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爆発させるのか!!
兵士の命には替えられない。
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「まさかっ、この機体へ爆弾をつむんですかっ。」と、斎藤君は社長へ迫る。
「オレが精魂込めた機体を爆発させるんですか。」と、更にいう。
「オレは、壊すために飛行機は造らないぞ。」と、繰り返す。
なにを言って、いいのかわからない社長だ。
下手に刺激はしたくないからだ。
模型用エンジンといい、双発飛行機模型といい、斎藤君がいないと設計や空力構造がうまくいかないからだ。
模型と実際の飛行機とは違うのだから・・・
実際の飛行機を寸分たがわずに模型にしても、うまくいかないからだ。
社長は陸軍のお墨付きは、どうしても欲しかったのだ。
飛行機をヤル上で、軍とは切っても切れないということを・・・社長は知っていたからだ。
飛行機は金がかかるのだ。
模型飛行機もゴム動力なら安価だが・・・
エンジン模型になると、お年玉を貯めても・・・数年分はかかるからだ。
双発の自動飛行装置付きになると・・・もはや、教材の値段ではないからだ。
仕方なく、社長は陸軍の担当官へ・・・斎藤技師の話を・・・こぼした。
陸軍の模型飛行機担当官は小川少佐だった。
少佐という階級は、海軍なら艦長クラスだ。
つまり、陸軍は双発模型飛行機に、かなりの価値を認めているのだ。
「それなら、オレが話をしましょう。」と、小川少佐が工場まで足をわざわざ運んでくれたのだ。
まあ、会社の雰囲気が見たかったのかもしれないが・・・
「君が、斎藤技師ですか。」
「わたしは、軍の模型飛行機担当の小川といいます。」
「技師の斉藤です。」
ぎこちなく頭をペコリする斎藤君だ。(思ったより、ガキだな。)
とても、エンジンやら機体を造った技師とは思えないが・・・
というのが、小川少佐の感想だった。
まあ、ヒトは見かけにはよらないからね・・・
「陸軍として、爆弾を運んで敵に攻撃する兵器が欲しいんだ。」と、いきなりぶちかます小川少佐だ。
「大砲の弾は、まっすぐにしか飛ばない。」
「しかし、この模型飛行機は、あらかじめ飛ぶコースを決められる。」
「つまり、カーブの向こうへ攻撃ができる。」
「敵への攻撃で、まずは爆弾を降らせられるのだ。」
「兵隊が銃で攻撃する前には、大砲で施設や兵器などを先に攻撃してからだ。」
「でないと、兵士の命が危険にさらされるからだ。」
「まあ、戦争で戦死するのは兵隊の本分だが・・・やはり、死にたくはないものだ。」
「戦争は誰もがやりたくはない、しかしだ。」
「世界で、どこかで戦争があるのだ。」
「他国が攻めてくると戦争になるが、戦争で負けると悲惨だぞ。」
「そうですね。」と、やっと斎藤君が答える。
「君のような技師は敵にとり脅威だ。」
「えっ、そうなんですか。」「そうだ。」
「なぜなら、飛行機を造ってるからだ。」
茫然とする斎藤君だ。
たしかに、そうだ。
「だから、敵に攻撃されないように軍隊があるのだ。」
「そして、軍隊が負ければ、ここに敵が攻めてくるだろう。」
「君も、飛行機など作ってはいられなくなるぞ。」
「それは、イヤですよ。」「しかし、飛行機を爆発させるには抵抗があるんですよ。」
「それは、わかるが・・・戦争にならないようにするには、攻撃用の誘導兵器が必要なんだ。」
「君の模型飛行機が誘導兵器になれば、と思ったんだよ。」
「誘導兵器は、まだ開発されていないのだ。」
それは、確かだ。 誘導爆弾なんて・・・聞いたことがないからだ。
「もし、それがあれば敵は、わが国を恐れて攻撃はしないだろう。」
「わが国へは、船で攻撃するしかないのだ。」まあ、島国だから当然だ。
「なら、攻めてくる敵の船を誘導兵器で攻撃したら・・・」
「確かに、敵のフネは、すべて撃沈できますね。」「それも、我が方の兵隊は見てるだけです。」
と、答える斎藤君だ。
「そんな兵器を持ってる国を、君は攻撃しようと思うか?」
「絶対に、イヤですよ。」と、斎藤君が答えて・・・はたと、気が付いたのだ。
「わかりました、250キロでも500キロでも運べる模型飛行機をつくりますよ。」
と、豪語する斎藤君だ。
「確かに、そんな無双の兵器を持ってる国へ戦争を仕掛けようとする、バカな国はないわな。」と、思う斎藤君だ。
(どうなのだが・・・史実では、日本は勝てない米国へ戦争を仕掛けて・・・ボロボロに・・・山本五十六は真珠湾攻撃なぞ、バカな作戦をしたものだ。)
実際の海軍軍令部の作戦は、フィリピンあたりの地域紛争で終わらせるつもりだったのだが・・・
当時の米国が10なら、日本は1の国力で勝てるわけがない。
日本が大東亜戦争で負けたのは山本五十六のバカな作戦の所為だ。
戦死した者を悪くは言えないのだが・・・一番の戦犯は五十六だぞ!
