日本戦車を改造する。

ゆみすけ

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袋のネズミ作戦。

熊でも、ネズミになることはあるものだ。

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 吉林で、少なからず休憩ができた今野戦車隊である。
街の広場で、見張りは立ててるが・・・羽を伸ばせたのだ。
 この意味は、おおきいのである。
ひと時の安らぎが、人間らしさを維持できるのだ。
 紛争という、互いに殺し合いをしてるのだから・・・
戦闘中は、どこから流れ弾が・・・首をかすめることも・・・あるのだ。
 運悪く、ケガや病に侵されることも多々あるのである。
特に、シナとの国境の装甲車部隊はシナ人の衛生観念が無いから・・・伝染病予防に苦労しているとか・
 井戸や河の水は飲んだら下痢で、最悪は腸チフスに感染だ。
食事の時は、手を消毒して・・・煮沸して消毒した飲料しかダメだ。
 武器の訓練よりも、衛生面の教育が多い。
でないと、自分が疫病で・・・仲間へ伝染させてしまうからだ。
 まだ、満州国の北は寒冷であり、食品が腐りにくいこともプラス面なのだ。

 「では、作戦会議だ。」「車長は集合。」「おう。」
掛け声で、15名が集合する。
 車長は2号車が軍曹で、あとは伍長だ。
会議の司会は軍曹である。
 「では、これより作戦会議を始める。」「パチ、パチ、パチ。」と、拍手が・・・
まあ、盛り上げる演出だな・・・
 「隊長からの、草案を。」と、司会者が・・・
ここで、史実では無いぞ・・・と、読者は思うだろう・・・
 これは、妄想の日本軍が無双無敵のラノベだ。
基本的に、日本軍は常勝であり、露スケは負けるしかないラノベである。
 なぜって・・・負ける話なんか書きたくないからだ。
さて、ラノベへ・・・
 「おほ・・・ん、ここからハルピンへの間に袋小路の丘があるだろう。」
「ハイ。」と、皆が頷く。
 「そこで、ソ連軍と決戦だ。」
「相手は、20両ほどだ。」「新型のT34らしい。」
 「だが、鹵獲戦車の魔改造版もイケそうだと、オレは思うんだ。」「賛成です。」「オレも。」
「ここまで、行軍してきて思うんだが・・・こいつは、無双なんじゃないかと。」
 「オレも、そう思う。」
まあ、ソ連と日本の良い所取りの戦車だからだが・・・
 
 ちなみに、現在ではイスラエルが戦車戦では、世界最高なのだ。
アラブのソ連戦車との撃ちあいからである。
 建国当時は、米陸軍より盗んだM4シャーマンを使っていたが・・・砲身を交換して・・・
前面装甲を追加してだ。
 アラブのT34などのソ連戦車を薙ぎ払ったのである。
イスラエルは人口が少ない。 野郎は皆兵隊へ・・・女性兵士も少なくない。
 それで、戦車兵が貴重なのだ。 やられても、戦車兵が存命できるように、エンジンを車台の前部へ置いたのだ。
兵器は敵と戦って、真の実力がわかるんだ。
 現、自衛隊の兵器は実戦経験が全く無い。
シナとの開戦が迫っている・・・マジで、今からでも遅くないから・・・米軍にでも、試用してもらうことだ。
 なんせ、常に戦争してる米軍だ。 
現、ヒトマル式戦車が使えるか・・・米国でガチで演習を・・・でないと、シナに日本を盗られかねない・・・
 現、日本人はシナのウイグル族が滅亡したあとへ・・・そして、強制労働・・・役立たないヤツは、内臓を盗られて・・・そして、日本列島はシナ列島へ・・・替わるだけなのだ。
 そのときになって・・・後悔しても・・・あとの祭りなのだ。
まあ、さきの大戦で戦う気概のある日本人は敵艦へ体当たりして、もう残っていない。
 日本男子の遺伝子は、はるか南方の海中深く沈んでいるのだ。
シナが攻めてきたら山へでも逃げる・・・なんて、ことを平気で言う国民ばかりだ。
 逃げて助かるなら、ウイグルやチベットのヒトは逃げなかったんだろうか?
GHQ(米国占領軍)が日本へ腑抜け政策を推し進めた結果が・・・現在だ。
 米国の占領政策で成功したのは・・・日本への政策だけなのだよ。
ドイツは、あっというまに憲法改正だ。
 アラブやアフガニスタンは、米国の負けだ。
ベトナムも、そうだ。
 東条元総理の遺書に、米国へシナ共産党の脅威を説いている。
巣鴨プリズンで絞首刑(米国の違法な仕返しだ。)になって露と消えたのだが・・・

 この妄想ラノベは、日本の不幸が無いラノベであるのだ。
貴重な戦う気概のある日本男子を失くしていない日本なのだ。
 満州国は日本が大東亜戦争へ突入しなければ、米国との開戦は無いのだ。
真珠湾奇襲は、山本五十六の愚行な作戦だったのだ。
 あの奇襲はルーズベルトへ日本は悪者だという口実を与えた愚行である。
なぜなら、リメンバーパールハーバーの合言葉を米国へ与えてしまったからだ。
 南方視察で搭乗した爆撃機が米国の暗殺で墜とされなければ、今頃はA級戦犯のソシリを受けて、靖国へ合祀とはなにごとだ、のパヨクの大合唱だったろう。
 なお、A級戦犯だが、このA級は1番という意味ではない。
政治犯というクラスなのだ。
 それも、GHQは遡及法という、近代国家にあるまじき法律を無理やり造って無実の日本人を裁いたのだ。
将来的にGHQは罪の呵責に・・・この事実を日本人は永遠に忘れてはならない。
 作戦会議の話だった・・・

 「それで、隊長は袋小路の丘で?」と、軍曹が。
「うむ、ソ連軍の動きは馬賊が把握してくれるはずだ。」「そうですね。」
 「そこでだ、ヤツらの進軍速度と合わせて、こちらも調整するんだ。」
「まさか、隊長は・・・」と、軍曹が閃いた顔だ。
 「そうだよ、明智君!」と、からかう今野二十面相だ。
「君も、伊達に軍曹はやってないな。」と、重ねる。
 「ヤツらを袋のネズミにするんでしょ。」「うむ、そうだ。」
「ヤルらは袋小路の丘で一旦溜まりますからね。」
 「わかってるじゃないか。」と、今野少尉が感心する。
「その溜まったソ連軍を丘の上からタコ殴りですね。」と、軍曹がいう。
 「まあ、上からなら狙い放題だからな。」と、作戦の骨子をいう。
「しかし、この作戦はタイミングが大切だ。」
 「秒単位の計測が必要なのが、問題なんだ。」と、今野隊長が重ねる。
 
 
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