零式輸送機、満州の空を飛ぶ。

ゆみすけ

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ガラパゴス戦闘機の日本軍。

まさに、究極進化した戦闘機だな・・・

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 「日本軍とは・・・絶対に戦ってはならない。」「特に、航空戦では・・・」
肝に銘じたスミス機長だった。
 しかし・・・なんという独自の進化した戦闘機だ。
欧州(フランスやドイツ軍)の戦闘機とは似ても似つかない機体だな・・・
 ここで、スミス君は日本軍の戦闘機の大きな欠点を発見する。
「ところで、トウドウタイチョウ殿。」「ん、なんでも言ってくれたまえ。」
 「この戦闘機の欠点は荒れ地に着陸できないでしょう。」
この、戦闘機は前輪がステーが長いのだ。
 機首から地面までが距離があり・・・機体の前輪が長く細いのだ。
藤堂大佐は・・・驚いた。
 スミス君は・・・侮れないヤツだ。
米軍、侮りがたし!
 単なる操縦士が、これだけの解析眼をもってるのか?
そうなのだ、スミス機長は単なる操縦士ではない。
 米国のペンタゴン(国防総省)がスパイとして送り込んだ、ダクラス社のテスト操縦士なのである。
まあ、アラン君はおまけだな・・・

 満州国の奉天飛行場へ帰ったスミス・アラン両人は練習生の訓練は明日から・・・
そして、宿舎で機密レポートを描いていたのだ。
 日本軍の戦闘機は写真撮影はできなかった。
それで、満州娘のおマンコへ射精、いや写生を・・・
 「おい、アラン。」「ハイ。」
「先端の機関砲は、こんな物かな。」
 「いいえ、もう少し口径は大きかったと・・・」
「しかし、日本軍は20ミリ機関砲かよ・・・」と、アランが驚く。
 当時は、7,7ミリの英国製のルイス機関銃が主力だったのだ。
スイスのエンリコ社が20ミリを試作していたが・・・
 「まさか、スイスのエンリコ20ミリじゃないよな!」と、アランが危機感満載だ。
「まさか、だとしても日本のデッドコピーだろう。」と、想像するスミス君だ。
 現実に日本軍はエリコン社の20ミリを輸入して、ライセンス生産を・・・
しかし、弾道は弧を描いて・・・坂井三郎飛曹長(撃墜王)は、「通称、ションベン弾といって命中精度は良くなかった。」と、感想を述べている。
 それに、弾数が少なくて・・・数秒で撃ち尽くすほどだったという。(100発だったが・・・詰まるから97発が限度。)
 スミス機長が厚木飛行場での藤堂少佐の案内では・・・弾数は聞いたが、はぐらかされてしまったのだ。
実のところ・・・少佐も聞いてなかったのが本音なのだが。
 知らネーなんていえないからね・・・

 「おい、君のヤツを見せてみろ。」と、スミス君だ。
アランが・・・しぶしぶ見せる。
 「なんだ、この絵は・・・」「しょうがないですよ、オレは絵描きじゃないもの。」と、拗ねるアランだ。
ふと、観ると・・・スミス君の戦闘機の絵は・・・それなりだ。
 「機長、なかなかのモノじゃないですか。」
スパイは写真器が無いこともあるから・・・スケッチは正確に描く訓練を受けてるのだ。
 レポートには、米軍機の機銃の事も描いてあるのだ。
7,7ミリルイス機関銃は威力不足、せめて13ミリが6丁が妥当かと思われる。
 なかなか、鋭い指摘のスミス君である。
現実の米軍も13ミリ6丁だったのだ。
 13ミリなら、それなりに弾数を装填できるのだ。
ちなみに、日本軍の戦闘機は20ミリ弾を300発搭載可能だそうだ。(3発連射で100回射撃ができるそうだ。)
 なんせ機首は機関銃しかないからね。
将来的には電波探信儀などのアンテナを内蔵することとなりそうだが・・・
 今の所は・・・機首先端に機関砲、その後ろに弾倉ということだ。
そして、カラ薬莢は機外へ放出はしないのだ。
 日本は資源が潤沢ではないからね・・・
それに、落下して民間人の頭上を万が一にも狙ってはいけないからだ。
 20ミリ機関砲のカラ薬莢は小さくはないのだ。(極太マジックインキくらいはあるぞ。)
さすがに機関砲の弾には再利用できないが・・・カラ薬莢は真鍮という金属で加工しやすく、それなりの需要があるのだ。
 「そうだ、戦闘機の名前を聞くのを忘れたぞ。」と、今更な話である。
それに、ここは満州の奉天だ。
 「まあ、最新鋭の戦闘機と思われるとでも描いておこう。」と、誤魔化したスミス機長であった。