東条首相では、無いのだ。
まんまと、ルーズベルトの罠に嵌った五十六なのだ。
なんせ、博打が大好きな五十六さんだから・・・
そりゃ、日本と米国との戦争という大博打を打つわいな・・・
乗せられた兵隊は溜まったもんじゃないな。
山本五十六は米国留学組だ。 それで、米国のスパイ説まである。
まあ、そこまでは、なんともいえないが。
日本が大嫌いなルーズベルトだ。
彼のオヤジは日本でキリスト教の布教を・・・しかし、うまくいかなかった。(そのせいかも・・・)
現在でも、日本人にはキリスト教は相性が悪いらしくて、まず信者なんて皆無だ。(0,8パーセント)
そのくせ、クリスマスはやるし、教会で結婚式をやりたがる・・・
まあ、雰囲気だな・・・神父や牧師は、らしいスタイルだからね。
新年は神社で、クリスマスは祝い、葬式は仏式の日本である。
まさに、いいとこ取りの日本なのである。
斎藤技師(まだ、若い18歳だ。)は、兵器の開発者ということで、徴兵はされなかった。
もちろん、裏で小川少佐の画策だ。
斎藤という兵卒より、誘導兵器としての飛行機が有益だからである。
そして、斎藤君も軍事教練より模型飛行機を造ってたほうが・・・いいのだ。
そして、50キロ爆弾搭載の飛行機が完成したのだ。
もちろん、量産型だ。
そして、陸軍の幹部連中へお披露目ということに・・・
「オレが精魂込めた機体を爆発させるんですか。」と、更にいう。
「オレは、壊すために飛行機は造らないぞ。」と、繰り返す。
なにを言って、いいのかわからない社長だ。
下手に刺激はしたくないからだ。
模型用エンジンといい、双発飛行機模型といい、斎藤君がいないと設計や空力構造がうまくいかないからだ。
模型と実際の飛行機とは違うのだから・・・
実際の飛行機を寸分たがわずに模型にしても、うまくいかないからだ。
社長は陸軍のお墨付きは、どうしても欲しかったのだ。
飛行機をヤル上で、軍とは切っても切れないということを・・・社長は知っていたからだ。
飛行機は金がかかるのだ。
模型飛行機もゴム動力なら安価だが・・・
エンジン模型になると、お年玉を貯めても・・・数年分はかかるからだ。
双発の自動飛行装置付きになると・・・もはや、教材の値段ではないからだ。
仕方なく、社長は陸軍の担当官へ・・・斎藤技師の話を・・・こぼした。
陸軍の模型飛行機担当官は小川少佐だった。
少佐という階級は、海軍なら艦長クラスだ。
つまり、陸軍は双発模型飛行機に、かなりの価値を認めているのだ。
「それなら、オレが話をしましょう。」と、小川少佐が工場まで足をわざわざ運んでくれたのだ。
まあ、会社の雰囲気が見たかったのかもしれないが・・・
「君が、斎藤技師ですか。」
「わたしは、軍の模型飛行機担当の小川といいます。」
「技師の斉藤です。」
ぎこちなく頭をペコリする斎藤君だ。(思ったより、ガキだな。)
とても、エンジンやら機体を造った技師とは思えないが・・・
というのが、小川少佐の感想だった。
まあ、ヒトは見かけにはよらないからね・・・
「陸軍として、爆弾を運んで敵に攻撃する兵器が欲しいんだ。」と、いきなりぶちかます小川少佐だ。
「大砲の弾は、まっすぐにしか飛ばない。」
「しかし、この模型飛行機は、あらかじめ飛ぶコースを決められる。」
「つまり、カーブの向こうへ攻撃ができる。」
「敵への攻撃で、まずは爆弾を降らせられるのだ。」
「兵隊が銃で攻撃する前には、大砲で施設や兵器などを先に攻撃してからだ。」
「でないと、兵士の命が危険にさらされるからだ。」
「まあ、戦争で戦死するのは兵隊の本分だが・・・やはり、死にたくはないものだ。」
