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トラック3台分の人員と部品。
これが、軍が出せるギリだ。
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駐屯地へ到着した満州国派遣の整備隊である。
幌付きトラック、3台である。
満州平原を走破できる悪路用タイヤのトラックだ。
全輪駆動ではない。 なぜなら、トラックは荷を載せるのだ。 荷重は後輪へ掛かるのだ。
それで、全輪駆動でなくても悪路には強いのである。
もちろん、ダブルタイヤで、悪路用の溝が深いヤツだ。
そのトラックに修理部品などを2台へ積んで、あとの1台へ整備技師が数人乗っていた。
全員で、5名の整備隊である。
5名は軍人ではない、軍属というヤツだ。
階級は軍人ではなく、民間の会社みたいな感じである。
ヒラだと、役職はつかない。 そして、主任、係長、課長てな感じである。
そして、5名のトップは平井主任というらしい。
残りの4名は整備隊員というわけだ。
「遠路、はるばる歓迎しますぞ。」と、今野新任少尉だ。
「歓迎ありがとうございます。」「平井と申します。」と、平井主任が敬礼する。
軍人では無いが、軍属だからだ。
軍属は、戦地へは出撃はしないのだ。
しかし、戦場で故障した戦車は現場で修理が必要なら現地へ行かねばならない。
もちろん、敵が退却した跡だが・・・
「いゃあ、助かりますよ。」「まだ、ソ連が侵攻してくる前に間に合ってくれて。」と、今野少尉だ。
「じつは、素人修理で、なんとか動かしてたんですよ。」と、明かす。
「それで、明日から全車の点検をお願いしたいんですよ。」と、少尉だ。
「え、え、了解です、部品なども持てるだけもってきましたから。」と、平井主任だ。
「それで、ソ連軍の様子は。」と、主任が聞いた。
「実は、国境の河に見張り小屋をヤツらが作りまして、連日にわたり当方を観察してるようで・・・」
「それでは、近い内に攻めてきますかね。」と、主任が心配な顔だ。
血も涙と無い、熊野郎のソ連軍だからである。
「敵がT26という旧型戦車なら、しかし新型だと・・・」
「まだ、T26なんですかヤツらは。」と、平井主任だ。
「知ってるんですか、T26を。」と、今野少尉が驚く。
「え、え、欧州ではフランスのルノーFTと同じ軽戦車の旧型ですから。」と、平井主任だ。
「今は、たしかBT-5型ですね。」「たしか、米国人の技師のクリスティーからの系列ですよ。」
「ほう、平井さんは、なかなか詳しいんですね。」「いえ、そんなことは。」「でも、BTー5型では速度が50キロでますから、苦戦しそうですね。」と、主任だ。
「えっ、50キロですか・・・」と、唖然とする少尉だ。
「いままで、T26なら30キロがギリだったのに。」と、驚く。
米軍がクリスティーの戦車をバカにして、それで諸外国へ技術が・・・・
米軍も、見誤りは多いのだ。
「敵がBT-5型を出してくる可能性もあります。」と、平井主任が・・・
「それで、現在の九七式を改造しようと思いまして。」と、続ける平井主任だ。
「内地では、理解されなくて満州へ左遷されてしまいましたが、敵がBT-5なら、当方も腕が鳴りますよ。」
と、自信を見せる主任技師だ。
「さすがに、戦車砲の改造は無理ですがエンジンや無線機などは秘策がありますから。」と、希望を述べる主任だ。
「それに、装甲は考えがあります。」「なんせ、今の装甲ではBT-5型の砲に勝てませんからね。」
と、述べる主任だ。
「それで、改造を当方に任せていただきたいのですが。」と、平井主任が・・・
なにか、イヤな予感がしないでもないが・・・このままではソ連軍へ対抗できるか、わからない。
そこで、平井主任へ賭けてみることにした今野少尉だ。
「では、全面的にお任せします。」と・・・・
平井主任は別名が変人ヒライ、さらにキチガイ野郎ヒライとも・・・
四菱重工で変人扱いされて左遷されたマッドサイエンテスト(キチガイ科学者)とは。全く知らない今野少尉だった。
平井主任が連れてきた4名は、何を隠そう平井信者だったのだ。(おなじ、キチガイだ。)
そう、5名のとんでもない整備技師が満州国派遣の戦車隊へ・・・・
