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戦車隊員訓練学校の開校。
準備が整うには、あと少しだ。
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「おや、なんの招待状だ。」と、今野少尉だ。
「おや、奉天市役所からか。」
「そうか、とうとう開校したんか。」
「おや、隊長どうしたんですか。」と、軍曹が聞く。
「うむ、戦車隊員養成学校の開校だよ。」
「そうですか、やっとですか。」「あ、あ。」
「これで、内地へ帰れますな。」「そうだな、まだ早いが。」
「内地の富士戦車学校の退役教官が赴任してくるとか。」
「そうだよ。」「なら、井藤教官とか・・・」と、軍曹が懐かしそうな顔だ。
「あの、鬼かっ!」と、今野少尉が思い出す。
なんせ、散々に根性棒でお尻を叩かれた思い出しかないからだ。
いまだに、古傷が痛むのだ・・・
まあ、それもイイ思い出だが・・・
「入学する、学生は何人だったかな?」と、少尉が見る・・・
「うむ、初年度は20名か・・・まだ、まだ、だな。」
「しょうがないですよ、満州人が使えるかどうかですからね。」
「この駐屯地でも、満州人は下働きばかりですからね。」と、軍曹がいう。
正直、満州人が使えるか、なんともいえないが・・・
「シナ人や鮮人よりは、マシだと思いたいな。」と、少尉がいう。
「中等学校の生徒らは、使えそうだったぞ。」と、学校へ講話した経験からいう少尉だ。
「でも、食堂で雇った満州人の衛生面の教育は大変だったらしいからな。」と、少尉がいう。
まず、トイレから出て、手を洗わないのだ。
それで、罰金まで捕って、必ず手を洗うように教育したのだったのだ。
日本は日清戦争で銃撃で戦死する兵士より、感染症の病気で死亡する兵隊が多かったのだ。
それほど、シナ大陸は不潔な疫病大陸なのである。
それで、学校教育から衛生面の改善を叩き込んだのだ。
それでも、なかなか手洗い運動が浸透しないのである。
奉天市でも、疫病を防ぐために上水道の整備がすすんでいる。
下水道は、まだまだである。
地方へ行けば、水道なんて無い、井戸水か河の水である。(水質は最低だ。)
ソ連軍やシナの軍閥への防衛軍事費もバカにならない、そこへ更にインフラ予算が・・・
戦車隊員養成学校が開校できただけでも、まだマシのようである。
今野少尉と軍曹が来賓として開校式兼、初年度入校式へ招待されて・・・学校へやってきたのである。
奉天市の郊外にある学校へ隊用の自動車で・・・到着した。
校庭には、八九式戦車が5両、鎮座している。
「ほう、旧式だが5両もあるようだぞ。」と、軍曹が感心しきりだ。
訓練場は、荒れ地や沼地を再現してあるようだ。
「おや、ソ連軍戦車もあるようですよ。」と、T26A型が2両ほど置いてある。
「砲弾は、模擬弾かな・・・まさか、実弾はないだろうが・・・」と、余計な心配の今野君だ。
「おや、隊長。」と、軍曹がバラックを示す。
そこには、「戦車整備工場」と、カンバンだ。
「どうやら、戦車整備学校もあるようですよ。」と、軍曹だ。
「なかなか、満州国もやるではないか。」と、感心する今野少尉だ。
「整備員がいないと、戦車は動かないからな。」と、少尉がいう。
「そうですね、エンジン工学を学んでなければ修理は応用がきかないですから。」と、納得の軍曹だ。
「ソ連のT26A型はガソリン・エンジンですから、ジーゼルとの差も勉強できますな。」と、重ねる。
そこへ、校長とおぼしき人物が・・・・
「あれは、井藤教官!」と、今野少尉だ。
「おう、今野君かっ。」と、教官が・・・
「お久しぶりです、学校では世話になりました。」と、今野君の挨拶だ。