「戦争は誰もがやりたくはない、しかしだ。」
「世界で、どこかで戦争があるのだ。」
「他国が攻めてくると戦争になるが、戦争で負けると悲惨だぞ。」
「そうですね。」と、やっと斎藤君が答える。
「君のような技師は敵にとり脅威だ。」
「えっ、そうなんですか。」「そうだ。」
「なぜなら、飛行機を造ってるからだ。」
茫然とする斎藤君だ。
たしかに、そうだ。
「だから、敵に攻撃されないように軍隊があるのだ。」
「そして、軍隊が負ければ、ここに敵が攻めてくるだろう。」
「君も、飛行機など作ってはいられなくなるぞ。」
「それは、イヤですよ。」「しかし、飛行機を爆発させるには抵抗があるんですよ。」
「それは、わかるが・・・戦争にならないようにするには、攻撃用の誘導兵器が必要なんだ。」
「君の模型飛行機が誘導兵器になれば、と思ったんだよ。」
「誘導兵器は、まだ開発されていないのだ。」
それは、確かだ。 誘導爆弾なんて・・・聞いたことがないからだ。
「もし、それがあれば敵は、わが国を恐れて攻撃はしないだろう。」
「わが国へは、船で攻撃するしかないのだ。」まあ、島国だから当然だ。
「なら、攻めてくる敵の船を誘導兵器で攻撃したら・・・」
「確かに、敵のフネは、すべて撃沈できますね。」「それも、我が方の兵隊は見てるだけです。」
と、答える斎藤君だ。
「そんな兵器を持ってる国を、君は攻撃しようと思うか?」
「絶対に、イヤですよ。」と、斎藤君が答えて・・・はたと、気が付いたのだ。
「わかりました、250キロでも500キロでも運べる模型飛行機をつくりますよ。」
と、豪語する斎藤君だ。
「確かに、そんな無双の兵器を持ってる国へ戦争を仕掛けようとする、バカな国はないわな。」と、思う斎藤君だ。
(どうなのだが・・・史実では、日本は勝てない米国へ戦争を仕掛けて・・・ボロボロに・・・山本五十六は真珠湾攻撃なぞ、バカな作戦をしたものだ。)
実際の海軍軍令部の作戦は、フィリピンあたりの地域紛争で終わらせるつもりだったのだが・・・
当時の米国が10なら、日本は1の国力で勝てるわけがない。
日本が大東亜戦争で負けたのは山本五十六のバカな作戦の所為だ。
戦死した者を悪くは言えないのだが・・・一番の戦犯は五十六だぞ!
東条首相では、無いのだ。
まんまと、ルーズベルトの罠に嵌った五十六なのだ。
なんせ、博打が大好きな五十六さんだから・・・
そりゃ、日本と米国との戦争という大博打を打つわいな・・・
乗せられた兵隊は溜まったもんじゃないな。
山本五十六は米国留学組だ。 それで、米国のスパイ説まである。
まあ、そこまでは、なんともいえないが。
日本が大嫌いなルーズベルトだ。
彼のオヤジは日本でキリスト教の布教を・・・しかし、うまくいかなかった。(そのせいかも・・・)
現在でも、日本人にはキリスト教は相性が悪いらしくて、まず信者なんて皆無だ。(0,8パーセント)
そのくせ、クリスマスはやるし、教会で結婚式をやりたがる・・・
まあ、雰囲気だな・・・神父や牧師は、らしいスタイルだからね。
新年は神社で、クリスマスは祝い、葬式は仏式の日本である。
まさに、いいとこ取りの日本なのである。
斎藤技師(まだ、若い18歳だ。)は、兵器の開発者ということで、徴兵はされなかった。
もちろん、裏で小川少佐の画策だ。
斎藤という兵卒より、誘導兵器としての飛行機が有益だからである。
そして、斎藤君も軍事教練より模型飛行機を造ってたほうが・・・いいのだ。
そして、50キロ爆弾搭載の飛行機が完成したのだ。
もちろん、量産型だ。
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