 翌日、練習生らの飛行訓練がはじまった。
はじめは、点検項目を描いた用紙での項目点検訓練からはじまった。
 「まずは、機体の周囲を観察して、目視で異常が無いか確認する。」
「主脚のタイヤの空気圧もだぞ。」
 訓練生らは、いちいちメモを欠かさない。
スミス機長は日本語はダメである。
 コンニチハくらいしかしゃべれない。
それで、訓練生らは英語を理解できる訓練生を選抜したのである。
 スミス機長は、内容を2回繰り返して・・・訓練生が理解できるように配意しているようだ。
DC-3型に誇りをもってるからである。
 壊されたくないからである。
そこは、紳士的なスミス機長なようである。
 「君たちは、本土では何に乗ってたんだ。」と、アラン君だ。
「え、え、と・・・100式輸送機です。」
 「諸元はDC-3ほど搭載量はありませんが、速度が速いです。」
「このDC-3は最高速度は340キロほどだが。」と、アラン君だ。
 「100式は最高で470キロ毎時です。」
「マジかよ・・・」と、アラン君だ。
 「しかし、客席は11名しか・・・」と、訓練生だ。
速度が速ければ搭載量は減るし、旅客機として採算をかんがえれば・・・30名は必要なのである。
 全長を伸ばしたDC-3型は31名の客席を確保することができたのだ。
もちろん、簡易キッチンやトイレの設備もありだ。
 「航続距離は、どうなんだ。」と、アラン君だ。
「そうですね、3000キロくらいです。」と、訓練生が答える。
 「うむ、我がDC-3は2400キロほどだからな。」
「なかなか、100式も侮りがたいな。」と、感心するアラン君だ。
 しかし、輸送機は数があってこそなのだ。
DC-3型は欧州以外ではソ連や日本で生産されて・・・生産数はギネス記録で、まだ破られていないはずだ。
 「おい、アラン。」「・・・」
「しょうもないこと言ってないで、機内の点検項目を指示してやれ。」
 「機長殿、アイサー。」

 訓練生のアキタ君は米軍の点検方式にある意味、感心していた。
日本では、先輩から眼で盗んで覚えるからだ。
 つまり、職人気質なのである。
しかし、しかしだ。
 米国の教え方も・・・悪くはないと思えるのだった。
まず、ビンタが無い。
 鬼より怖い日本陸軍はビンタにはじまり、ビンタで終わるのだ。
でも、海軍よりはマシらしい・・・聞いた話なんだが・・・
 海軍では、ミスをすると・・・尻バットらしい。
入魂と描かれた棍棒で・・・おケツを叩かれるのだ。
 なぜ、おケツかというと・・・まず、怪我をしないからだそうだ。
しかし、痛いことにはかわりはない。
 戦艦陸奥の事故はイジメられた水兵の恨みの自爆テロではないかと・・・ウワサが・・・
火薬庫が爆発して・・・あっという間に轟沈だったそうだ。
 イジメを受けたヤツもイジメてた先輩も・・・海の藻屑だ。
ところが、陸軍は地上の上だ。
 海中へ処分はできない・・・埋めても・・・掘り出すことがカンタンだからね・・・
軍隊だから米軍もイジメはあるだろうが・・・スミス機長は、フリも見えない。
 ダクラス社のテスト操縦士は、かなりの忍耐があるようだ。
まあ、アラン操縦士は連日売春宿へ直行らしいが・・・
 まあ、オレ達(訓練生)も売春宿にはお世話になってるからね・・・
可憐で清楚な満州娘がいなければ・・・速攻で内地へ移動希望だ。
 あの、パイパンおマンコを・・・亀頭をグイとワレメへ押し入れるときの快感は・・・忘れられない・・・
3秒に1回は・・・パイパンおマンコが目の前に浮かぶのだ。
 恥毛が、ジャングルよりは・・・幼女的なパイパンおマンコが亀頭を硬直させるのだ。
野郎が幼女を求めるのは自然の摂理なのである。
 なぜなら、若いオナゴほど元気な子を孕むからである。
野郎は20代の幼女様なオナゴを欲するのだ。
 その、ススキの葉のような割れ目へ自身の凛々に硬直した亀頭をグググッと捻じ込むとき・・・野郎の喜びを感じるからだ。
 こうして、満州娘のパイパンおマンコに毒されたアラン君を筆頭に訓練生らであったのだった・・・ア~メン

 




 
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