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突然のソ連軍の侵攻かっ!
今野少尉への急使。
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「砲身の安定ですか・・・」と、そこまで研究している技師らへの感謝の念が・・・
と、ところへ・・・
「今野少尉、急使です。」と、門番が持ち場を離れて駆け込んできた。
これは、よほどの・・・ことのようだ。
そして、門番の背後から馬賊崩れの案内人が
「隊長さん、ヤツらが来たアルヨ。」と、書状を・・・
たぶん、国境の監視所の役人が書いたヤツだろう・・・
「なんと、まさかっ。」と、書状を受け取る。
そこには、満州国とかわした暗号が・・・
「クマがきた、18。」と・・・読める。
クマとはソ連軍のことだ。
そして、18とは日付だ。
今日は19日の午後だ。
さすが、元馬賊の騎馬は移動速度が速い・・・
馬が疲れたら、即交換して時速50キロ前後で駆けるのだ。
技師らへ事情を説明して、あわてて騎馬で駆け戻る少尉だ。
技師は、「わかりました、この新型は間に合わないかもしれませんが・・・」と、少尉を見送った。
1両しかない新型では、なんともできないのだが・・・
ここは、砲身をソ連軍のT26B型の長砲身へ交換した八九式改にゆだねるしか・・・無いのだ。
「全員集まったか。」「集合終わりました。」
隊舎の前では戦車15両と60名の戦車隊員が整列ずみだ。
砲身が替わって、戦車の乗員を4名に増員したのだ。
なぜって、砲弾が重くなって砲手では砲撃に差し障るからである。
つまり、装填手と砲手、そして操縦手に車長となったのだ。
それで、乗員が増えて車内が狭いので・・・無線機が砲塔の後部に組み込まれたのだ。
米軍の戦車の砲塔の後部がソレだ。
いままで、砲塔内部に鎮座していた無線機が外部へ出たので、砲塔に3名が乗り込むこととなったのである。
そして、座席なんて、無い。
操縦手はあるのだが・・・新型九七式改は全員の座席が用意されてるんだが・・・
それでも、砲弾が徹甲弾になりソ連軍戦車の前面装甲を抜く自信がある今野少尉だ。
そのための長砲身である。
砲身がながくなれば、炸薬の量を増やすことができるからだ。
ピストルも弾の薬莢の火薬が増えると同じなのである。
そして、徹甲砲弾だ。
砲弾の先が硬い徹甲なのだ。
焼き入れした鉄鋼である。
戦車の装甲につかってるヤツだ。
「隊員諸君、またソ連軍が越境してきたそうだ。」
「加藤戦車隊が押し返したが、懲りないヤツらだ。」隊員らから笑い声だ。
リラックスさせた少尉だ。
「あれから半年。そろそろかと思っていたら、そうだったようだ。」
「諸君らは準備万端だ。」
「新型の八九式改の実力を見せるときがきたのだ。」
「各自、乗車っ。」
今野隊長が指示を出す。
15両の戦車はエンジンを始動して、出発合図を待つ。
先頭の隊長戦車の砲塔の今野少尉の右腕が掛け声と共に前へ・・・
「戦車、前進。」の掛け声だ。
もちろん、無線のマイクからである。
そして、一斉にジーゼルエンジンの音も猛々しく日本陸軍戦車隊は進撃を開始した。
「イワン中尉殿、ヤツらはやってきますかね。」と、伍長が聞く。
満州国内へ越境したソ連軍戦車隊の隊長車の砲塔で話が弾む。
「うむ、前回は卑怯な日本軍に嵌められたからだが・・・」と、言い訳の隊長だ。
「こんどは、卑怯な手にはひっかからないぞ。」と、鼓舞するイワノビッチ隊長だ。
正式名はイワノビッチだが、言いにくいからイワンで通しているのである。
まあ、イワンはロシアに多い名前だ。
日本での太郎みたいなモノである。
「欧州戦線から戦車が廻ってきてよかったですね。」と、伍長がほくそ笑む。
新型のT34が欧州の国境へ配備されて、旧型となったT26B型がシベリア基地へ廻ってきたのだ。
それで、鹵獲された20両の戦車はシベリア基地で・・・なかったことに・・・されたのだ。
中央政府の粛清の嵐は恐ろしいからである。
だれもが、収容所送りはイヤなのである。
なんせ、強制労働されて・・・働けなくなると・・・極寒のシベリアで凍死なのだ。
働けないヤツは暖房もない収容施設らしい。
そこで、翌日には凍死で、凍った死体は収容者が掘った穴へポイらしい・・・つまり、墓標も無いのである。
そんな穴が、収容所の周りにいくつも・・・あるらしいのだ。
おもわず、ブルッと震える伍長だ。
「まあ、余分に戦車が送られてきて助かりましたね。」
「まあ、余計なことは他では・・・」「わかってますよ。」
「なら、いい。」
