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この八九式では・・・勝てない・・・
模擬戦闘では、負けた日本軍だ。
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「わかりました、この満州平原でソ連軍との模擬戦闘をやりましょう。」と、今野少尉が賛同する。
「では、早急に模擬戦の場所と方法を立案します。」と、話を急ぐ加藤中尉だ。
「もう、内地へ帰還せよと指示が来てますから。」と、付け加える。
「まあ、いろいろ準備が・・・と、内地へは伝えますので、模擬戦の日は造りますから。」と、中尉だ。
「それに、我が小隊はソ連軍の戦車を運んできましたので、少しはソ連軍の戦車に慣れてますから。」と、付け加えた。
いまなら、今野戦車隊の人員と加藤戦車隊の人員がそろっている。
だからなのである。 今しかできない模擬戦闘なのである。
加藤戦車隊はマジでソ連軍と撃ちあいをしていなかった。
敵の油断を突いた作戦で・・・ソ連軍を翻弄したのだ。
それで、本来の戦車戦をやっておかないと・・・日本軍が敗残となるやもしれないからだ。
そう、敵のT26B型の長砲身の戦車砲が・・・実力が判明しなかったからだ。
「それに、敵の長砲身の45ミリ砲も気になりますから。」と、加藤中尉である。
「試射は?」と、今野が聞いた。
「うちの八九式が・・・まあ、実際に見てみればわかりますよ。」と、意味深な回答だ。
八九式は短砲身ながら57ミリ砲だ。
まさか、45ミリの長砲身に57ミリ砲短砲身が負けるとは思ってもいない今野である。
「ところで、ソ連邦との国境の河には誰かいるんですか?」と、今野少尉が聞いた。
「あ、あ、満州軍の騎馬隊が見張り小屋を造ってますよ。」「越境の通報は騎馬が戦車より速いですからね。」と、納得の回答の中尉だ。
「それなら、安心して敵戦車の解析ができそうですね。」と、答える今野少尉である。
そして、模擬訓練は早急に実施されたのだ。
人員が、双方の戦車隊で計60名ほど(工兵も)で、そろっているからである。
まずは、双方の砲撃の威力だ。
「我が軍は57ミリだ、ソ連軍は45ミリだ、負けるとは思えない。」と、言うのが日本側の主な意見だったが・・・
砲撃の的には、敵の戦車で一番具合の悪いヤツを使った。
まずは、八九式が・・・・500メートルで砲撃した。
「ドウウウウウンンン。」と、数発撃った。
全弾命中だぞ・・・と、判定のために標的となったT26B型へ・・・・
「えっ、なんともなってないぞ。」と、驚愕の事実が・・・
そして、今度は八九式と同じ装甲の鉄板を標的とする。
まあ、17ミリの前面装甲は距離500で、なんとか耐えた。
しかし、300では抜けてしまったのだ。
つまり、ソ連軍のT26B型が八九式より装甲が厚いということだ。
敵に勝てるのは速度だけかよ・・・と、内心・・・驚く日本軍の幹部だ。
「撃ちあいをしてたら、負けていたようだ・・・」と、加藤中尉が・・・
なんも、言えない少尉と主任である。
「普通にぶつかっていたら・・・日本軍は負けていたようだ。」
「ソ連軍が今頃は大連港も占拠してるかも・・・」
日露戦争のリベンジである。
そう、ならなかったことを、誰に感謝すれば・・・いいんだろうか・・・
「でも、この事実をソ連軍は知らないわけです。」と、主任が答える。
「しばらくは時間が取れます。」「うむ。」
「その時間内に対処法をなんとかできます。」と、確信をもって答える技術主任だ。
「しかし、口径は我が軍が57ミリ、敵は45ミリだ。」と、今野少尉だ。
「それは、敵が長砲身だからですよ。」と、主任が答える。
「まずは、砲弾の薬莢から違いますから。」と、砲弾を示す。
日本軍の57ミリ砲弾は榴弾である。
日本軍は歩兵支援を戦車の目的としている。
それで、対歩兵用の榴弾だ。
つまり、貫通力より爆発力なのだ。
爆発すると四方に破片が飛び散り、周りの歩兵を殺傷するのだ。
それで、貫通力が無い・・・
ところが、敵のソ連軍は徹甲弾だ。
つまり、装甲を貫通する砲弾なのだ。
「これは、砲弾からして違っては勝てないわな・・・」
「しかし、それが判明しただけでも、我が軍が対処できる時間もありますからな。」と、加藤中尉だ。
「それに、57ミリの短砲塔を長砲塔に替えれば、飛距離も伸びます。」と、オサカベ主任が加える。
「長砲身は徹甲弾向きですから。」と、対戦車戦へ魔改造する気、満々のオサカベ主任である。
「とりあえず、ソ連軍が越境してくる前に、砲身だけでも交換する必要がありますね。」
ここが、現実の日本陸軍と妄想ラノベ陸軍の差だ。
なんと、八九式戦車の短砲身はソ連軍のT26B型の45ミリ長砲身と入れ替えることができたのだ。
つまり、57ミリ短砲身より径が小さいからである。
隙間にスペーサーを溶接することで、八九式は45ミリ長砲身の戦車へ数日で様変わりしたのである。
砲弾も鹵獲した戦車に十分あったのである。
「あとは、薄い前面装甲だけですな。」と、中尉が・・・
「まあ、まだ時間はありそうですから、私がなんとかいたします。」と、オサカベ主任が太鼓判だ。
「それは、助かりますよ。」「そろそろ、内地へ帰還せねばなりませんから。」と、加藤中尉だ。
「内地で現在、新型戦車を開発中だそうです。」と、オサカベ主任だ。
