大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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博多県、博多市の戦い。

日本国内での内戦。

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 初めての内戦だ。 この妄想戦記は第二次大戦はないのだ。 米国と英国は軍事同盟国なのだ。 そして、独逸帝国とは不可侵条約だ。 敵はシナとソ連である。 (朝鮮はシナの植民地だ、数にも入らない。)  漁船3000隻での侵攻に不意を突かれたのだ。 潜水艦イ号での防衛は隻数が足りなかった。 掃海艇での防衛も武器が足りなかった。(すべての掃海艇に機銃が装備していなかった。) 掃海艇は機雷除去が目的だが、日本は不審船や密航船の摘発目的だった。 つまり、海上保安庁レベルであったのだ。 それが、裏目にでてしまった。 それで、博多沖にシナの漁船(朝鮮兵を乗せた。)が少なからず、たどり着いたのだ。 それは、総理や官邸の誤算だ。 まさか、そこまで・・・つまり、長い平和での誤算なのだ。 満州国やベトナムは地域紛争が多々あり、平和を謳歌していなかった。 例年のごとくシナからのサラミ戦法で領土が侵されて、それに対処していたのだ。 だが、日本国は、そこに応援軍を送っていながら、自国の対処はオザナリだったのだ。 後悔しても、すでにお寿司だ。 後悔したところで、シナ軍は去らないのだ。 「ウッヒッヒ、ざまあみろ、チヨッパリめ、1000年の恨みニダ。」 とシナの朝鮮兵はモーゼル銃を乱射だ。 逃げるだけで、無抵抗な市民は殺されるだけだ。 背中を撃たれて、服を赤く染めて、倒れるだけだ。 対馬艦隊はどうしたんだ。 対馬の空母は・・・ 博多の防衛艦隊は、どうしたんだ。 「現場から、緊急です。」 「こんどは、なんだ?」 「上陸したシナ兵が把握できません。」 「市内に紛れて、逃げる市民とシナ兵が・・・」 訓練不足だ。 イヤ、訓練をしたことが無かった・・・ 海上での駆逐艦や空母での訓練は敵の艦艇を予想したものだった。 漁船3000隻の侵攻なんて、想像だになかったのだ。 シナの人海戦術が勝ったのだ。  艦艇への攻撃はすぐれている日本海軍だが、ウンカのごとく這いまわる3000隻の漁船には無力だったのだ。 イ号潜水艦は72隻しかない。 掃海艇は1000隻といっても、日本の全海岸への配置だ。 博多沖はせいぜい100隻程度だ。 (日本の海岸線は長い、なんと米国より長いのだ。) 軍事偵察衛星での監視といっても、シャンヘイ軍港から3000隻だ。 それに、対処なんて時間がかかるのだ。 掃海艇は、せいぜい30ノットが最高の速度だ。 日本の防衛は、まさに平和ボケのボケ老人であったのだ。 シナの侵攻から、半日が過ぎたころ、やっと切り札であるロボット兵器の投入である。 「レンジャーからアイシャへ。」 「ハイ。」 「シナ兵は、おそらく伝染する病気の危険がある。」 「聞きましたが・・」 「それで、酷なようだが、殲滅が命令だ。」 「わかりました、殲滅します。」 オナゴは生理がある。 だから、血を見ても耐性があるのだ。 だから、看護婦なんだ。 血を見ても耐性があるからだ。 看護夫(オトコ)では、気後れしてしまうからだ。 オトコは血に耐性が無いのだ。(慣れてない。) 機銃掃射で、流血して倒れるヒトに、耐性があるウイグル少女である。 超電導VTOLのハッチから空中に躍り出たロボット兵器の背中で、「みんな、行くわよ、殲滅よ。」 アイシャが指令だ・・・・・
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