「こんどこそ、黄色い猿を日本海へ叩き落とすぞ。」と、威勢をあげるイワン中尉だ。
ちなみに、日本海の名称はロシア人が最初に命名したらしい。
と、ところへ・・・
「今野少尉、急使です。」と、門番が持ち場を離れて駆け込んできた。
これは、よほどの・・・ことのようだ。
そして、門番の背後から馬賊崩れの案内人が
「隊長さん、ヤツらが来たアルヨ。」と、書状を・・・
たぶん、国境の監視所の役人が書いたヤツだろう・・・
「なんと、まさかっ。」と、書状を受け取る。
そこには、満州国とかわした暗号が・・・
「クマがきた、18。」と・・・読める。
クマとはソ連軍のことだ。
そして、18とは日付だ。
今日は19日の午後だ。
さすが、元馬賊の騎馬は移動速度が速い・・・
馬が疲れたら、即交換して時速50キロ前後で駆けるのだ。
技師らへ事情を説明して、あわてて騎馬で駆け戻る少尉だ。
技師は、「わかりました、この新型は間に合わないかもしれませんが・・・」と、少尉を見送った。
1両しかない新型では、なんともできないのだが・・・
ここは、砲身をソ連軍のT26B型の長砲身へ交換した八九式改にゆだねるしか・・・無いのだ。
「全員集まったか。」「集合終わりました。」
隊舎の前では戦車15両と60名の戦車隊員が整列ずみだ。
砲身が替わって、戦車の乗員を4名に増員したのだ。
なぜって、砲弾が重くなって砲手では砲撃に差し障るからである。
つまり、装填手と砲手、そして操縦手に車長となったのだ。
それで、乗員が増えて車内が狭いので・・・無線機が砲塔の後部に組み込まれたのだ。
米軍の戦車の砲塔の後部がソレだ。
いままで、砲塔内部に鎮座していた無線機が外部へ出たので、砲塔に3名が乗り込むこととなったのである。
そして、座席なんて、無い。
操縦手はあるのだが・・・新型九七式改は全員の座席が用意されてるんだが・・・
それでも、砲弾が徹甲弾になりソ連軍戦車の前面装甲を抜く自信がある今野少尉だ。
そのための長砲身である。
砲身がながくなれば、炸薬の量を増やすことができるからだ。
ピストルも弾の薬莢の火薬が増えると同じなのである。
そして、徹甲砲弾だ。
砲弾の先が硬い徹甲なのだ。
焼き入れした鉄鋼である。
戦車の装甲につかってるヤツだ。
「隊員諸君、またソ連軍が越境してきたそうだ。」
「加藤戦車隊が押し返したが、懲りないヤツらだ。」隊員らから笑い声だ。
リラックスさせた少尉だ。
「あれから半年。そろそろかと思っていたら、そうだったようだ。」
「諸君らは準備万端だ。」
「新型の八九式改の実力を見せるときがきたのだ。」
「各自、乗車っ。」
今野隊長が指示を出す。
15両の戦車はエンジンを始動して、出発合図を待つ。
先頭の隊長戦車の砲塔の今野少尉の右腕が掛け声と共に前へ・・・
「戦車、前進。」の掛け声だ。
もちろん、無線のマイクからである。
そして、一斉にジーゼルエンジンの音も猛々しく日本陸軍戦車隊は進撃を開始した。
「イワン中尉殿、ヤツらはやってきますかね。」と、伍長が聞く。
満州国内へ越境したソ連軍戦車隊の隊長車の砲塔で話が弾む。
「うむ、前回は卑怯な日本軍に嵌められたからだが・・・」と、言い訳の隊長だ。
「こんどは、卑怯な手にはひっかからないぞ。」と、鼓舞するイワノビッチ隊長だ。
正式名はイワノビッチだが、言いにくいからイワンで通しているのである。
まあ、イワンはロシアに多い名前だ。
日本での太郎みたいなモノである。
「欧州戦線から戦車が廻ってきてよかったですね。」と、伍長がほくそ笑む。
新型のT34が欧州の国境へ配備されて、旧型となったT26B型がシベリア基地へ廻ってきたのだ。
それで、鹵獲された20両の戦車はシベリア基地で・・・なかったことに・・・されたのだ。
中央政府の粛清の嵐は恐ろしいからである。
だれもが、収容所送りはイヤなのである。
なんせ、強制労働されて・・・働けなくなると・・・極寒のシベリアで凍死なのだ。
働けないヤツは暖房もない収容施設らしい。
そこで、翌日には凍死で、凍った死体は収容者が掘った穴へポイらしい・・・つまり、墓標も無いのである。
そんな穴が、収容所の周りにいくつも・・・あるらしいのだ。
おもわず、ブルッと震える伍長だ。
「まあ、余分に戦車が送られてきて助かりましたね。」
「まあ、余計なことは他では・・・」「わかってますよ。」
「なら、いい。」
「こんどこそ、黄色い猿を日本海へ叩き落とすぞ。」と、威勢をあげるイワン中尉だ。
ちなみに、日本海の名称はロシア人が最初に命名したらしい。
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