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職人とは、ある意味変人である。
口べたで、お世辞は言わない。
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「では、朝礼を始める。」「敬礼。」と、派遣軍の朝会がはじまった。
「では、宮城へ向かって。」「礼っ。」と、日本の宮城(皇居)へ東の方へ礼である。(敬礼の右手を顔の横ではない。) 深々と頭(こうべ)を垂れるのだ。
「国旗と軍旗へ。」と、今度は敬礼だ。
「では、各隊へわかれて朝礼だ。」と、軍隊と整備隊と別れる。
軍隊をまとめるのは今野少尉で、整備隊は平井主任だ。
「諸君、今日から戦車の整備と修理が仕事になった。」「・・・」
「それで、隊(今野戦車隊)から、素人修理で騙し騙し動かしてたから点検を頼まれた。」「・・・・」
「それで、部品とり修理までやったらしい。」「マジですか。」「うむ、そうだ。」「・・・・」
「それで、15両の戦車を点検をして欲しい。」「オレも入れて、5人だから3両だな。」「了解です。」
「点検メモは、ここにあるからな。」「・・・・」
職人は商人とは違い、口べたで口数が少ない者が多い。
商人はお世辞を言うが、職人はお世辞は言わないモノだ。
そして、口数が多いヤツほど、腕が劣るのだ。
そして、世渡りが・・・あまり、うまくないモノだ。
この満州国派遣の戦車隊へ整備隊員として左遷された5名は、世渡りが・・・
そう、会社での出世から落ちこぼれたヤツばかりだったのだ。
平井主任が車庫の九七式へ・・・
「うわっ、これは・・・なんとも・・・はや・・・」
今野少尉が素人修理と言っていた訳が・・・わかった主任だ。
取説を読んではいるようだが・・・取説には点検までしか書いてないのだ。
修理は、どうしても専門的になるからだ。
「これは、燃料噴射ポンプが詰まって、部品交換したのか・・・だが、噴射ポンプを交換すればいいにではないんだが・・・」 そうなのだ、交換まではできたようだが、それからの調整が無理だったようだ。
「それは、ネジを締めるトルクが・・・」 ネジを強く締めすぎて亀裂が部品に・・・
「よく、これで動いていたものだな。」と、ある意味は感心するほどなのだ。
「騙し、騙し、動かしていたと少尉は言ってたが本当だったんだ。」と、少尉の言葉をマジだったんだと・・・
まさか、本当だったとは・・・
「主任。」「なんだ?」「これは、燃料パイプがつける順番が違ってますよ。」「まさか・・・」
「いえ、マジです、普通ならこれではエンジンは掛からないんですが。」「でも、掛かって動いてるんですよ。」
「まあ、本来の馬力はでないですけどね。」と、技師らが唖然とする話ばかりだ。
さすが、最前線の満州国のソ連側国境を守る戦車隊である。
「ここで、ソ連軍相手に戦えるなら、欧州でもドイツ軍相手に勝てそうだな。」と、技師が感心する自己流の修理技であるのだ。
「主任。」「なんだ。」「どうやら、ここの満州国では内地の修理が通用しないかもしれませんね。」と、感想が出る。
「君も、そう思うのか。」「え、え、まあ。」「確かに、ここ独特の環境があるようだな。」
「この燃料フィルターは2枚重ねに改造したようだ。」と、戦車隊員が改造したヤツを見せる。
「満州平原は砂漠以上に砂粒が細かいですな。」「うむ、それで内地のヤツでは使えんから、改造したんだな。」
と、感心する平井主任だ。
「見てくださいよ。」と、技師のひとりが燃料キャップを見せる。
そのキャップは内地(日本本土)のモノを改造したヤツだったのだ。
つまり、燃料を入れる時、外して他へ置くとき砂が付着しないように鎖でつないであったのだ。
そして、落ちないように留めてあるのだ。
「生活の知恵だな。」と、小さいことだが感心する平井主任だ。
日本は気候が満州とは・・・それで、日本製の戦車は満州の気候に適応するように改造が・・・・