「そこで、ぜひソ連軍の戦車の話を。」「わかったぞい。」
こうして、ソ連軍のT26B型へ対処するための改造が内地で進むこととなったのである。
「では、早急に模擬戦の場所と方法を立案します。」と、話を急ぐ加藤中尉だ。
「もう、内地へ帰還せよと指示が来てますから。」と、付け加える。
「まあ、いろいろ準備が・・・と、内地へは伝えますので、模擬戦の日は造りますから。」と、中尉だ。
「それに、我が小隊はソ連軍の戦車を運んできましたので、少しはソ連軍の戦車に慣れてますから。」と、付け加えた。
いまなら、今野戦車隊の人員と加藤戦車隊の人員がそろっている。
だからなのである。 今しかできない模擬戦闘なのである。
加藤戦車隊はマジでソ連軍と撃ちあいをしていなかった。
敵の油断を突いた作戦で・・・ソ連軍を翻弄したのだ。
それで、本来の戦車戦をやっておかないと・・・日本軍が敗残となるやもしれないからだ。
そう、敵のT26B型の長砲身の戦車砲が・・・実力が判明しなかったからだ。
「それに、敵の長砲身の45ミリ砲も気になりますから。」と、加藤中尉である。
「試射は?」と、今野が聞いた。
「うちの八九式が・・・まあ、実際に見てみればわかりますよ。」と、意味深な回答だ。
八九式は短砲身ながら57ミリ砲だ。
まさか、45ミリの長砲身に57ミリ砲短砲身が負けるとは思ってもいない今野である。
「ところで、ソ連邦との国境の河には誰かいるんですか?」と、今野少尉が聞いた。
「あ、あ、満州軍の騎馬隊が見張り小屋を造ってますよ。」「越境の通報は騎馬が戦車より速いですからね。」と、納得の回答の中尉だ。
「それなら、安心して敵戦車の解析ができそうですね。」と、答える今野少尉である。
そして、模擬訓練は早急に実施されたのだ。
人員が、双方の戦車隊で計60名ほど(工兵も)で、そろっているからである。
まずは、双方の砲撃の威力だ。
「我が軍は57ミリだ、ソ連軍は45ミリだ、負けるとは思えない。」と、言うのが日本側の主な意見だったが・・・
砲撃の的には、敵の戦車で一番具合の悪いヤツを使った。
まずは、八九式が・・・・500メートルで砲撃した。
「ドウウウウウンンン。」と、数発撃った。
全弾命中だぞ・・・と、判定のために標的となったT26B型へ・・・・
「えっ、なんともなってないぞ。」と、驚愕の事実が・・・
そして、今度は八九式と同じ装甲の鉄板を標的とする。
まあ、17ミリの前面装甲は距離500で、なんとか耐えた。
しかし、300では抜けてしまったのだ。
つまり、ソ連軍のT26B型が八九式より装甲が厚いということだ。
敵に勝てるのは速度だけかよ・・・と、内心・・・驚く日本軍の幹部だ。
「撃ちあいをしてたら、負けていたようだ・・・」と、加藤中尉が・・・
なんも、言えない少尉と主任である。
「普通にぶつかっていたら・・・日本軍は負けていたようだ。」
「ソ連軍が今頃は大連港も占拠してるかも・・・」
日露戦争のリベンジである。
そう、ならなかったことを、誰に感謝すれば・・・いいんだろうか・・・
「でも、この事実をソ連軍は知らないわけです。」と、主任が答える。
「しばらくは時間が取れます。」「うむ。」
「その時間内に対処法をなんとかできます。」と、確信をもって答える技術主任だ。
「しかし、口径は我が軍が57ミリ、敵は45ミリだ。」と、今野少尉だ。
「それは、敵が長砲身だからですよ。」と、主任が答える。
「まずは、砲弾の薬莢から違いますから。」と、砲弾を示す。
日本軍の57ミリ砲弾は榴弾である。
日本軍は歩兵支援を戦車の目的としている。
それで、対歩兵用の榴弾だ。
つまり、貫通力より爆発力なのだ。
爆発すると四方に破片が飛び散り、周りの歩兵を殺傷するのだ。
それで、貫通力が無い・・・
ところが、敵のソ連軍は徹甲弾だ。
つまり、装甲を貫通する砲弾なのだ。
「これは、砲弾からして違っては勝てないわな・・・」
「しかし、それが判明しただけでも、我が軍が対処できる時間もありますからな。」と、加藤中尉だ。
「それに、57ミリの短砲塔を長砲塔に替えれば、飛距離も伸びます。」と、オサカベ主任が加える。
「長砲身は徹甲弾向きですから。」と、対戦車戦へ魔改造する気、満々のオサカベ主任である。
「とりあえず、ソ連軍が越境してくる前に、砲身だけでも交換する必要がありますね。」
ここが、現実の日本陸軍と妄想ラノベ陸軍の差だ。
なんと、八九式戦車の短砲身はソ連軍のT26B型の45ミリ長砲身と入れ替えることができたのだ。
つまり、57ミリ短砲身より径が小さいからである。
隙間にスペーサーを溶接することで、八九式は45ミリ長砲身の戦車へ数日で様変わりしたのである。
砲弾も鹵獲した戦車に十分あったのである。
「あとは、薄い前面装甲だけですな。」と、中尉が・・・
「まあ、まだ時間はありそうですから、私がなんとかいたします。」と、オサカベ主任が太鼓判だ。
「それは、助かりますよ。」「そろそろ、内地へ帰還せねばなりませんから。」と、加藤中尉だ。
「内地で現在、新型戦車を開発中だそうです。」と、オサカベ主任だ。
「そこで、ぜひソ連軍の戦車の話を。」「わかったぞい。」
こうして、ソ連軍のT26B型へ対処するための改造が内地で進むこととなったのである。
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