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戦車隊員へ新型の披露だ。
数が、そろわないが・・・
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「おう、これが九七式改の魔改造版かっ。」と、でかい戦車を見て驚く戦車隊員らである。
全員が、「まさか、これほどとは・・・」と、あんぐり口を開けたままだ。
なぜなら、八九式改の倍ほども鋼鉄のカタマリ感がハンパねえんだからだ。
まさに、陸の王者といってもいいのだ。
「これなら、露スケなぞ逃げ出すぞ。」「いや、いや、側にも寄れんわ。」
口径25サンチの駆逐艦の主砲から、いきなり戦艦ヤマトの46サンチ主砲と比べるようであるからだ。
まさに、月とスッポン。
鮮人とミロのビーナス・・・道端の犬の糞と賢者の石、ほどの差があるのだ。
「いままでの戦車は、何だったんだ。」と、叫びたくなるほどだ。
「しかし、これほどの戦車を、我が国は内地で造れるのか。」と、十数年前は江戸時代の日本なのである。
強い武器は、兵隊らの士気を鼓舞するのだ。
弱っちい武器では・・・戦意が喪失するのだ。
「これが、15両あれば・・・露スケなぞ、物の数ではないわ。」と、豪語するかも・・・だ。
それほどのインパクトが魔改造戦車にはあったのだ。
「しかし、1両しか。」と、あくまで試作戦車であることを・・・
「ううむ、15両欲しいものだ。」
「おお、取説が・・・」と、日本軍定番の取説だ。
取説とは、いまさらだが・・・取り扱い説明書のことである。
大抵のヤツが読みもしないで・・・ポイするヤツを取説と、現在は言われているが・・・
ケータイにしても、数年前は電話帳と同じ厚さだった。
そんなモン、誰が読むかだ。
それで、最近は紙ではなくなってしまった・・・HPで閲覧してくれ・・・なのである。
しかし、当時はネットもテレビというウソの媒体もなかったのである。
それで、取説を詳細に読む、日本の軍人なのである。
武器や兵器を取説で理解して使える軍隊なぞ、日本軍くらいだ。
先の大戦で米軍はアニメ映画を兵隊らに見せて、武器の使用を理解させていたのである。
ウォルト・ディズニーもそうだ。
なんせ、字が読めない兵隊も多々いたからである。
日本国民は江戸時代から識字率は、ほぼ全員が・・・暗算なども、九九の掛け算なぞも全国民ができて当然の国なのである。
よく、古典落語で読み書きができない長屋の職人などの話があるが・・・読み書きができないことが・・・めずらしいことだからである。
そんなバカなヤツなんて・・・となるから、落語になるのである。
「とにかく、今は新型の増産をおねがいします。」「それまで、ソ連軍は鹵獲改造戦車で・・・」
と、今野少尉が決意を述べるのだ。
取説を読んでいた技師が・・・
「この戦車は、組み立てがカンタンにできるように改造してあるようです。」
「これなら、教えれば満州の馬賊でも造れそうですよ。」と、希望が・・・
日本は満州国へ軍事的な援助以外に教育的な援助も惜しまなかったのだ。
満州国に日本の援助で、かなりの学校が建築されつつあるからだ。
そして、学校では昼めしが無料なのである。
この無料の昼飯が・・・生徒を就学させるに、効果が絶大なのである。
なんせ、ガキの飯代が浮くからだ。
そして、制服の支給だ。
建国して数年の満州国だ・・・ガキの服も無理な遊牧民も少なくないからだ。
定住しない遊牧民だ。
なかなか教育が、はかどらない。
それで、給食と制服の支給となったのである。
制服は生徒の連帯感を産み出し、給食は就学率の向上に役立ったのだ。
服代と昼めし代金が浮くことは大きいのである。
「まだ、学校で教育を受けた者が軍隊へ入隊するのは、時間がかかるからな。」と、まあ当然の話だ。
「それで、それまでは、なんとか派遣軍でソ連軍の侵攻を防がねばならない。」
「それが、ひいては日本の防衛へつながると信じたいんだ。」と、今野少尉が持論を展開する。
「まあ、私ら技師連中は戦車を造るだけですが・・・」
「いや、戦車なくしては、戦えないから。」と、今野少尉が・・・
「露スケが逃げ出すくらいの強いヤツを・・・」
「まあ、それくらいなら、なんとかできそうです。」と、自信たっぷりの技師連中であった。
事実、目の前の試作、九七式改の更に魔改造パージョンは熊のソ連軍への対抗戦車なのである。
ウワサで聞こえてくる、欧州の紛争でドイツ軍が逃げ出したというソ連軍のT34という化け物の話が・・・
果たして・・・ソ連軍の新型T34へ九七式改魔改造パージョンは対抗できるのか・・・
しかし、ずいぶんと長い名前である・・・九七式改魔改造パージョンなんて・・・
「いっそ、満州国のMをかしら文字で、M97とか・・・」
「いや、Mは米軍が先につかっているんだ。」
「そうですか、では皇紀2600年ですから、ゼロゼロは?」
「海軍の〇戦があるぞ。」
「ううむ、いいアイデアが浮かばない。」
「では、公募しかないな。」
「えっ、新型戦車名を公募ですか。」
「そうだ、日本は合議の国だ。」「だから、広く募集するんだ。」
「軍歌と同じですね。」 当時、軍隊の軍歌は国民の募集で・・・
つまり、詩の募集だ。 良い詩に、音楽を学んだ専門家が曲をつけたのだ。
詩なら、オタマジャクシが描けなくても、なんとかなりそうだからだ。