加藤戦車隊は期間が短かったから、そこまで改造は必要なかったようだが・・・
今野戦車隊は・・・すでに半年も・・・そろそろ、ソ連軍が・・・
「では、宮城へ向かって。」「礼っ。」と、日本の宮城(皇居)へ東の方へ礼である。(敬礼の右手を顔の横ではない。) 深々と頭(こうべ)を垂れるのだ。
「国旗と軍旗へ。」と、今度は敬礼だ。
「では、各隊へわかれて朝礼だ。」と、軍隊と整備隊と別れる。
軍隊をまとめるのは今野少尉で、整備隊は平井主任だ。
「諸君、今日から戦車の整備と修理が仕事になった。」「・・・」
「それで、隊(今野戦車隊)から、素人修理で騙し騙し動かしてたから点検を頼まれた。」「・・・・」
「それで、部品とり修理までやったらしい。」「マジですか。」「うむ、そうだ。」「・・・・」
「それで、15両の戦車を点検をして欲しい。」「オレも入れて、5人だから3両だな。」「了解です。」
「点検メモは、ここにあるからな。」「・・・・」
職人は商人とは違い、口べたで口数が少ない者が多い。
商人はお世辞を言うが、職人はお世辞は言わないモノだ。
そして、口数が多いヤツほど、腕が劣るのだ。
そして、世渡りが・・・あまり、うまくないモノだ。
この満州国派遣の戦車隊へ整備隊員として左遷された5名は、世渡りが・・・
そう、会社での出世から落ちこぼれたヤツばかりだったのだ。
平井主任が車庫の九七式へ・・・
「うわっ、これは・・・なんとも・・・はや・・・」
今野少尉が素人修理と言っていた訳が・・・わかった主任だ。
取説を読んではいるようだが・・・取説には点検までしか書いてないのだ。
修理は、どうしても専門的になるからだ。
「これは、燃料噴射ポンプが詰まって、部品交換したのか・・・だが、噴射ポンプを交換すればいいにではないんだが・・・」 そうなのだ、交換まではできたようだが、それからの調整が無理だったようだ。
「それは、ネジを締めるトルクが・・・」 ネジを強く締めすぎて亀裂が部品に・・・
「よく、これで動いていたものだな。」と、ある意味は感心するほどなのだ。
「騙し、騙し、動かしていたと少尉は言ってたが本当だったんだ。」と、少尉の言葉をマジだったんだと・・・
まさか、本当だったとは・・・
「主任。」「なんだ?」「これは、燃料パイプがつける順番が違ってますよ。」「まさか・・・」
「いえ、マジです、普通ならこれではエンジンは掛からないんですが。」「でも、掛かって動いてるんですよ。」
「まあ、本来の馬力はでないですけどね。」と、技師らが唖然とする話ばかりだ。
さすが、最前線の満州国のソ連側国境を守る戦車隊である。
「ここで、ソ連軍相手に戦えるなら、欧州でもドイツ軍相手に勝てそうだな。」と、技師が感心する自己流の修理技であるのだ。
「主任。」「なんだ。」「どうやら、ここの満州国では内地の修理が通用しないかもしれませんね。」と、感想が出る。
「君も、そう思うのか。」「え、え、まあ。」「確かに、ここ独特の環境があるようだな。」
「この燃料フィルターは2枚重ねに改造したようだ。」と、戦車隊員が改造したヤツを見せる。
「満州平原は砂漠以上に砂粒が細かいですな。」「うむ、それで内地のヤツでは使えんから、改造したんだな。」
と、感心する平井主任だ。
「見てくださいよ。」と、技師のひとりが燃料キャップを見せる。
そのキャップは内地(日本本土)のモノを改造したヤツだったのだ。
つまり、燃料を入れる時、外して他へ置くとき砂が付着しないように鎖でつないであったのだ。
そして、落ちないように留めてあるのだ。
「生活の知恵だな。」と、小さいことだが感心する平井主任だ。
日本は気候が満州とは・・・それで、日本製の戦車は満州の気候に適応するように改造が・・・・
加藤戦車隊は期間が短かったから、そこまで改造は必要なかったようだが・・・
今野戦車隊は・・・すでに半年も・・・そろそろ、ソ連軍が・・・
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