日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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連携作戦。

まるで、潜水艦の作戦だ。

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 「いいか、必ず図面で自分の戦車の位置を把握しながら移動せよ。」と、細かい指示を出す加藤中尉だ。
加藤中尉の手には、長春の街の図面が・・・逐一、各戦車から位置が送られてくる。
 その位置をレ点で書き込んで、待ち伏せ位置を確認するのである。
「これは、海軍の視察へ行ったときの潜水艦の作戦図だな。」と、思い起こす加藤中尉だ。
 そうだ、潜水艦は水中に潜れば位置が水上で特定した位置を起点にするんだったな。
なんせ、水中では自艦の位置を特定するスベが無いからである。
 現在でも似たようなモノだ。
GPSの電波は水中まで届かないからね。
 ソナー音波の跳ね返りで、海底の地形を判断はできるだろうが・・・
 
 戦車の砲塔から顔を出して裸眼で確認する中尉だ。
これは、ドイツ軍の戦車隊長のカリウス(歴戦の勇士だ。)も言っていたことだ。
 実際に裸眼で観て確認することだそうだ。
それも、すばやくやらないとソ連兵の狙撃で・・・頭に穴が開くのだ。(鉄カブトは戦車内だ。)
 八九式は車高が2,56メートルだった。
砲塔には展望筒という防弾筒があり、そのスリットから付近を見渡すのは容易かったのだ。
 まあ、戦車は背が低い方が・・・それで、その後の九七式や九五式に展望筒は無くなったんだが・・・
満州国の長春の街は、ビルなんて無い。
 遊牧民が建てた小屋が・・・点々と平原に並んでるだけなのだ。
内地とは・・・月とスッポン以上の差が・・・・
 シナよりはマシだが・・・
それでも、小屋の高さは3メートルはあるから十分に八九式戦車は隠れながら移動できたのだ。

 「うむ、まだソ連軍は街へは入ってないか?」と、ソ連軍を観察している4号車へ無線で問う中尉だ。
「え、え、思ったより警戒してるようです。」と、4号車の車長だ。
 まさか、待ち伏せがバレたのかっ・・・冷や汗が出る中尉だ。
実は、ソ連軍のT26B型戦車は速度が25キロまでしか・・・でないのだ。
 八九式の40キロ巡行なぞ・・・
その感覚で敵の移動を考察していたので、判断が狂ったのである。
 「それで、敵の動きは?」と、4号車へ問う中尉だ。
「いまのところ、進軍に変化は見られません。」と、無線が入る。
 しまった、オレ達と同じ移動速度だと・・・ヤツらの速度は、我が方の半分だったな・・・
ソ連軍のT26B型は長砲身の57ミリ砲だ。
 旧型より重い砲身だ。
それで、全体的に車重が重くなって、エンジンは同じであるので・・・ドン亀なのである。
 砲身が重ければ防盾も重くなる、そして砲弾も軽くはないのだ。

 「くそっ、吉林は誰もおらんかったじゃないか。」と、怒り心頭のイワノビッチ大尉だ。
イワノビッチはソ連遠征軍の戦車隊長である。
 20両の新型であるT26B型を従えて・・・満州国へ領土侵犯したのだが・・・
ハルピンの街を襲い・・・対抗してきた満州軍の騎馬隊を全滅させたが・・・
 イワノビッチの隊長としての活躍はハルピンの攻防だけだった・・・
「ヤツらは、逃げることだけは素早いからな。」と、あっと言う間に逃げ出したハルピン市民だったのだ。
 なんせ、元は遊牧民だ。 
腰は軽いのである。
 家畜の糞の焼いたレンガで造った小屋なぞ・・・(また、造ればいいだけなのだ。)
身軽な遊牧民連中だ、逃げるのは・・・数分も、掛からないのである。
 つまり、戦利品が・・・無いのだ。
わずかな食料しか・・・ハルピンには残ってなかったのである。
 兵站の現地調達を、当てにしていたイワノビッチ隊長だ。
仕方なく、持参のウオッカと乾パンで・・・腹を満たしたソ連軍だった。
 「くそっ、吉林も無い、この長春に無かったら・・・出直すしか・・・」と、あらぬ兵站の心配をしなければならないイワノビッチ大尉なのである。
 本来、兵站の心配なぞ隊長がヤルものではないのだ。
副官とか・・・部下の仕事なのだが・・・戦利品を期待したイワノビッチの判断ミスだったのだ。
 「くそっ、この際ババアでもいいから。」と、あらぬ方向へ思考が・・・
ドイツ本国へ侵攻したソ連軍の野郎達はドイツ女を求めて・・・荒れに荒れたとか・・・
 なんせ、72歳のドイツババアまで強姦したソ連軍だ。
韓国兵もベトナム戦争へ参戦して、ベトナム娘を強姦しまくったが・・・
 軍律が厳しい日本軍は・・・金を出して・・・民間業者の売春宿へ正当な金銭を払って・・・
だから、日本兵の強姦話は聞かないのである。
 もちろん、鉄カブト(コンドーム)は必須なのだ。
現実の話だが、日本製のコンドームは薄さと機能性でピカイチだそうだ。
 なんせ、この頃からの伝統と実績がモノを言うのだから・・・
だから、私生児も産まれない。
 ベトナムでの韓国軍の私生児はライダンハンといって何十万人と・・・顔が鮮人顔だから・・・エラが張ってツリ眼だから判明するニダ。
 
 話を戻そう。
「ここも、逃げた跡か・・・」と、誰もいない風な長春の街へ・・・侵攻したきたソ連軍のイワノビッチは諦め顔だ。
 「おい、おまえ。」と、隣の戦車へ。
「ハイ、隊長殿。」「いいから、誰かおらんか見てこい。」「わかりましたデス。」と、敬礼して1両の戦車が・・・街中へ偵察へ・・・・
 「どうやら、ヤツらの1両が偵察へ出るらしいですよ。」と、4号車から無線が入る。
「方向は、どうか。」と、中尉だ。
 「いま、中央広場へ向かっています。」
「そうか、では、発見されないように移動しろ。」
 「東の小屋の後ろへ移動します。」
「うむ、了解だ。」と、中尉が返す。
 「さて、どう敵を誘い込むかだ。」と、図面を確認する中尉の顔が・・・
どうやら作戦が閃いたようである。
 
 
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