日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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空冷ジーゼルだよ。

ラジエターが無いから空冷のはずだ。

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 今野少尉がエンジンルームをながめて、不思議そうな顔だ。
「どうしたんですか?」と、主任が聞く。
 「いや、こんなに詰まってるのにラジエターが無いから・・・」
「あ、あ、エンジンは空冷ですよ。」
 「空冷にしては隙間がないが・・・」
「はじめは、エンジン丸出しだったんですよ。」 
 「うむ。」
「ところが、空冷のための空気流が流れないんですよ。」
 「ほう。」
「それで、シュラウドというか、風が流れる覆いをつけたんですよ。」
 「なるほど、それでラジエターが無いんですね。」
「それに、敵の銃撃でエンジンが動かなくなる危険が少なくなりました。」
 「なんと。」と、少尉が驚く。
「エンジンルームには2重にカバーが付くのですから。」と、主任だ。
 「さすがに、敵の砲撃を直に喰らうとダメですが。」
「エンジンルームに直に砲撃を喰らうなんて、それで動ける戦車なんて無いでしょう。」と、少尉だ。
 あの、ドイツ軍の無双戦車であるティーゲルもエンジン部に砲撃を喰らうと終了なのだ。

 「いままで、近接砲撃でも破片でエンジンが故障することがありましたから。」と、少尉が思い出す。
「試射で、まず直撃でなければ・・・」と、主任技師が自信ありげだ。
 「それに、空冷は銃弾をうけてもトラブルが少ないんですよ。」と、加える主任だ。
欧米の液冷エンジンの戦闘機はエンジンへ銃弾を受けると・・・エンズトだ。
 ところが、空冷星形エンジンは、なかなかエンストしないのだ。
数個のシリンダーがヤラれても残ったシリンダーが無事なら、エンジンは馬力が減るが動き続けるのだ。
 だから、日本軍は空冷星形にこだわったのだ。
まあ、まともな液冷エンジンを造れなかったのも事実だが・・・
 これは、日本軍が無双のラノベだ。 日本軍は負けることは絶対に無いのだ。
たとえ、西から太陽が昇ろうとも・・・日本軍は無双なのだ。
 神武建国から2600年あまりだ。
男系今上陛下が続く限り、世界最古から続く日本は存続するのである。(現存する世界最古の国家だ。)
 建国2600年前より日本民族に変わりはなく、日本語を使い、単一の民族なのである。
シナや朝鮮人のウンチのDNAを混ぜてはならないのである。
 それが、天照大御神からの神勅なのである。
話を戻そう。

 「では、砲撃の破片や銃撃程度ではエンジンは?」と、少尉が聞いた。
「なんとも無いでしょうね。」と、太鼓判を押す主任技師殿だ。
 何とも自信に満ちた言葉である。
「対空40ミリ機関砲でも、エンジンは止まらなかったですからね。」
 なんとっ、あの40ミリボストーク機関砲かっ!
50ミリの鋼鉄に穴を開けるという、ドイツ軍も逃げ出すと聞いたほどだ。
 「まあ、実際にエンジンへ向けて40ミリ機関砲を射撃したんですが・・・」
「ほう・・・」
 「シリンダーのいくつかは燃料が爆発しなくなりましたが・・・」
「なんせ、18気筒もあるんですよ。」
 「なるほど。」
「18気筒で2,3の気筒が死んでも、どうということはないですからね。」
 「トルクはハンパないので、止まることはありませんよ。」と、自信をみせる。
「戦車は馬力ではなく、トルクで動くんですから。」と、納得の回答だ。
 「ロングストロークの巨大なジーゼルエンジンは豆鉄砲くらいでは、なんともないですからな。」
と、高笑いの主任技師である。
 
 実際に戦場でのエンストは死につながるのだ。
動かなければ、戦車は単なるトーチカである。
 敵の砲撃を動いてかわすことができない。
集中砲火で沈黙なのだ。
 動いてナンボの戦車なのである。
エンジンが動かなければ、砲塔を動かす蓄電池が充電できないし・・・この大陸型の重戦車の砲身はモーターで砲塔を動かすのである。
 まあ、手動は砲撃のレバーを引くことくらいなのだ。
いままでの、肩で照準して、砲塔もクランクを手で廻していたことが・・・
 いきなりの、電動モータでの砲塔操作だ。
同軸カゴで、床が砲塔と同じ動きをするのだ。
 もう、戦車の床を、あちこちと動かなくていいのだ、照準に専念できるのである。
「そして、隠し玉があるんですよ。」と、主任が小声になる。
 「砲身に地球ゴマの原理を応用して、砲身安定装置が・・・」
「まさか、とても想像できない。」と、今野少尉が・・・驚いた。
 たしか、米軍が研究してるウワサがあった技術だ。
「え、え、私たちもバカじゃありませんからね。」と、遠慮がちな返答の主任だ。
 「地球ゴマの原理で安定装置を造って・・・」
「うむ。」
 「そこからの電気信号で砲身を安定させてるんですよ。」
「砲身を電動モータ化したので出来たんですよ。」と、主任が自慢げだ。
 「とても信じられないですよ。」と、今野少尉の驚愕の顔が・・・
 
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