大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ

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独逸帝国、新型駆逐艦。

フローラ型1番艦。

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 「この艦を、フローラ級1番艦と命名します。」 フローラが自ら宣言した。 級としたのは、1隻ではないことである。 まあ、戦艦ではない。 大きさは3000トンクラスである。 駆逐艦にしたは、大型艦である。 Uボートは1700トンくらいの小型潜水艦だった。 まあ、定員は50から60人である。 駆逐艦は潜水艦ではない。 それなりの定員が必要である。 シャンパンを割り、艦がスルスルと海へ滑っていき、ジャッパンと波を蹴立てて進水式は無事に終了である。 これから、艤装である。 艤装とは、艦橋や砲塔やレーダーアンテナなどの装備をつけるのである。 推進機関や砲塔下部やボイラーなどは取り付けずみである。 あとから、入らないからである。 日本からブロック工法を導入して、独逸帝国製の駆逐艦、第一号の完成まで、もう少しである。 海軍としては、独逸海軍の立て直しの意味もあるので、自前のフネが欲しかったのだ。 「海軍大臣、艤装が終わるのは?」 とフローラ。 「ハイ、半年で完成するはずです。」 「そう、では、また、そのときにでも・・」 「感謝いたします。」 フローラは、進水した駆逐艦を名残惜しそうに、見ながらクルマへ戻る。 「海軍大学へ。」 と運転手に。 秘書が、あわてて、なんか言おうとするが・・・ 「出して。」 と催促である。 秘書は、車内無線で海軍大学へ連絡する。 いきなりでは、出迎えが・・・ 「フローラ様、海軍大学では?」 「え、え、幹部候補生にカツを入れるためよ。」 やはりか、そうなのか・・・ 海軍大学は航海士や機関長などの幹部を育成するところである。 その幹部の中から副官うあ艦長が育つのである。 日本でいうと、江田島か・・ 場所はキール軍港の端である。 校舎なんて無い。 教官は日本海軍を退官した者から選んで派遣されてくる。 フネは、日本海軍のお古である。 キール軍港はソ連の空爆で壊滅したのだが・・ やっと復興の兆しが観えてきたのである。 プレハブの海軍本部が見える。 空爆の生き残りが住んでいるところだ。 そして、日本の駆逐艦が数隻、浮かんでいる。 それが、独逸帝国艦隊の、すべてなのである。 まあ、大陸国家である、独逸帝国には無双のロンメロ軍団があれば十分なのだが。 独逸帝国の衛星国(フランス、イタリー、etc)に海軍があるので、宗主国が無しでは格好がつかないからである。 フローラを乗せたクルマは海軍大学へ・・ 見ると、教官と学生が並んでいる。 フローラは秘書が開けたドアから赤い絨毯へ・・・ お立ち台にマイクだ。 「本日、うかがったのは他でもなわ、新型駆逐艦が進水したのよ。」 「艤装が終われば、あなたたちのフネよ。」 「それで、そのフネを諸君らが乗りこなせるか、わたくしが1日艦長で・・・」 フローラは学生にハッパをかけにきたのである。 もちろん、1日艦長は飾りである。 つまり、お飾りで乗ってるだけである。 しかし、学生らには修行なのだ。 さっそく、用意が整った。 まあ、事前に教官らには伝えてあるからである。 フローラは、日本海軍のお古である駆逐艦、夕月へ乗り込んだ。 そして、3隻の同型艦が続く。 計4隻の独逸帝国艦隊(4隻しか無い。)が動き出した・・・・・・ 
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