じつは、著者がイイ名前が浮かばないから・・・日延べ作戦なのである。
スンマセン・・・デス。
全員が、「まさか、これほどとは・・・」と、あんぐり口を開けたままだ。
なぜなら、八九式改の倍ほども鋼鉄のカタマリ感がハンパねえんだからだ。
まさに、陸の王者といってもいいのだ。
「これなら、露スケなぞ逃げ出すぞ。」「いや、いや、側にも寄れんわ。」
口径25サンチの駆逐艦の主砲から、いきなり戦艦ヤマトの46サンチ主砲と比べるようであるからだ。
まさに、月とスッポン。
鮮人とミロのビーナス・・・道端の犬の糞と賢者の石、ほどの差があるのだ。
「いままでの戦車は、何だったんだ。」と、叫びたくなるほどだ。
「しかし、これほどの戦車を、我が国は内地で造れるのか。」と、十数年前は江戸時代の日本なのである。
強い武器は、兵隊らの士気を鼓舞するのだ。
弱っちい武器では・・・戦意が喪失するのだ。
「これが、15両あれば・・・露スケなぞ、物の数ではないわ。」と、豪語するかも・・・だ。
それほどのインパクトが魔改造戦車にはあったのだ。
「しかし、1両しか。」と、あくまで試作戦車であることを・・・
「ううむ、15両欲しいものだ。」
「おお、取説が・・・」と、日本軍定番の取説だ。
取説とは、いまさらだが・・・取り扱い説明書のことである。
大抵のヤツが読みもしないで・・・ポイするヤツを取説と、現在は言われているが・・・
ケータイにしても、数年前は電話帳と同じ厚さだった。
そんなモン、誰が読むかだ。
それで、最近は紙ではなくなってしまった・・・HPで閲覧してくれ・・・なのである。
しかし、当時はネットもテレビというウソの媒体もなかったのである。
それで、取説を詳細に読む、日本の軍人なのである。
武器や兵器を取説で理解して使える軍隊なぞ、日本軍くらいだ。
先の大戦で米軍はアニメ映画を兵隊らに見せて、武器の使用を理解させていたのである。
ウォルト・ディズニーもそうだ。
なんせ、字が読めない兵隊も多々いたからである。
日本国民は江戸時代から識字率は、ほぼ全員が・・・暗算なども、九九の掛け算なぞも全国民ができて当然の国なのである。
よく、古典落語で読み書きができない長屋の職人などの話があるが・・・読み書きができないことが・・・めずらしいことだからである。
そんなバカなヤツなんて・・・となるから、落語になるのである。
「とにかく、今は新型の増産をおねがいします。」「それまで、ソ連軍は鹵獲改造戦車で・・・」
と、今野少尉が決意を述べるのだ。
取説を読んでいた技師が・・・
「この戦車は、組み立てがカンタンにできるように改造してあるようです。」
「これなら、教えれば満州の馬賊でも造れそうですよ。」と、希望が・・・
日本は満州国へ軍事的な援助以外に教育的な援助も惜しまなかったのだ。
満州国に日本の援助で、かなりの学校が建築されつつあるからだ。
そして、学校では昼めしが無料なのである。
この無料の昼飯が・・・生徒を就学させるに、効果が絶大なのである。
なんせ、ガキの飯代が浮くからだ。
そして、制服の支給だ。
建国して数年の満州国だ・・・ガキの服も無理な遊牧民も少なくないからだ。
定住しない遊牧民だ。
なかなか教育が、はかどらない。
それで、給食と制服の支給となったのである。
制服は生徒の連帯感を産み出し、給食は就学率の向上に役立ったのだ。
服代と昼めし代金が浮くことは大きいのである。
「まだ、学校で教育を受けた者が軍隊へ入隊するのは、時間がかかるからな。」と、まあ当然の話だ。
「それで、それまでは、なんとか派遣軍でソ連軍の侵攻を防がねばならない。」
「それが、ひいては日本の防衛へつながると信じたいんだ。」と、今野少尉が持論を展開する。
「まあ、私ら技師連中は戦車を造るだけですが・・・」
「いや、戦車なくしては、戦えないから。」と、今野少尉が・・・
「露スケが逃げ出すくらいの強いヤツを・・・」
「まあ、それくらいなら、なんとかできそうです。」と、自信たっぷりの技師連中であった。
事実、目の前の試作、九七式改の更に魔改造パージョンは熊のソ連軍への対抗戦車なのである。
ウワサで聞こえてくる、欧州の紛争でドイツ軍が逃げ出したというソ連軍のT34という化け物の話が・・・
果たして・・・ソ連軍の新型T34へ九七式改魔改造パージョンは対抗できるのか・・・
しかし、ずいぶんと長い名前である・・・九七式改魔改造パージョンなんて・・・
「いっそ、満州国のMをかしら文字で、M97とか・・・」
「いや、Mは米軍が先につかっているんだ。」
「そうですか、では皇紀2600年ですから、ゼロゼロは?」
「海軍の〇戦があるぞ。」
「ううむ、いいアイデアが浮かばない。」
「では、公募しかないな。」
「えっ、新型戦車名を公募ですか。」
「そうだ、日本は合議の国だ。」「だから、広く募集するんだ。」
「軍歌と同じですね。」 当時、軍隊の軍歌は国民の募集で・・・
つまり、詩の募集だ。 良い詩に、音楽を学んだ専門家が曲をつけたのだ。
詩なら、オタマジャクシが描けなくても、なんとかなりそうだからだ。
じつは、著者がイイ名前が浮かばないから・・・日延べ作戦なのである。
スンマセン・・・デス。
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