日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
287 / 393
日本陸軍機甲部隊。

竹槍でB29は墜ちない・・・

しおりを挟む
 こんな話を聞いたことがある。
なぜ、大東亜戦争の終戦間際に竹槍の訓練を腐女子へ・・・失礼っ、婦女子へ・・・
 それは、パラシュートで脱出した米軍兵を地上で待ち受けて・・・らしいが・・・
つまり、B29が堕ちないとパラシュートで、米軍兵は脱出しない訳だが・・・
 終戦間際には、すでに追撃戦闘機が無く・・・堕ちるB29は・・・皆無だったのだ。(故障で堕ちるヤツは除く。)
つまり、精神論なのだ。
 現在の憲法9条信者と同じである。
憲法9条信者は、9条があれば戦争から日本を守ってくれると・・・パヨクの代表の、九条教である。
 文字で国防ができるなら、安いもんだが・・・
相手はウソしか言わないシナやシナの属国の半島、そして熊のロシアだ。
 冗談が通じる、民主主義の米国相手ではないのだ。
日本の周辺国は・・・ロクなヤツがいないのだ。(民主国家は日本と台湾だけだ。)
 そのための布石の満州国なのである。
石原莞爾は、滅んだ清王朝のために満州国を建国したのではないのだ。(利害が一致しただけだ。)
 それは、ソ連とシナの軍閥政権への防壁としてである。

 妄想ライトノベルへ話は戻ります。
場所はハルピン郊外の平原である。
 そう、佐々装甲車部隊と今野戦車隊との演習である。
八九式中戦車の無線機で
 「こちら、コンノです・・・あっー聞こえますか?」と、我が小隊長だ。
「ハイ、サッサです・・・良好に聞こえます。」と、佐々少尉が応答する。
 もちろん、水晶発振子を切り替えて、周波数は同じにしてあるのだ。
感度が悪いカーボンマイクが使い勝手がいいのだ。(マイクへ口を近づけないと使えない。)
 なんせ、雑音を拾わない・・・エンジンの騒音があまり入らないのだ。(なるべく、音声のみを拾うようにだ。)
佐々少尉にはソ連軍の戦法を伝えてある。
 それで、装甲車部隊は集団で侵攻してくる。
20台の装甲車は・・・なかなか壮観だ。
 烏合の衆のシナ軍には・・・無双なのが理解できる今野少尉だ。
なんせ鋼鉄もロクに造れない民族なのだから・・・
 ドイツ帝国からモーゼル銃を輸入して(当然、兵全員へは行き渡らない。)使ってるのだ。
それで、装甲車部隊はモーゼル銃には苦戦していたのである。
 なんせ、ドイツの技術だ。
陸軍国家のドイツである。(海軍はショボイのだ。)
 
 もちろん、演習だから実弾は使用しない。
空砲である。
 まだ、演習用の砲弾が造られていなかったし、機関銃も構えるだけである。
ペイント弾なるモノは、まだ開発されていなかったのだ。
 しかし、互いのクルマや戦車の運用に参考にはなるのである。
すでに、加藤戦車隊の隊員は帰還して・・・まだ、駆け出しの今野戦車隊員には、良い経験となったのだ。
 実際に満州平原での演習は、戦車の集団運用のノウハウが・・・何たるモノなのか・・・教えてくれたのだ。
相手が装甲車部隊でも(少し、速度が速いだけだ。)である。
 「おい、4号車。」「ハイ、こちら4号です。」「動きについてこれないぞ。」「わかりました。」
4号車は遅れ気味なのだ。
 どうしても、号車によって特徴は出るのだ。
遅れ気味の戦車、と進み気味の戦車があるのだ。
 それの組み合わせを工夫して、隊列が乱れないように入れ替える少尉だった。
どうしても戦車の乗員の組み合わせで特色がでるのである。
 それを、つかむことができた演習だったのだ。
欲をいえば、ペイント弾が使えれば・・・内地で開発中だとか・・・
 ペイント弾とは・・・防水紙を銃弾にして、内部に染料を仕込んだ模擬弾だ。(薬莢は金属製で再利用するのである。)
服に当たれば、黄色い色が・・・おまえは、すでに死んでいるとなるのだ。
 互いに撃ち合いを遠慮なく、できるのである。
つまり、現在のサバゲーだ。
 もちろん、ぶちまけた薬莢は拾って再利用である。
銭形平次の投げ銭と同じだ。(八五郎が後で拾ってるのだ。)
 これは、番組で数回やってるから本当のことなのだ。
なぜ、紙製なのか・・・まだ、プラ製は開発されていなかったからだ。

 「本日は、訓練へ参加していただき、ありがとうございました。」と、今野少尉が・・・
「いえ、こちらこそ普段はシナ軍相手に戦ってるので、戦車相手は刺激があり一段と身が引き締まる思いです。」と、挨拶を返す佐々少尉だ。
 戦車隊の見送るなかを帰郷する装甲車部隊である。
実際は相手が普段と違う戦車なので、勝手が違って苦戦した装甲車部隊だった。
 実戦のシナ兵相手が、余程楽だと思ったのである。
実戦で笑って、訓練で泣く日本陸軍の伝統は当時からあったのである。
 

 
 
 





しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

大東亜戦争を有利に

ゆみすけ
歴史・時代
 日本は大東亜戦争に負けた、完敗であった。 そこから架空戦記なるものが増殖する。 しかしおもしろくない、つまらない。 であるから自分なりに無双日本軍を架空戦記に参戦させました。 主観満載のラノベ戦記ですから、ご感弁を

甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ

朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】  戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。  永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。  信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。  この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。 *ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。

札束艦隊

蒼 飛雲
歴史・時代
 生まれついての勝負師。  あるいは、根っからのギャンブラー。  札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。  時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。  そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。  亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。  戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。  マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。  マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。  高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。  科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

処理中です...