後のどさくさで中国共産党が漁夫の利を得ただけだ。
 まあ、米国の外交の失敗である。 共産圏の防波堤の日本を攻撃した、愚かな米国だ。
いま、米国へ対抗したきたシナへ、後悔の米国だろう・・・
 米国は日本を原爆の実験場(形式が違う2発。)として使った国だ。 なにが、真珠湾だ。 あれは、ルーズベルトが仕掛けたワナだ。(ルーズベルトは事前に把握していた節がある。)
しかし、まさか日本が、あそこまで強かったとは・・・まあ、資源や食料が尽きたら負けるだけなんだが・・・
 ヨタ話は・・・

 「うむ、とりあえず付近の地図は完成だな。」「え、え。」「次は練兵場だな。」「そうですね。」
「まあ、単なる草原ですから、まんまでも行けそうですが。」「うむ。」「しかし、草ッパラでは。」
 「まあ、戦車が訓練すれば草などなくなりますよ。」と、軍曹が助言だ。
15トンの戦車が履帯で走り廻れば草なんか・・・
 しかし、だ。 地面がボコボコなのだ。 「いいじゃないですか、走行訓練に使えますよ。」「うむ、そうだな。」 しかし、戦車が走り廻ると、穴ぼこがでかくなるのだ。 凹みの大きさが、エンコする戦車が出る始末である。
 まだ、戦車救援用の重機も無い時代だ。 別の戦車2両で引っ張り上げるのである。
まあ、こうして派遣戦車隊は強くなった。 そう、土木工事には、だが。
 まるで、古代のローマ軍である。 古代ローマ軍は敵との戦闘より、前線での防塁の工事が主な仕事だったそうだ。 
 蛮族は数日で防塁を作り上げるローマ軍に恐れをなして、戦う前に降伏が多かったとか・・・
殺されるより、手下の方がマシかもだが・・・抑止力を見せつけるローマ軍だったのだ。
 そして、現地人を取り込んでローマの下っ端軍として使ったのだ。(補助軍、つまり最初に攻める役だ。)
そうして、ローマの正規軍は生き延びたのである。

 馬車が燃料を大連港から運んでくくる。
トラックだけでは、不足するからだ。 トラックも、数台しかないからだ。
 満州国にあるトラックは、この燃料輸送用だけである。
自動車なんて、話に聞くだけだある。
 なんせ、道路も馬車道だ。 自動車は無理だ。
全輪駆動の装甲車なら・・・それで、シナ軍へ対抗してるんだが・・・もちろん、派遣された日本陸軍装甲車部隊だ。
 もう、おんぶにダッコである満州国なのである。(まるで、現在の日本国だな。)
しかし、今野少尉は思うだけだ。 軍人は政治には口は出さないモノである。
 退役して政治家になるヤツも居るが。 今野少尉は戦って死ぬのが軍人であると、まだ若いから思うのだ。
だが、ここでは死ねない、日本を守るために・・・そう、すべての日本軍の兵士は思っているのである。
 「いいか、ソ連軍は、いつ侵攻したくるか、わからん。」「それで、偵察隊を募りたい。」
「だれか、我と思うヤツは・・・」いないようだ。
 「加藤中尉殿が九五式軽戦車を置いてってくれたのだ。」 古いから、内地でイラネーらしい。
「加藤戦車隊で偵察をこなした戦車だ。」「縁起がいいぞ。」と、付け加える今野少尉だ。 
 「それに、偵察手当も弾むぞ。」「敵より早く発見できたら倍の給金だ。」と、貧乏な顔の戦車兵へ誘いをかけるのだ。
 なぜ、希望者がいないのか・・・それは、最初にソ連軍と鉢合わせる確率が高いからである。
つまり、最初にヤラれるのだ。 なんせ、ブリキの装甲の九五式だ。
 装甲が12ミリだからなのだ。 だから重さが7トンしかない。 それで、軽戦車なのだ。
長所は軽いことだ。 ギリ耐荷重が7トンの橋を渡り、追ってきたソ連軍のT26を橋で落とす作戦もできるのだ。
 「あのぅ、給金はマジですか。」「武士に二言は無いぞ。」「なら、オレ達が・・・」と、金のなさそうな・・・・ 隊員らが手をあげる。(実家へ仕送りしてる兵も多かったのだ。)
 「うむ、では頼んだぞ。」で、決まりだ。
やがて、大連港へ偵察隊員らが戦車を・・・2両の九五式だ。
 予備の戦車もいれて17両の戦車隊となった今野戦車隊である。
 

 
 
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