大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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人質奪還作戦。

まだ、いたのか。

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 ウイグル少女の人間爆弾の件は終わったかに見えた。 しかし、落ちこぼれがあったのだ。 「シンレイちゃんがいない。」 ウイグル村のアイシャが仕事さきの技官に進言だ。 なんでも、以前に日本軍が爆破したスパイ養成所で、期間の中ほどで別のスパイ養成所へ連れて行かれた娘と母親がいたらしいのだ。 なんで、今頃というなかれ、やっと日本語が使えるようになり、技官に明かしたのだ。 技官は、スパイ養成所はウイグル以外にもあると考えた。 それで、大々的に偵察衛星の画像解析となった。 街中は考えられない。 高精度写真を拡大して画像解析である。 何百枚の衛星写真を数十人で解析する。 1枚観るのに、有に数時間かかるのだ。 あの、ウイグル地区のスパイ養成所と同じ建築物をさがしたのだ。 シナは広大であるから時間もかかるのだ。 ・・・7日後、「あったぞ、これだ。」 技官のひとりが,叫んだ。 まわりに、集まる。 「これだ、どうだ。」 と同じ形の建物を示す。 「ここは、ペキン郊外か。」 「意外と都市に近かったな。」 「どう、助けだす。」 「そうだな、この建物のヒトの出入りを観察してからだ。」 偵察衛星に指令電波が飛ぶ。 はるか宇宙空間で、偵察衛星がロケット噴射だ。 短時間に数発の噴射だ。 地上では、衛星軌道を計算して指示する高速演算機が唸っていた。・・・ここは、総理官邸だ、山田総理に防衛大臣が、「シナのスパイ養成所の件ですが。」 「うむ。」 「あれを使おうかと。」 「あの、ロボットか。」 「なんせ、シナ本土です、万一にも兵が捕縛されては。」 「うむ。」 「失敗ならロボットなら自爆で証拠隠滅できますから。」 「そうだな、兵を死なせるわけにはいかん。」 「死ぬときは日本を守るときだからな。」 人道的なことで、親子を助けるのだ、そのために兵を死なせることはできない。 それに、内心で、ロボット兵器の実戦が・・・ まあ、これは内緒だ。 「作戦は、ロボット兵器で、助け出して海底軍艦のVTOLで・・・」 今回は海底軍艦3番艦だ。 とうとう、活躍するときがきた3番艦だ。 そして、ロボット操縦装置が3番艦のCIC(中央指揮所)に備えられた。 海底軍艦に初めてロボット兵器が搭載されたのである。 そして、操縦者も訓練された。 ロボットはステルスVTOLで運ばれる。 そして、母親と娘を助け出す。 その娘に面識のあるアイシャが3番艦に乗船することとなる。 でないと、間違いがあれば取り返しがつかないからだ。 娘と母親はロボットの背中に乗せて運ぶこととなった。 満州の草原に模擬家屋で、ロボットの訓練だ。 今回は満州スパイやらシナのスパイは使わない。 人間爆弾はシナでは超軍事機密なのだ。 スパイが人間爆弾といったら・・・で粛清されるらしい。 だから、スパイも関わらないのだ。 そして、アイシャに海底軍艦3番艦に乗せることが決定された。 アイシャはウイグル地区の掘削現場から、はるか日本本土の海底軍艦の秘密基地に連れてこられた。 親には、日本本土の仕事(内容は本土の仕事とごまかしたが。)にと了解づみだ。 親に作戦のために雇用なんていえない。 そのために、年俸で親はホクホクだ。 お局士官がアイシャに、「アイシャ、あなたのお友達のシンレイちゃんを助け出すために、あなたの協力が必要です、ぜひに協力してくれるわね。」 アイシャはうなずく。 「それで、今から観るものを秘密にして欲しいの。」 「なんで。」 「そうでないと、シンレイちゃんを助け出せないから。」 満州国の掘削所で、アイシャはお局士官に言われるまま、待っていた。 ん、ん、なんか空からやってくる。 すごい、速度だが、音はあまり聞えない。 いや、だんだん、音も聞える。 「シューーーーーーン。」と空から目の前に海底軍艦3番艦が降り立った。 長さ260メートル、高さ30メートル、幅40メートルくらいのクジラかイルカのバケモノが砂漠に着陸したのだ。 
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