日本戦車を改造する。

ゆみすけ

文字の大きさ
356 / 393
如何にして、紅玉は少尉を落としたのか。

ヒトは、生物なのだよ。

しおりを挟む
 ヒトは人間という種の生物だ。 これには、異存はないだろう・・・
そして、生物である以上は本能はあるのである。(産まれながらにもっているモノだ。)
 つまり、子孫を残すという本能である。(生物の定義でもある。)
子孫を残すということは、オスの遺伝子をメスが伝えるということなのである。
 メス、つまり女性だけが、子を孕むことができるのである。
野郎は、絶対にできないことが、孕んだ子を産むことである。
 まあ、未来には野郎でも・・・そんな時代は想像したくはないが・・・
試験管で育てる時代がくるやもしれないが・・・
 しかし、自身で孕んだ子を産むことは、オナゴの喜びでもあるのだ。
母性本能をくすぐるのだ。
 安定した家庭で、子を孕んで産むことは、オナゴだけの野郎では経験できない喜びなのである。

 そして、じょうぶな子を孕んで産むことには、若さが必要なのである。
おばさんでは、無理なのだ。(高齢出産は母体へのリスクが大きいのだ。)
 それで、本能的に野郎は種付けするための、若い健康な女性を求めるのだ。
容姿は、二の次なのである。(腰がくびれた、でかいお尻がイイのだ。)
 ブーだろうと、若さと健康が第一なのだ。 顔は、三日見たら飽きるものだから・・・
そして、それなりの年齢になれば、自然とツガイの相手を物色するのである。
 ヒトの人生で分岐点は、まず生まれてきたときだ。
生まれた家や環境だ。(それで、幼児期が決まる。)
 そして、2番目が就職や仕事である。(自己で食える力があるかだ。)
そして、3番目が伴侶を捕まえたときだ。(遺伝子を残せるかだ。)
 紅玉は、まあまあの家に生まれた満州娘だ。
シナの軍閥に清王朝が滅んで・・・満州の地で満州国が日本陸軍(石原莞爾が造った国だ。)の計らいで建国されたのだ。
 ソ連邦の脅威はあるが・・・今のところは安定した国を維持している。
それは、学校や病院が建設されていることからもわかるのだ。
 そして、義務教育は6年、そして任意の高等教育の学校までもが建設されたのだ。
高等女学校までもが・・・シナには無い、一般市民のための制度である。
 まあ、日本の真似なのだが・・・無いよりはマシなのだ。(遥かにマシなのだ。)
満州地方には以前よりニャン・ニャン祭りが伝わっていた。(ニャン・ニャン寺があるのだ。)
 それは、娘らのお祭りで、良い伴侶を見つけるための祭りなのだ。
つまり、出会いの場なのである。(出会いが、すべての始まりなのだから・・・)
 出会う機会が無いと・・・婚姻は成り立たない。
婚活専門の制度は、まだ無い満州である。 
 ニャン・ニャン祭りは、ある意味のバレンタインなのである。(誘うのは野郎からだが・・・)
 
 満州戦車開発会社が新型戦車のお披露目を・・・ニャン・ニャン祭りと時期が重なったのだ。
もちろん、満州政府の画策なのだが・・・(戦車部隊には、いつまでの居て欲しい。)
 日本陸軍の派遣された戦車隊はソ連軍を3度も防いでいたのだ。
この派遣軍は満州政府にとり、逃したくない軍なのである。
 戦車を、まだ自国生産は無理なのだから・・・
もちろん、表立っての内情は秘密である。
 そこは、ヒト集めのように装うのである。
「ナニを・・・」と、赤玉がメニューを猫耳カチューシャで差し出した。(可愛さ満点なのだ。)
 「そうだな、少尉なにが・・・」と、さりげなく主任が軍人の地位を明かす。
少尉?このヒト幹部士官なんだわ・・・つまり、日本軍の幹部ということなのね・・・
 パット見、若いし・・・独身かな・・・
ターゲットを絞る赤玉ニャン子だ。
 「オススメは・・・」と、少尉と呼ばれた士官へ・・・ほのかに香(かおる)赤玉の若いナオンのフェロモンだ。
処女のオナゴの匂いだ。
 つまり、赤玉は武器を開放したのである。
「そうだな・・・」と、メニューを見ながらガクブルの今野君だ。(まちがいない、このヒト独身だわ。)
 哀れ、今野君はナオンの餌食か・・・
大和撫子は・・・ここは、内地では無いから・・満州娘ばかりなのだ。
 オナゴは、ターゲットを定めた野郎に選んでもらわねばならない。
「君は、僕の選んだヒトなんだ。」と、言わせねばならない。
 もちろん、眼や態度が示すのだが・・・無骨な野郎には、なかなか通じないものである。

 「なに、アレ。」と、他のニャン子が厨房から冷たい視線を飛ばすが・・・そんなことは、赤玉ニャン子は・・・意に解さない。(オナゴの敵は、オナゴなのだ。)
一点集中で攻め落とさねばならないからだ。
 今後の生涯を平穏に暮らすためなのである。
しょうも無い野郎を引っかけて、一生苦労なんか・・・誰もイヤなのだ。
 見た目でない、将来性のある野郎をGETするのだ。
「これが、おすすめよ、ニャン。」と、殺人光線をビビビ・・・と、飛ばした。
 語尾にニャンを付けたのだ。 これは、赤玉の独自の工夫である。
かわいいニャン子を演じるためのである。(もちろん、ネコをかぶってるのだ、ネコだけに。)
 もちろん、日本語で・・・ニャンを語尾につけたのだ。(かわいい発音で・・・)
殺人音波は・・・哀れ今野君の・・・もう、ガクブルの少尉殿なのである。
 そして、そこへ追加の殺人光線をビビビービと放つ赤玉ニャン子である。
なにをやったのか・・・そう、読者諸氏はおわかりだろう・・・
 もう、定番の技である、ポンコツ・メイドを演じたのである。
テーブルの上に、お水のコップを・・・わざと、こぼす技である。
 これは、水じゃないと、ダメなのだ・・・服へ染みとなるからだ。
あわてて、布巾で少尉のヒザを・・・失神しそうな・・・敗残兵の今野君の、できあがりなのである。
 こうして、服を濡らしてしまったお詫びが・・・どこで、どうなったのか・・・また、逢う約束と、なっていたのである。(アーメン)




 

 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

熟女教師に何度も迫られて…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
二度と味わえない体験をした実話中心のショート・ショート集です

処理中です...