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作戦の詳細
独逸帝国の危機
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ロンメロ将軍が誘拐された。 まさか、軍人なのに、どうして? ウイグル少女のローラも、独逸帝国の英雄のロンメロ将軍の名は知っていた。 「詳細はいえない、いや わからないのだ。」 「まだ、独逸帝国には脅迫状は届いていない。」 「相手もわからない。」 「それで、ロンメロ夫人から、日本軍に応援要請が極秘にあった。」 「追って、出動となれば、作戦を指令する、それまで待機だ。」 情報部の幹部は言うだけ言うと、挨拶もなしに立ち去る。 余程、あわてているようだ。 世界第三位の軍事国家のトップが誘拐されたのだ。 しかし、帝国はダンマリを押し通して、情報は独逸帝国の内政部と日本軍情報部の一部しか知らなかった。 もし、ロンメロ将軍が暗殺でもされると、日本との不可侵条約もあぶない。 日本は独逸帝国との紛争は避けたい。 相手はどこだ、それもわかっていない。 突然、アイシャが動いた。 レンジャーになんか言う。 レンジャーの小隊長が、どこかに出て行った。 しばらくして、情報部の幹部が入ってきた。 「海底軍艦3番艦で、独逸帝国だ。」 「出動はアイシャチームだ、残りは待機。」 そして、皆敬礼する。 答礼をして幹部は退出した。 館内放送で、「30分後、海底軍艦ドックに集合。」 と指令が入る。 「30分で、最終点検だ。」 アイシャは連れのロボットへ向かう。 まるで、ワンコのように懐くロボットだ。 「いいわね。」 とカメラのヘッドをなでる。 相方のレンジャーが、それを見て、「まるで、ワンコだな。」 「え、え、仕込みましたから。」 「期待してるぞ。」 「ガシャリ。」 ロボットが敬礼した。 レンジャーが答礼する。 まるで、頭脳があるかのようだ。 そう、アイシャとの連携訓練で、ロボットの中央演算機が自我に目覚めたらしい。 マッド科学者の須藤博士が解析不能とサジを投げた案件だった。 プログラムではないのだ。 訓練の賜物と言っていいのだ。 最近はアイシャの先を読んで行動するまでになった。 もう、アイシャは離れられないらしい。 うわさでは、部屋まで一緒だとか。 アイシャはシンレイに後を言付ける。 レンジャー隊員とアイシャチームはロボットとモノレールに乗り込んだ。 海底軍艦ドック直通だ。 モノレールはロボット兵器の待機カプセルを兼ねていて、海底軍艦の下腹に収まった。 まだ、詳細はわからないが、アイシャが幹部に進言したのだ。 16歳(12歳が本当だ。)の進言などバカにしがちだが、アイシャの進言は、バカにはできないのだ。 なんせ、神託の少女だ。 ツキとか運のよさをバカにしてはいけない。 以外に侮りがたいのだ。 独逸帝国の総帥府まで、12時間の飛行だ。 海底軍艦3番艦は、高度1万を時速800キロで飛ばした。 海底軍艦3番艦は原子力ではない。 原子炉は重たいのだ。 とても、この巨大な飛行潜水艦を飛ばすのには原子炉では無理だ。 日本の最高の原子炉技術でも不可能だった。 それで、超電導エンジンで飛行する。 はるか上空の衛星工場で無重力鋳造された常温超電導金属を使っている。 ちなみに、ロボット兵器は原子炉で動いている。 超小型核融合炉がセラミックのカプセルで放射能遮断して使われている。 海底軍艦3番艦は、独逸帝国総師府の前の広場にVTOLして着陸する。 (もちろん、着陸許可は事前に取ってある。) すると、ロンメロ夫人が、でかい海底軍艦を見て走ってくる。 泉艦長が応対する。 「おそらくソ連です、ソ連が・・・」とロンメロ夫人。 「わかりました、落ち着いてください。」 「あ、あ、すいません、遠路はるばるありがとう・・・」そして「どうしょう、どうしよう。」とうろたえるロンメロ夫人。 泉艦長は、「大丈夫です、ロンメロ将軍は、必ずや取り返してみせます。」 フローラ(ロンメロ夫人)は、目の前の海底軍艦に気がついた。 日本軍は夫(ロンメロ)の救出に、こんな予想もしない未来兵器まで出してきたのか。 ここで取り乱している場合ではない、初めて観る海底軍艦を恥ずかしそうに見上げるフローラ(ロンメロ夫人)だった。
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