大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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アイシャ固まる

アイシャ(あたいはどうしたら?)

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 アイシャは固まった。 動けない。 前にあるのは何なんでしょう。 きっと、神様のいたずらだ。 アラーの神もマホメット様も、いたずらがお好きなんだ。 側のお局士官の存在も、なにもかも忘れて、固まったアイシャだ。  「アイシャ、アイシャ。」 「え。」 前にマホメット様が、やさしく微笑んでいた。 「アイシャよ、聞くがよい、わしはマホメットじゃ。」 「マホメット様?」 「そうだ。」 「そこで、アイシャよオマエに神託をさずける。」 「え、あたいはできないよ。」 「アイシャよアラーの神のおぼしめしであるぞ。」 アイシャはかしこまる。 「シナに捕らえられたムスリムを助け出すのじゃ。」 「よいか、これはアラーのおぼしめしであるぞよ。」・・・・「アイシャ、アイシャ、どうしたの、だいじょうぶ?」 ふと、眼を覚ました。 「あれ、どうしたんだろ。」 「どうしたん、ボーとして。」 お局士官が尋ねる。 しかし、アイシャは答えなかった。 神託を言ってはいけないと思ったからだ。 そして、アイシャは海底軍艦で日本本土の訓練所へ、そこでロボット兵との連携訓練である。 連れ去られた同胞を助け出すために、必死のアイシャである。 ロボット兵器担当技官が、「ウイグル族はロボット兵器に免疫があるのか、不思議なくらい連携がとれている。」 それを聞いたお局士官は、「アイシャだけの特徴と思いますが、理由ははっきりしません。」 まさか、アラーの神の神託とは言いだせないアイシャだ。 シナのスパイ養成所へのヒトの出入りが大筋につかめた。 建物の間取りは、以前に日本軍が小型核爆弾で破壊した物と同じようだ。 作戦がたてられた、そして秒単位で、細かく計画ができた。 そして、模擬家屋で実戦の訓練だ。 VTOLからロボット兵器が降下する。 そして、赤外線暗視カメラで進む。 レンジャー員とアイシャがVRゴーグルをつけて連携した訓練だ。 人質の母親とスパイ少女にロボット兵器が近づく。 アイシャが、「シンレイちゃん、あたいだよアイシャよ。」 架空の人質の役のお局士官が、「アイシャちゃん、どこにいるの。」 とあたりを見回す。 「ここよ、目の前のロボットから話しているのよ。」 ・・・・そしてアイシャは母子を説得してロボットの背中に乗ってもらう。 ここまでが、大変だ。 もう、30回も訓練してるが、うまくいかない。 どうしても、母親でなく子がアイシャの説得に応じてが無理なのだ。 お芝居ではない、実際に同年齢のJKに架空の役を演技なしでなのだが、うまくいかない。 「仕方がない、両方とも眠りガスを使うか。 そして、ロボットに乗せる訓練だ。」 と、なってしまった。 しかし、現場の状況で作戦は替わるのだ。 そのとき、そのときの的確な判断が作戦の是非につながるのである。 さあ、作戦の実行日が決定された。 海底軍艦3番艦の初の作戦だ。 3番艦の乗員に気合が入った。 アイシャと係りのお局士官が海底軍艦3番艦にレンジャー員と乗り込んだ。 ロボットも予備をいれて搭載だ。 VTOLも最新機種が搭載された。 準備万端だ。 偵察衛星からの情報では、母子の出入りはない。 建物内にいるはずだ。 海底軍艦3番艦の艦長である泉大佐の、「海底軍艦、発進。」 との号令で闇夜の空に飛び出したのである。 シナ近辺でVTOL放出まで、6時間の潜航である。  荒波の日本海の海の中を海底軍艦3番艦は音もなく進んだ。
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