日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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満州製鉄が火入れを・・・

溶鉱炉が動き出した・・・

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 満州国にも新聞はある。 パヨク系の新聞から日本にオモネル新聞まであるそうだ。
満州国は独裁政権ではない。 皇帝は在位しているが・・・議会はあるし、選挙もある。
 まあ、日本の明治からの議会制君主国家を真似たのだ。
ちなみに、これは現在でも、そうだ。
 日本の元首は今上陛下であり、日本は議会制民主主義の君主国家である。
まあ、英国と似ている。
 大統領制の米国とは、違うのだ。(ヤツらは、うらやましくて・・・ならないのだよ。)
その、満州国の新聞に、「満州製鉄の溶鉱炉に火が・・・」の見出しだ。
 溶鉱炉の火は消えることは無い。
その製鉄所が、ある国が亡ぶまでは・・・
 そして、一番喜んだには満州国民ではなかったのだ。
満州戦車製造の日本人技師らが、我が事のように躍り上がって喜んだのである。
 「これで、九七式改が・・・製造できるぞ。」で、ある。
製鉄所の銑鉄は、軍事用と鉄道などのインフラ用の生産が始まることとなる。
 製鉄所は大連港の近郊に建設されたのだ。
港の鉄道線路と製鉄所の線路を共通使用するためである。
 もちろん、蒸気機関車は日本の鉄道省のお古を使うのだ。
動輪が4連の貨物用の9600型が贈呈されたのだ。
 大正2年に開発されて、最近まで使われた名機だ。
まあ、満州は線路幅が広い標準規(新幹線と同じ)だから、動輪などの改造が必要だったが。

 日本から船で運ぶより、満州国で線路を生産するほうが工事は迅速に進むのだ。
「いつ、ソ連が再度侵攻してくるやも・・・」と、満州政府より、満州戦車開発の技師の方が危機感が大きかったそうだが・・・半年後から線路の整備と機関車は貨車が整い、満州戦車開発会社は製鉄所からの鋼板を手に入れることが、できたのだ。
 「これが、高炭素鋼ですか。」と、黒い鋼板を見る技師らだ。
「え、え、炭素が6パーセントほど含有される、特別な鋼鉄ですよ。」
 「線路やバネや切断工具などに使う、不純物が少ない特別な鋼板ですよ。」と、製鉄所の技師が言う。
「いやはや、リンや硫黄などの鋼鉄に含まれる不純物を排除するのに苦労しましたよ。」と、苦労話だ。
 「でないと、貴社からの注文どうりの鋼板が出荷できませんからな。」と、加える。
「そりぁ、内緒ですが戦車の装甲に使うんですからな。」と、会社の技師だ。
 「なるほど、納得ですよ、まるで玉鋼並みの粘りと硬さの両立は大変でしたから。」と、苦労話を駄弁る製鉄所の技師である。
 「玉鋼の見本を見せられてときは、マジかよ・・・と、驚きましたが・・・」と、重ねる技師だ。
「それで、この製法は軍事機密ですから、満州政府にはブラフで。」と、戦車開発の技師が小声でいう。
 「わかってますよ、だから日本人で固めたのですから。」と、回答する技師だ。
「満州国はシナや半島よりは信用はできるが・・・どう、転ぶかわからないからな。」と、戦車開発の技師が確認する。

 「それで、どう鋼板を使うんです。」と、技師の一人が聞いた。
「あ、あ、部位によって重ねて使うんだ。」と、1センチ鋼板を(ひとりでは持てない。)重ねる。
 「前面は5枚だ。」「そして、側面は3枚というように使うんだ。」
「もちろん、重ねてから熱処理するからな。」と、説明する。
 「つまり、溶接ですね。」「うむ、そうだ。」
「ボルト止めでは、砲撃を喰らってネジが弾けとぶからな。」
 「そうですね、隊員がケガや戦死もありえますからね。」と、八九式の反省点を示す。
そうなのだ、ソ連軍と撃ちあいはしてなかったのだが・・・
 T26B型との模擬戦闘で八九式の前面装甲のボルトが弾け飛ぶことがあり・・・運よく、ケガ人だけで・・済んだのだが・・・これでは、あぶなくて乗ってられないと・・・苦言が隊長から・・・
 それで、ボルトや鋲では装甲板を留めないということが決まったのだ。
戦車隊員は棺桶には乗りたくはないからである。
 それに、戦車隊員はエンジンの整備や無線機の運用などの近代的機器の教育が掛かってるから、戦死で補充がカンタンにはできないのだ。
 戦闘機の空中勤務員を育てるのに、膨大な予算と年月がかかるのと同じであるのだ。
銃をかついで行進させればいいわけでは無いのだ。
 特殊車両の運転(戦車の運転)とエンジンの修理や整備ができないと・・・戦車兵には採用はされないから・・・
つまり、かなりのスキルが要る兵科なのである。
 海軍の潜水艦乗りと、戦闘機の操縦者と戦車の乗員は免許制のハイグレードな兵科なのだ。
荒野で、故障したジーゼルエンジンを、そこにある道具で修理して帰還できるスキルは並みの兵では・・・無理なのである。
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