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八九式改の検証。
玉鋼にヒビが・・・
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ソ連邦への国境の対岸へ・・・多数の捕虜を送り返した日本軍だった。
「ところで、隊長。」「ん、なんだ。」
「露スケから取り上げたピストルは、どうします。」
「そうだな、ヤツらの銃はアレだから馬賊への手間賃として下げ渡すか。」
「それは、名案ですね。」「サビさせるよりは、イイですね。」
まあ、ソ連軍の拳銃はドイツ帝国のモーゼルのパクリだ。
工作精度も劣るのだ。
それでも、弾丸は発射できるから、あながちバカにできないんだが・・・
弾は、ドイツ軍と同じ9ミリパラレルだ。
日本軍は自動拳銃は使っていなかった。(ここは、史実とは違うのだ。)
特に、戦車隊員は狭い戦車内だ。
それで、リボルバー拳銃である。
小型化しやすいからだ。
皇紀1570年に採用されたから・・・70年式と呼ばれている。
弾は9ミリパラレルではない。
自動拳銃の弾とリボルバーとは構造が違うのだ。
9ミリパラレルでは、シリンダー淵が無いから弾がシリンダーから落ちてしまうのだ。
リボルバー用は45capという薬莢に淵がついた弾丸なのだ。
それに、自動拳銃は無煙火薬の弾丸である。
射撃の衝撃は・・・かなりのモノだ。
日本軍戦車隊員には22口径の手のひらより小さい70年式が支給されているのである。
理由は軽くて小さいからだ。
拳銃は・・・せいぜい10メートルくらいが限界距離である。
人に命中しても・・・必殺部位でないと殺傷は難しい兵器なのだ。
敵兵を殺傷するには、ライフルか機関銃でないと・・・
ソ連軍から取り上げた、60丁あまりの拳銃は元馬賊への日本軍からの土産となったのだ。
もちろん、弾丸も込みである。
騎馬では、ライフルより拳銃が扱いやすいから・・・馬賊には好評だったのだ。
そして、ソ連軍の捕虜の返還も済んで・・・
今野戦車隊は駐屯地へ・・・凱旋だ。
奉天の街はお祭り騒ぎである。
花火があがり・・・戦車隊は宮城まで凱旋パレードである。
加藤戦車隊という、今野戦車隊という、2度までもソ連軍を押し戻したことは満州国民の歓喜の声があふれたのである。
だが・・・凱旋パレードのために戦車を洗車して・・・凱旋の準備を・・・戦車の戦闘時の煙硝のカスや砲弾を跳ね返した跡を洗って・・・装甲にかなりのダメージが判明したのである。
ほとんどの八九式改が・・・修復不可能なくらいのダメージを車台に受けていたのである。
よく、ソ連軍の砲撃を跳ね返して耐えた装甲板である。
「よく、ここまで装甲がひび割れなかったものだ。」と、感心しきりの技師たちである。
「あと、すこし戦闘時間が長ければ・・・耐えきれなかったかも・・・」と、恐ろしい予想が・・・
次第によっては日本軍戦車隊の全滅も・・・可能性はあったのだ。
勝利の女神の天秤は・・・ソ連側へ・・・その可能性もなきにしもあらずなのだ。
「では、1両の砲弾が詰まって離脱した車台以外は・・・修理不能なのか・・・」と、悲嘆にくれる今野少尉だ。
「え、え、ここまでヒビが前面装甲に入れば・・・交換するしか。」
「それに、前面装甲の交換なんて、車台交換と同じですよ。」と、技師が残念な話をふる。
「砲身もソ連製ですから・・・耐久性が疑問です。」と、付け加える技師だ。
「戦艦の主砲が、200発ほどで交換です。」
「戦車も主砲は、ソ連製なら100発が限度かと・・・」
「なら、砲身は交換だな。」と、今野少尉が思い当たるのだ。
ほとんどの車両が70発ほど砲撃を・・・それも、短時間にである。
「なら、交換したほうが良いとおもいます。」との、回答だ。
短時間の集中砲撃は砲身の命を縮めるのだ。
「つまり、新造しなければならないことですか。」
「じゃあ、ソ連軍はすぐには侵攻してこないかもしれませんが・・・」
「早急に新型戦車が必要となりますね。」
「その間は、加藤戦車隊が鹵獲したソ連軍の戦車しかない、ということですね。」と、少尉がいう。
「いま、満州国戦車製造会社で新型を造ってますから。」と、言い訳する技師らである。
「ウワサの九七式改ですか。」と、今野がいう。
「耳が早いですね、ほぼ完成かと・・・」
「マジですか?」
「わたしは、ウソは申しません。」と、シナや半島人の真似をする技師だ。(息を吐くようにウソばかり言うヤツらだ。)
ウソを言わないと、言い訳するヤツほどウソなのである。
「いいや、じょうだんですよ。」「九七式改は1両は試作が完成してますが・・・」
「なかなか、生産が進まないんですよ。」と、生産能力に劣る満州国の工業力なのだ。
「それまで、鹵獲したT26B型で。」「え、え。」
「それに、鹵獲した戦車ですが・・・八九式改での改造でノウハウが得られましたので、別物ですよ。」
「なんと・・・それは、ある意味楽しみですな。」
「期待できそうですね。」と、今野隊長が・・・
「エンジンをソ連製のガソリンから、ジーゼルエンジンへ交換してますので、数日で終わるかと。」
つまり、ヒビで車台が修理不能の八九式改のジーゼルエンジンをT26B型へ載せ替えるということらしいのだ。