「うむ、まあ、その、なんだ。」「あのころは、オレも若かったからな。」「許せ。」
「いえ、そのおかげで今の本職があるのです。」と、空気を読んだ回答の少尉だ。
「そういってくれると、元気がでそうだよ。」と、顔がほころぶ教官だ。
「もう退役して、お役御免かと・・・思っていたが・・・まだ、そうはいってられんようだしな。」と、教官だ。
なんと、片手には根性棒が・・・懐かしき痛さが・・・なんど、お尻を叩かれたことか・・・
「訓練で泣いて、実戦で笑う日本陸軍精神を叩きこまねばならんようだから・・・」
「まだ、まだ、この根性棒が役にたちそうだわい。」と、根性と描かれた木刀を持った教官である。
思わず、お尻を押さえる今野君だ。
「安心しろ、おまえらの尻は叩かんからな。」と、教官だ。
果たして、日本陸軍の精神を満州国の見習い戦車兵のお尻へ叩き込めるかわからないが・・・
「しかし、教官。」「なんだ。」
「八九式の旧型ですが、5両もよくありましたね。」と、感心しきりの今野君だ。
「あ、あ、やはり、訓練は戦車でないと・・・ダメだからな。」と、井藤教官だ。
「それに、整備員の教育も兼ねるらしいからな。」と、くわえる。
「満州国政府も少しはわかってきたんですね。」と、今野君だ。
「あ、あ、騎馬隊では勝負にならんからな。」と、教官だ。
「そういえば、シナも最近は機関銃が・・・」と、軍曹が・・・
「そのようだな、装甲車部隊も被害が少なくないらしいが・・・」と、心配顔の教官だ。
「モーゼルの新型は装甲車の装甲を抜くらしいですよ。」と、軍曹がいう。
「シナが機関銃などと、オレたちの頃では、想像もつかないな。」と、当時を振り返る教官だ。
「オレ達の頃は単発小銃だったからな。」と、三十年式歩兵銃を懐かしむ教官だ。
「いまは、三八式でも古いですからね。」「米国なんて、マシンガンですからね。」と、今野君だ。
「まあ、満州軍は三八でも最新装備なんだが・・・」と、教官がいう。
「そろそろ、式典が始まりそうだ・・・」と、会場で席へ・・・附く・・・三名だった・・・
「おや、奉天市役所からか。」
「そうか、とうとう開校したんか。」
「おや、隊長どうしたんですか。」と、軍曹が聞く。
「うむ、戦車隊員養成学校の開校だよ。」
「そうですか、やっとですか。」「あ、あ。」
「これで、内地へ帰れますな。」「そうだな、まだ早いが。」
「内地の富士戦車学校の退役教官が赴任してくるとか。」
「そうだよ。」「なら、井藤教官とか・・・」と、軍曹が懐かしそうな顔だ。
「あの、鬼かっ!」と、今野少尉が思い出す。
なんせ、散々に根性棒でお尻を叩かれた思い出しかないからだ。
いまだに、古傷が痛むのだ・・・
まあ、それもイイ思い出だが・・・
「入学する、学生は何人だったかな?」と、少尉が見る・・・
「うむ、初年度は20名か・・・まだ、まだ、だな。」
「しょうがないですよ、満州人が使えるかどうかですからね。」
「この駐屯地でも、満州人は下働きばかりですからね。」と、軍曹がいう。
正直、満州人が使えるか、なんともいえないが・・・
「シナ人や鮮人よりは、マシだと思いたいな。」と、少尉がいう。
「中等学校の生徒らは、使えそうだったぞ。」と、学校へ講話した経験からいう少尉だ。
「でも、食堂で雇った満州人の衛生面の教育は大変だったらしいからな。」と、少尉がいう。
まず、トイレから出て、手を洗わないのだ。
それで、罰金まで捕って、必ず手を洗うように教育したのだったのだ。
日本は日清戦争で銃撃で戦死する兵士より、感染症の病気で死亡する兵隊が多かったのだ。
それほど、シナ大陸は不潔な疫病大陸なのである。
それで、学校教育から衛生面の改善を叩き込んだのだ。