そうなのだ、ここから満州国戦車研究所の第1歩がはじまったのである。
幌付きトラック、3台である。
満州平原を走破できる悪路用タイヤのトラックだ。
全輪駆動ではない。 なぜなら、トラックは荷を載せるのだ。 荷重は後輪へ掛かるのだ。
それで、全輪駆動でなくても悪路には強いのである。
もちろん、ダブルタイヤで、悪路用の溝が深いヤツだ。
そのトラックに修理部品などを2台へ積んで、あとの1台へ整備技師が数人乗っていた。
全員で、5名の整備隊である。
5名は軍人ではない、軍属というヤツだ。
階級は軍人ではなく、民間の会社みたいな感じである。
ヒラだと、役職はつかない。 そして、主任、係長、課長てな感じである。
そして、5名のトップは平井主任というらしい。
残りの4名は整備隊員というわけだ。
「遠路、はるばる歓迎しますぞ。」と、今野新任少尉だ。
「歓迎ありがとうございます。」「平井と申します。」と、平井主任が敬礼する。
軍人では無いが、軍属だからだ。
軍属は、戦地へは出撃はしないのだ。
しかし、戦場で故障した戦車は現場で修理が必要なら現地へ行かねばならない。
もちろん、敵が退却した跡だが・・・
「いゃあ、助かりますよ。」「まだ、ソ連が侵攻してくる前に間に合ってくれて。」と、今野少尉だ。
「じつは、素人修理で、なんとか動かしてたんですよ。」と、明かす。
「それで、明日から全車の点検をお願いしたいんですよ。」と、少尉だ。
「え、え、了解です、部品なども持てるだけもってきましたから。」と、平井主任だ。
「それで、ソ連軍の様子は。」と、主任が聞いた。
「実は、国境の河に見張り小屋をヤツらが作りまして、連日にわたり当方を観察してるようで・・・」
「それでは、近い内に攻めてきますかね。」と、主任が心配な顔だ。
血も涙と無い、熊野郎のソ連軍だからである。
「敵がT26という旧型戦車なら、しかし新型だと・・・」
「まだ、T26なんですかヤツらは。」と、平井主任だ。
「知ってるんですか、T26を。」と、今野少尉が驚く。
「え、え、欧州ではフランスのルノーFTと同じ軽戦車の旧型ですから。」と、平井主任だ。
「今は、たしかBT-5型ですね。」「たしか、米国人の技師のクリスティーからの系列ですよ。」
「ほう、平井さんは、なかなか詳しいんですね。」「いえ、そんなことは。」「でも、BTー5型では速度が50キロでますから、苦戦しそうですね。」と、主任だ。
「えっ、50キロですか・・・」と、唖然とする少尉だ。
「いままで、T26なら30キロがギリだったのに。」と、驚く。
米軍がクリスティーの戦車をバカにして、それで諸外国へ技術が・・・・
米軍も、見誤りは多いのだ。
「敵がBT-5型を出してくる可能性もあります。」と、平井主任が・・・
「それで、現在の九七式を改造しようと思いまして。」と、続ける平井主任だ。
「内地では、理解されなくて満州へ左遷されてしまいましたが、敵がBT-5なら、当方も腕が鳴りますよ。」
と、自信を見せる主任技師だ。
「さすがに、戦車砲の改造は無理ですがエンジンや無線機などは秘策がありますから。」と、希望を述べる主任だ。
「それに、装甲は考えがあります。」「なんせ、今の装甲ではBT-5型の砲に勝てませんからね。」
と、述べる主任だ。
「それで、改造を当方に任せていただきたいのですが。」と、平井主任が・・・
なにか、イヤな予感がしないでもないが・・・このままではソ連軍へ対抗できるか、わからない。
そこで、平井主任へ賭けてみることにした今野少尉だ。
「では、全面的にお任せします。」と・・・・
平井主任は別名が変人ヒライ、さらにキチガイ野郎ヒライとも・・・
四菱重工で変人扱いされて左遷されたマッドサイエンテスト(キチガイ科学者)とは。全く知らない今野少尉だった。
平井主任が連れてきた4名は、何を隠そう平井信者だったのだ。(おなじ、キチガイだ。)
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そうなのだ、ここから満州国戦車研究所の第1歩がはじまったのである。
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