戦車開発実験場としての満州国が・・・敵は懲りない熊のソ連軍なのだ。
どうなる・・・この流れは・・・
「ところで、隊長。」「ん、なんだ。」
「露スケから取り上げたピストルは、どうします。」
「そうだな、ヤツらの銃はアレだから馬賊への手間賃として下げ渡すか。」
「それは、名案ですね。」「サビさせるよりは、イイですね。」
まあ、ソ連軍の拳銃はドイツ帝国のモーゼルのパクリだ。
工作精度も劣るのだ。
それでも、弾丸は発射できるから、あながちバカにできないんだが・・・
弾は、ドイツ軍と同じ9ミリパラレルだ。
日本軍は自動拳銃は使っていなかった。(ここは、史実とは違うのだ。)
特に、戦車隊員は狭い戦車内だ。
それで、リボルバー拳銃である。
小型化しやすいからだ。
皇紀1570年に採用されたから・・・70年式と呼ばれている。
弾は9ミリパラレルではない。
自動拳銃の弾とリボルバーとは構造が違うのだ。
9ミリパラレルでは、シリンダー淵が無いから弾がシリンダーから落ちてしまうのだ。
リボルバー用は45capという薬莢に淵がついた弾丸なのだ。
それに、自動拳銃は無煙火薬の弾丸である。
射撃の衝撃は・・・かなりのモノだ。
日本軍戦車隊員には22口径の手のひらより小さい70年式が支給されているのである。
理由は軽くて小さいからだ。
拳銃は・・・せいぜい10メートルくらいが限界距離である。
人に命中しても・・・必殺部位でないと殺傷は難しい兵器なのだ。
敵兵を殺傷するには、ライフルか機関銃でないと・・・
ソ連軍から取り上げた、60丁あまりの拳銃は元馬賊への日本軍からの土産となったのだ。
もちろん、弾丸も込みである。
騎馬では、ライフルより拳銃が扱いやすいから・・・馬賊には好評だったのだ。
そして、ソ連軍の捕虜の返還も済んで・・・
今野戦車隊は駐屯地へ・・・凱旋だ。
奉天の街はお祭り騒ぎである。
花火があがり・・・戦車隊は宮城まで凱旋パレードである。
加藤戦車隊という、今野戦車隊という、2度までもソ連軍を押し戻したことは満州国民の歓喜の声があふれたのである。
だが・・・凱旋パレードのために戦車を洗車して・・・凱旋の準備を・・・戦車の戦闘時の煙硝のカスや砲弾を跳ね返した跡を洗って・・・装甲にかなりのダメージが判明したのである。
ほとんどの八九式改が・・・修復不可能なくらいのダメージを車台に受けていたのである。
よく、ソ連軍の砲撃を跳ね返して耐えた装甲板である。
「よく、ここまで装甲がひび割れなかったものだ。」と、感心しきりの技師たちである。
「あと、すこし戦闘時間が長ければ・・・耐えきれなかったかも・・・」と、恐ろしい予想が・・・
次第によっては日本軍戦車隊の全滅も・・・可能性はあったのだ。
勝利の女神の天秤は・・・ソ連側へ・・・その可能性もなきにしもあらずなのだ。
「では、1両の砲弾が詰まって離脱した車台以外は・・・修理不能なのか・・・」と、悲嘆にくれる今野少尉だ。
「え、え、ここまでヒビが前面装甲に入れば・・・交換するしか。」
「それに、前面装甲の交換なんて、車台交換と同じですよ。」と、技師が残念な話をふる。
「砲身もソ連製ですから・・・耐久性が疑問です。」と、付け加える技師だ。
「戦艦の主砲が、200発ほどで交換です。」
「戦車も主砲は、ソ連製なら100発が限度かと・・・」
「なら、砲身は交換だな。」と、今野少尉が思い当たるのだ。
ほとんどの車両が70発ほど砲撃を・・・それも、短時間にである。
「なら、交換したほうが良いとおもいます。」との、回答だ。
短時間の集中砲撃は砲身の命を縮めるのだ。
「つまり、新造しなければならないことですか。」
「じゃあ、ソ連軍はすぐには侵攻してこないかもしれませんが・・・」
「早急に新型戦車が必要となりますね。」
「その間は、加藤戦車隊が鹵獲したソ連軍の戦車しかない、ということですね。」と、少尉がいう。
「いま、満州国戦車製造会社で新型を造ってますから。」と、言い訳する技師らである。
「ウワサの九七式改ですか。」と、今野がいう。
「耳が早いですね、ほぼ完成かと・・・」
「マジですか?」
「わたしは、ウソは申しません。」と、シナや半島人の真似をする技師だ。(息を吐くようにウソばかり言うヤツらだ。)
ウソを言わないと、言い訳するヤツほどウソなのである。
「いいや、じょうだんですよ。」「九七式改は1両は試作が完成してますが・・・」
「なかなか、生産が進まないんですよ。」と、生産能力に劣る満州国の工業力なのだ。
「それまで、鹵獲したT26B型で。」「え、え。」
「それに、鹵獲した戦車ですが・・・八九式改での改造でノウハウが得られましたので、別物ですよ。」
「なんと・・・それは、ある意味楽しみですな。」
「期待できそうですね。」と、今野隊長が・・・
「エンジンをソ連製のガソリンから、ジーゼルエンジンへ交換してますので、数日で終わるかと。」
つまり、ヒビで車台が修理不能の八九式改のジーゼルエンジンをT26B型へ載せ替えるということらしいのだ。
戦車開発実験場としての満州国が・・・敵は懲りない熊のソ連軍なのだ。
どうなる・・・この流れは・・・
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