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ソ連諜報員VSロボット兵器
ローラ犬の最期
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真っ暗な闇夜を飛翔するVTOL。 超電導エンジンが静かにペラを廻す。 「シュン、シュン、シュン。」 と空気を切る音だけがシーンとした夜にこだまする。 やがて、ローラのロボット犬が偵察している屋敷に近づく。 離れたところに着陸するVTOLだ。 「カチャ、カシャ、カチャ。」とロボット兵器が動き出した。 レンジャー隊員とアイシャらの連携はカンペキだ。 屋敷は、所々に灯りがついていて、見張りにつごうよく辺りを照らしている。 門番は当然いる。 ロボットのアームから投げナイフだ。 見張りの者、二人の首に正確に命中する。 服装は民間人だが、明らかに兵隊と思われた。 物音ひとつ立てずに、あの世に旅立った。 ナイフは音がしないから強襲隊は、よく使うのだ。 別のロボットは裏口から攻めた。 寝づの番がいたので、これもナイフで強襲だ。 そして、電話線を切る。 電話線は電線とは違い専用の配線だからわかりやすいのだ。 そして、電線も切る。 ロボットは赤外線カメラで暗闇でも行動できる。 ヒトは懐中電灯が必要だ。 とつぜん、屋敷が停電だ。 「どうした。」 「敵か?」 「懐中電灯はどこだ。」 屋敷は混乱している。 そのスキにロンメロ奪還だ。 ロボット兵器は屋敷の奥へと進む。 「おい、なんか、変なヤツがいるぞ。」 「拳銃はどこだ。」 「いや、手榴弾だ。」 あちらこちらで、銃撃戦だ、しかしロボット兵器は拳銃の弾丸なぞ平気だ。 情報が画策して、混乱しているソ連情報部だ。 奥の部屋だ。 ドアの前に見張りが4人もいる。 懐中電灯やマシンガンで警戒している。 間違いなく、ロンメロ監禁の部屋に違いない。 アイシャらのロボット兵器がガンアームで連射だ。 レンジャーが2人、アイシャも2人倒した。 扉をロボット兵器が蹴破る。 「ロンメロ将軍!」 「ん、なんだ、君は機械か。」 イスごと縛られている将軍がいた。 アイシャでもロンメロの顔は見ればわかる。 なんせ、有名人のロンメロだからだ。 「将軍、お助けにあがりました。」 「機械が、しゃべるのか。」 「いま、説明する暇はありません。」 ロボットアームが、縛られている将軍の縄を切り将軍を解放する。 「背中に乗ってください。」 将軍にロボットが背中を向ける。 「わかった、いうとおりにしよう。」 将軍はロボットの背に乗る。 2本のアームが将軍を抱える。 「脱出だ。」 全、ロボットに指令だ。 ・・・・「させるか。」 倒れていた、ひとりの情報員が虫の息ながら手榴弾を投げる。 危うし、ロンメロ将軍。 とても間に合わない! 「ワオーーーン。」 1匹のワンコが手榴弾を空中でくわえる。 そして、投げた情報員に飛びつく。 「ドオオオオオオンンンンン。」 手榴弾が犬の頭ごと、爆発だ。 投げた情報員も巻き添えで倒れる。 アイシャのガンアームが情報員に止めを刺す。 「ローラ。」 アイシャのロボット兵器がローラ犬を抱きかかえる。 もう、犬の頭が無い。 ロボットだから生きてはいないが、ローラとの回線は切れてしまった。 なんせ、犬のロボットだ、爆発物に耐えるまで頑丈には造れないのだ。 しかし、ロンメロは守りきった。 あくまで、サポートに徹したローラ犬は目的を遂げたのだ。
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