それでも、なかなか手洗い運動が浸透しないのである。
奉天市でも、疫病を防ぐために上水道の整備がすすんでいる。
下水道は、まだまだである。
地方へ行けば、水道なんて無い、井戸水か河の水である。(水質は最低だ。)
ソ連軍やシナの軍閥への防衛軍事費もバカにならない、そこへ更にインフラ予算が・・・
戦車隊員養成学校が開校できただけでも、まだマシのようである。
今野少尉と軍曹が来賓として開校式兼、初年度入校式へ招待されて・・・学校へやってきたのである。
奉天市の郊外にある学校へ隊用の自動車で・・・到着した。
校庭には、八九式戦車が5両、鎮座している。
「ほう、旧式だが5両もあるようだぞ。」と、軍曹が感心しきりだ。
訓練場は、荒れ地や沼地を再現してあるようだ。
「おや、ソ連軍戦車もあるようですよ。」と、T26A型が2両ほど置いてある。
「砲弾は、模擬弾かな・・・まさか、実弾はないだろうが・・・」と、余計な心配の今野君だ。
「おや、隊長。」と、軍曹がバラックを示す。
そこには、「戦車整備工場」と、カンバンだ。
「どうやら、戦車整備学校もあるようですよ。」と、軍曹だ。
「なかなか、満州国もやるではないか。」と、感心する今野少尉だ。
「整備員がいないと、戦車は動かないからな。」と、少尉がいう。
「そうですね、エンジン工学を学んでなければ修理は応用がきかないですから。」と、納得の軍曹だ。
「ソ連のT26A型はガソリン・エンジンですから、ジーゼルとの差も勉強できますな。」と、重ねる。
そこへ、校長とおぼしき人物が・・・・
「あれは、井藤教官!」と、今野少尉だ。
「おう、今野君かっ。」と、教官が・・・
「お久しぶりです、学校では世話になりました。」と、今野君の挨拶だ。
「うむ、まあ、その、なんだ。」「あのころは、オレも若かったからな。」「許せ。」
「いえ、そのおかげで今の本職があるのです。」と、空気を読んだ回答の少尉だ。
「そういってくれると、元気がでそうだよ。」と、顔がほころぶ教官だ。
「もう退役して、お役御免かと・・・思っていたが・・・まだ、そうはいってられんようだしな。」と、教官だ。
なんと、片手には根性棒が・・・懐かしき痛さが・・・なんど、お尻を叩かれたことか・・・
「訓練で泣いて、実戦で笑う日本陸軍精神を叩きこまねばならんようだから・・・」
「まだ、まだ、この根性棒が役にたちそうだわい。」と、根性と描かれた木刀を持った教官である。
思わず、お尻を押さえる今野君だ。
「安心しろ、おまえらの尻は叩かんからな。」と、教官だ。
果たして、日本陸軍の精神を満州国の見習い戦車兵のお尻へ叩き込めるかわからないが・・・
「しかし、教官。」「なんだ。」
「八九式の旧型ですが、5両もよくありましたね。」と、感心しきりの今野君だ。
「あ、あ、やはり、訓練は戦車でないと・・・ダメだからな。」と、井藤教官だ。
「それに、整備員の教育も兼ねるらしいからな。」と、くわえる。
「満州国政府も少しはわかってきたんですね。」と、今野君だ。
「あ、あ、騎馬隊では勝負にならんからな。」と、教官だ。
「そういえば、シナも最近は機関銃が・・・」と、軍曹が・・・
「そのようだな、装甲車部隊も被害が少なくないらしいが・・・」と、心配顔の教官だ。
「モーゼルの新型は装甲車の装甲を抜くらしいですよ。」と、軍曹がいう。
「シナが機関銃などと、オレたちの頃では、想像もつかないな。」と、当時を振り返る教官だ。
「オレ達の頃は単発小銃だったからな。」と、三十年式歩兵銃を懐かしむ教官だ。
「いまは、三八式でも古いですからね。」「米国なんて、マシンガンですからね。」と、今野君だ。
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